がん免疫治療薬のオプジーボが2015年12月に承認され、がん患者には希望の光として注目を浴びています。
そのオプジーボを開発研究した大学教授と製造販売する製薬会社との間で和解が成立しました。
原告は約262億円の支払いを求めていましたが、和解は280億円の支払いで合意したようです。
特許使用料率は2017~23年は6.5%、2024~26年は2.5%で弁護士を通さずに本人が製薬会社と契約を交わしていたようです。
その後、特許使用料率は10%が妥当だということで提訴したようです。
2017~2020年の4年間で差額の3.5%分の約262億円が不足しているということですが、年額にして約65.5億円不足している計算になり、10%の特許使用料で計算すると約200億円になります。
オプジーボの年間薬価は1人約1,090万円かかるので、この特許使用料がどれだけオンされているのか考えると、複雑な思いになります。
本人への報酬、研究開発費も大切ですが、患者が負担を強いられるのは、簡単には喜べない和解になります。
例えば、特許使用料は一時金のみで、5年間は専売できる契約にして、6年目からは多くの製薬会社が製造販売できるようになれば、がん患者の未来が開けるのではないかと思いました。
ちょっと真面目な話でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます