☆つる姫の星の燈火☆

#192 息子からのラブレター *7月15日追記あり

今日は長くなります。

 

一昨日、所用で海外に出張することになった息子が、空港へのアクセスが便利な実家に泊まりに来ました。

ゼロ円世界一周したりなんかしていた、フーテンの頃に取得して以来のパスポートの更新もぎりぎりとなり、チケットの手配をミスったと、笑えないのに面白がっていましたが、久々の海外、結構あたふたしていて、息子も地に足がついたんだなあと、逆に感慨深く思った母。

で、昨日の朝の事、出かける前に、お母さんに手紙を書いた、というんです。

ええ?このタイミング?

これから飛行機に乗るという息子が、手紙をくれるというシチュエーション。

いやだよ~これから飛行機に乗ろうする人から、手紙なんて~~と、冗談を言いましたが。

 

ちょっと前に少し書きましたが、息子は、数ヶ月前から、オンラインでとあるセミナーに参加していました。

これ、宗教でもなんでもないですよ。最近は色々あるのでこれ最初に言っとかないと勘違いされるって、息子も言ってましたが。

毎回宿題があり、その一つに幼少の頃の出来事などを知る必要があるものもあって、私に色々聞いてきたことがありました。

息子の質問を通して、私自身が過去を振り返り考えるきっかけともなり、息子が来るたびに、初めて聞く息子の想いを知ったりして、こんな機会でもなければ持てない、とても貴重な時間を過ごすことができていました。

大人になった息子とこのような話ができる自分が、とても幸せでありがたいことだと、心底感謝しました。

自分自身の事も子育ても、反省ばかりの私でした。

自分を好きになってから死にたいと思うほど、自分に自信を持てないまま生きて来た。

しかし、この数ヶ月の息子とのやり取り、そして、時を同じくして嫁に行った娘とも話す時間が沢山あって、ああ、わたし、報われたな、って想えるようになったところでした。

それで充分、思い残すことはないと思っていたのですが、そんな昨日の朝、大人になり父となり経営者側に立った息子からの手紙。

長い長い手紙、息子はとりあえず自分の声で読み上げてくれました。

小学生の時の息子が一番強烈に覚えている事が、今の息子に影響していると知りました。

息子が小学生の時に、担任に絡んでとある事件があった。

私は担任を支持し、最終的には、保護者側としてたった一人で戦おうとした。

でも結局は、私は仲間を作ることも、一人で戦う事もできなくて、飲み込んでおしまいになった。

その時に息子は、「周りに合わせればいいのに」「僕もいじめられるのに」と思ったそうです。

でも、その後で思ったそうです。

自分の考えを曲げないで、正しいと思ったことを貫くお母さんはかっこいい。

自分の中でお母さんはヒーローだった。誇りに思うと。

あの時に周りに巻き込まれたら、僕は、正しいと思う事を正しいと言えない人間になっていたと思う。

でも、その時にお母さんに声をかけられなかった自分が情けなかったというようなものでした。

 

手紙は続きました。

自分は経営者側として、この先正しいと思った事を一人になっても貫かなければいけない場面も出てくると思うし、Going my wayでみなを引っ張って行きたいと思うが、それを教えてくれたのはお母さん。

その思いを引き継ぐ一方でこれからは、他人軸ではなく自分軸で正しいと思う事を進めていく。

僕がGoing my wayを生きることが、お母さんを肯定することになる。

でも、お母さんを超えようと思っているのは、一人だけで貫くのではなく、仲間を集めて実現していく。

Going my wayからGoing our wayへ。

そしてGoing my wayを生きようとする人を応援できる人になり、それを次の世代につなげたいと。

そう、仲間とともに、これこそが、私が出来なかったこと。そして、本当はやりたかったこと。

息子が引き継いでくれた。

私が高校卒業の時に色紙に書いていた言葉は、なんと

Going my wayだったこと、息子は知ってか知らずか。

意志薄弱の私も、結果50年以上これを通して生きて来たんだわ。

そして、それを息子がいい方向でつないでくれるんだ。

これほどうれしいことがあるでしょうか。

 

