☆つる姫の星の燈火☆

#1939 考え方、立場の違いですが

今もなお続いてはいますが、今回の大雨による被害は広範囲に広がっているようです。

実家の方も、道路や崖が崩れたりして、交通も遮断され、復旧には時間がかかるようですが、それでなくても不便な田舎。

皆さんの生活がとても心配です。

今回、実家の辺りが被害に遭った事で、これまでの私の意識も少し変わりました。

まず一番身近で感じたことは、何か大変な事が起こっている時の当事者のみなさんたちへの忖度ということ。

避難を促されながら自宅避難を選ぶ。それは個人の意思ですから仕方のない事かも知れません。

しかし、自宅待機しつつサッカーに熱中してネットにあげて盛り上がる。

それは勝手ですが、そんな事態下ではネットにあげる事を控えるとか、そういう思いやりみたいなものはないのでしょうか。

申し訳ないですが、そんなものが目に入って、私はがっかりしました。

私は連絡の取れる現地の友達などにお見舞いのメールをしたりしました。

その知り合いにも連絡しようと思っていたのですが、それをみてやめました。

個人の考え方の違いですし、世の中すべての事を忖度していたら何も言えませんが、時と場合によっては言動を慎む思いやりのある人が多い世の中で会ってほしいです。昨日中継のカメラに映った人たちの行動の話をしましたよね。

災害などの被害の当事者ではありませんでしたが、実家の皆さんに想いを馳せていた私には、本当にがっかりする出来事でした。

そんな事を云々いう私の方が、感覚がおかしいのでしょうか。

世界は広い。必ず毎日どこかで不幸な事が起こっているのですから。

 

また、聞いた話では、避難を促されても高齢者がいるので無理、さらに一人一枚ずつ毛布を用意して避難してほしい、という対応に不満を持った皆さんもおられたらしいです。

確かに、身体を動かすのが不自由な人たちにとっては、避難すること自体が危険ですし、以前避難しようと外に出て亡くなった方もおおられます。

避難指示のタイミング、場所なども様々でしょうが、いくら言っても頑として避難しない方もいるようです。

それぞれの地区の危機管理は大切ですが、田舎の方では村人が消防団員だったりして、その辺のプロではなく、何事かあった時にうまく対応ができるかという問題もあると思います。助けに行った人が亡くなるという危険もあります。

早いうちに安全に避難すること、孤立しない事が大切だと思いますが、あえて自宅待機を選ぶ人もいるんです。

これまでは大丈夫だった、、とかいうものはもう通用しません。

しかし、これもその方たちの考え方で、どうにもなりません。

田んぼや川の様子を見に行くな、といっても必ず見に行って亡くなる方がおられます。

気持ちはわかりますが、本当にやめてほしいです。

実は私の父も、大雨などの時に危険な状態になってからうろうろする人だったので、家族がどれだけ心配したか。

とりあえず、流されないで今も存命しておりますが。

 

自然には逆らえないけれど、人間には知恵があり、思いやりという心もある。

このような事があるたび、きちんと向き合って考えなくてはいけないと思います。

かつて経験したことの内容な、かつてなかったような災害が、今では頻繁に起こっているのです。

生きている限りその時その時を楽しむことはとても大事ですが、誰もが必ず持っているはずの思いやりの気持ちを表せればいいな、と思いました。

 

今日書いた事は、これこそが自己中な言い方かもしれません。

私だって昨日はカープの試合を観て、5ホームランに歓喜していましたから。

赤の他人の不幸にいちいち心を痛めろとは言いませんが、誰もが目に触れる事の出来るところで発信する人には、もう少しだけ人の感情を斟酌なり忖度してほしいと感じた、当事者に近い物を持つ身の発言です。

有名人の方が被災地に対する思いやりの言葉をつぶやくのは決して好感度を上げたい人たちばかりではないと思います。

特にそのような体験や身近な人が被災されたような方たちは心底から発言しているはずです。

言葉って、大切です。ひとことあるかないかで、気持ちが違います。

実家の近くの写真です。写真で見ると大したことには思えないかも知れませんが、これだけの規模でも間近にみると足がすくみますよ。

他人事ではなく昨夜は東京でも地震がありました。震度3との事でしたが、ことのほか大きく感じました。

震度3でこれだけ揺れるんだ・・・と改めて怖いな、と思いました。

どこで何が起こるかわからないです。

 

実際いまの私は、自分の体調にいっぱいいっぱいなのに、人の心配が出来るってのは、案外幸せな事なのかも知れませんね。

今日もそれなりにがんばります。

 

私は思いやりのない人は大嫌いです。

そういう感覚がわからない人とも付き合えません。自分が傷つきます。

逆にそういう人が羨ましいと思う事もありますが、一生そんな人にはなれません。

今回、私の実家の方が被災しているという事で、連絡をくれた友人が何人かいました。

本当に有り難い気持ちです。しっかりと受け止めました。

こころからありがとう。

 

感謝をこめて

つる姫

(ブログ開設から 2547日)


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

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