☆つる姫の星の燈火☆

詩の世界

先日記事にさせていただいた「先生」の随筆を読んで、何十年ぶりかに詩を読んでみようとおもったつる姫。

近くの図書館で北原白秋を探したのですが見当たらなく

たまたま在ったゲーテとヘッセの詩集を借りて読んでおります。

高校の時は、数多くの海外の詩人の詩を読んだような記憶があるのですが

その時には感じなかったことを、いま感じています。

それは「和訳」してあるという事。

もちろん私なんぞに原文を読み取る力などない事はわかっているのです。

詩に限らず、最近は外国の作者の作品をほとんど読まなくなっている私。

最近読んだのは1年半ほど前の「嵐が丘」です(爆)いまさらか~~~っ。

かの有名なバルテュスの絵を観に行って、私には彼の絵が全く理解できず

もやもやして帰ってきました。しかし、転んでタダで起きるのが嫌いな私は

彼が名作嵐が丘の挿絵を描いていた事を思い出し、その本を買って読んだんです。

しか~し、嵐が丘も、なぜにこれが名作なのかと思うようなストーリー。

どこにも救いのないように見える、おどろおどろしい愛憎劇。。

よい子には読んでほしくない本だと思った訳で(爆)

 

話が逸れたけど

今、ゲーテやヘッセを読んでいて、日本語に訳された言葉をみて

作者はこの言葉を伝えたかったのだろうか、という方に頭が行ってしまう。

不思議な事です。言葉ってなんで国によって違うんだろう(笑)

とはいえ詩の世界はすばらしい。

「ことば」の持つ力。

同じ言葉に触れても人それぞれ感じ方は違うのだろうと思いますが

脳の眠っていた部分をツンツンつつかれるような感覚です。

そして、ともすれば引き籠りになりそうだった高校時代へ、記憶が戻るのです。

そう言えば、あの頃キェルケゴールに嵌った事もある。

変なやつでした、わたし(汗)

 

そして、もう何十年も忘れ去られた感覚・・「恋」 

そう「恋」の感覚が甦るような気がします。

それは、私が数年前初めて「シャンソン」をライブで聴いた時の感覚に似ています。

詩とシャンソンがどうつながっているのかわかりませんが

忘れていた何かの感情を思い出させてくれるような。

シャンソンを聞いたとき「あ~恋がしたい」と思ったものです(爆)

もっと素直に人を好きになってもよかったんだな~と、何十年もの後悔を思いました(謎)

 

よい子の皆さんは、若いうちに素敵な恋を沢山しましょう。

オバサンの私は鯉で盛り上がるくらいです。

 

はまると嵌りまくるつる姫。しばらくは詩に嵌りそうです。

そして、「言葉」「言語」の大切さを、アメリカ留学以来30年ぶりにしみじみと感じるこの頃。

美しい言葉を使わなきゃあな~と思いました。

 

このところ朝起きると鶯の声が聞こえます。

6時半から7時過ぎ位まで裏の空き地のどれかの木にとまって

ホケキョ、キョキェキョ、ピヨピヨ、ホケホケ、ケキョケ・・・

色んな声で♪

彼らもその声で何かを伝えているのでしょうね。

愛の詩を歌っているのでしょうか。

しかしあの鶯というのは、決して美しい鳥ではないですね。

めっちゃちょろちょろするし、鶯色と申しますが、華やかな感じの鳥ではないです。

梅にはメジロ、と言った方が絵になりそう。

取り込み画像です。さすがに鶯は撮影できたことはないです。

 

昨日は汗ばむくらいでしたが、今日の東京はまたも曇り空。

寒ももどるとか。

ご自愛ください。

ありがとう

つる姫


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

コメント一覧

つる姫
Yoshicoさま
そうですか。
愛の賛歌。。
愛は参加するもの。
愛は酸化するもの。
同音異義語にしてみても、意味が違いますね(爆)
すいません。
文化の違いとかもありますから
「かまど」と訳されたものが何なのか、などと
考えてしまうんです。
たとえばご飯を炊くかまどと
ピザを焼くかまどはちがいますでしょ?

生のシャンソンを聴きたいです~~~。
ワイングラスを傾けながら


Yoshico Hino
http://dimples.main.jp/
翻訳音楽を中心に歌ってる身、訳詞によってまったく違った曲になると実感しています。
「愛の讃歌」などは最たるもの。

恋の歌を歌って疑似体験しているからか、現実ではとんと恋とはとほくなりにけり~~~っ(^^;
つる姫
ブライトあいさん
翻訳に関わられていたのですか。
私は翻訳家になりたかったこともあるんです(自爆)
この(かっこ)を使うのも最近の事ですよね(笑)
古い時代からの言葉を大切に残したいな、と思います。
時代小説を読んでいると、日本語の美しさに鳥肌が立つこともあります。それは作者の年代だったり、その人の感性だったりもすると思いますが。
本の出版などをしてしまった後の祭りですが
言葉、というものをより一層大切にしようと思った私。
こうして毎日ブログから発信していることもありますし
時代の流れはあっても、美しいものは失われて欲しくないですね。
ブライトあい
美しい日本語
10年ぐらい前でしょうかミクシィを始め、
長年ぶりで日本で使われている日常語を
目にした時に、あまりにも変化した日本語に
戸惑い、残念な変化だなって思ったものです。

翻訳に関わっていた時期もあるので、
言葉の意味合いや使い方が気になったり(笑
時代の流れに沿った使われ方なのでしょうが
古い時代の者なので気になります。

若手で、日本人の歌手でありながら、外人のような
日本語発音で歌われる方もいるんですね。
あれはファッションなのかな?

和訳された書物、特に詩は翻訳者の技量が
大きく問われますね。
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