息子からのラブレターの締めくくりは、産んでくれてありがとう、でした。

何十年も前に子どもたちからもらったかわいいお手紙は今もとってありますが、この手紙はお棺に入れてもらいます。

何度も言いますが、息子はマザコンでもないし、私も子どもに依存していませんので、ご承知とは思いますが、繰り返し書いておきます。

もう、母親として思い残すことは何もない。

そこに小さな必要な嘘や飾りがあったとしても。

息子や私がそれで前を向いて行けるなら。

娘との事は長くなるので今日は書きませんが、「お母さんは本当に強い人だとおもった」といわれた。

いやいや、子どもたちが言ってくれるほど、私はかっこいいヒーローでもないし強くもない。

でもこれからだって遅くないよね。

年を重ねてますます強いヒーローになりたいものですが、正直に言います。

私はいまだに私だけのヒーローを探していて、本気で白馬の王子様を待っています。

まあ、それはきっと「お迎え」のお馬さんになるでしょうけども。

死ぬときは一番会いたい人が迎えに来てくれるそうです。

そう思って生きれば願いはかなう。

後ね、ロッキーとこたろうも一緒に迎えに来てほしい。わんこの天国から。

だから、こたろうより長生きするのが、残されたお役目。

こんな写真が出て来た。

一番かわいいのが息子と娘です。

・・・・

 

今日の言葉に変えて、今一度、私の人生を変えたこの曲、シェアします。

The Greatest Love of All - グレーテスト・ラブ・オブ・オール - Lyrics - 日本語訳詞 - Japanese translation - George Benson (youtube.com)

この歌に40年前に救われました。

そして、この40年生きて来て、なんと今の状況、想いにシンクロした内容なんだろうと感じます。

最期のおみおくりの歌は、この歌でいいかな。

終活の一環、メモしとこ。

 

おまけの灯明、じゃなくて豆苗

青臭くてあんまり好きじゃなかったけど、安いし栄養もあるし。

ただ、炒めすぎると、年寄りは歯に挟まる。

二回目。朝晩お水を換えて育てていますが、二回目は細くなるよね。

 

ご訪問いただきありがとうございます。

感謝をこめて

つる姫

*追記ですが、息子は無事に現地に到着。チケット手配ミスって、滞在およそ24時間で弾丸帰国中^^;

 らしいっちゃらしいです。

 15日のブログは諸事情によりお休みしますね。


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

コメント一覧

つる姫
美子様

その歌、今聴きながらお返事書いています。
内容は日本語で読みました。
義理の娘さんを思って作られた曲なんですね。
言葉よりなにより、見守って抱きしめる、それだけでよかったのでしょう。
私はとやかくうるさい親でした。
今さらですが^^;
素敵な曲を教えてくださりありがとうございます。
美子バージョン、きいてみたいなあ。

素敵な一日を♪
YoshicoHino
泣けた~
今日は、イヴ・デュテイユの「子供を抱いて」を歌ってこよう!
つる姫
ぽんたんさん

いえいえ、謙遜ではなく、子どもたちが反面教師にしていた部分も多いかと思います。
すべては、子どもの中で培われたもの。
私は預かって送り出しただけ。

悩ましい・・・
ワンコでもお迎えでしょうか?
気になる。

この2.3日クーラー要らずですが、また暑さが戻ってきそう。
ぽんたんさんもご自愛くださいね。
ぽんたん
おはようございます、つる姫さん(^^)

息子さん、娘さん、つる姫さんのDNA
と教えしっかり身につけてますね。
どうしたらそんな素敵な子ども達に育つのか(^^;;
親の背中の出来なんでしょうね(^^)
飛行機も大丈夫ですよ‼️

来週、高齢者施設の慰問に行かせて
いただきます。総立ちに出来ればと(^_−)−☆

と、そんななか悩ましいラインが、
どうしようσ(^_^;)

そろそろ夏ですね。
つる姫さん、こたろう君
体調にはお気をつけて🐶😃
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