もう何年も前の息子とワンコの写真ですが、実家の裏を流れる小さな川です。
後ろにみえる草むらは山。
多分この地形が蛍の幼虫の育つ環境に良いのでしょう。
また、ここには、蛍の幼虫のえさになる「かわにな」も沢山いて
とって帰ると、父が酒のつまみにしていました。
このかわになも、きれいな川にしかいないらしいですね。
私たちは「はえ」と呼んでいましたが、「はや」という魚が沢山泳いでいて
網を持って川に入って漁をしたものです。
ただし、この魚は食べれないので遊んだあとは川に逃がしていました。
大人になってから、実家の弟が食ってみようといい始めて、七輪で焼いて食べてみましたが
小骨ばかりで美味しくなかったです
今でもこの魚は、川を上流から下流下流から上流に群れをなして泳いでいます。
時々でっかいのがいます。
これを私たちは「あかもち」と呼んでいましたが
正式な名前は知りません。
タオルの両端を友達と二人で持って、沢山の稚魚をすくいあげたり
写真にみえる草むらの下流に網をかまえ、足で草むらの下をばしゃばしゃすると
潜んでいる魚が出てきて網に入るんです。
獲ったど~~~!
たまに、蛇が泳いでくると大騒ぎで逃げ出したものです。
蛇じゃ~~~~~!!
そうそう、その頃は蛇を指さすと指が腐ると言って
蛇を見ると指を隠したものですが、皆さんはそんな迷信しってます?
濡れた「ゴムぞうり」*をキュッキュッと鳴らしながら陸に上がると *ビーチサンダル
農家の方にいただいたトウモロコシやすいかのおやつ。
農家の友達の家に遊びに行くと、おやつはトマト。
この畑で真っ赤に熟れたトマトの味は最高なんです。
お盆には山の上にあるお墓に上ります。
行く途中に必ずと言っていいほど蛇がいる場所があって、そこだけは走って通り過ぎます。
お供えや水を持って、急で石ころだらけの坂道を登るのは大変でした。
お墓で転んだら死ぬ、と言われた後弟が転んで本気で心配した記憶もあります。
そういえば、東京に来て初めて「迎え火送り火」をしましたが
焼けた後の火の上を飛ぶ、という不思議な光景に驚いたものです。
ちなみに、田舎は8月のお盆です。
家族で車に乗って見に行く花火大会。
帰りの車の中から真っ暗な田んぼを見ると蛍が飛んでいて、その上の空には満天の星。
車を降りて家に入る前に空を見ていると、一つや二つの流れ星は普通に見ることが出来ました。
原爆の日か終戦記念日の登校日に、
川で泳いですでに真っ黒になった同級生と会うのが楽しみでした。
遠い町に住むおばあちゃんの所に一人で泊りに行って
デパートに連れて行ってもらったり、少し遠出してロープウエイにのせてもらったり。
引っ越していった友達の家に泊まりに行って、初めての映画を観に出かけたり。
川で泳いでいて溺れそうになったり
生きていてよかったです。
塾のない田舎の夏休みは
絵日記に書くことで困った記憶がありません。
いまどきのお子さんは、どんな夏休みを過ごすのかな?
皆さんの楽しい夏休みの思い出はどんなものかな。
今日は午後?雨の予報です。
素敵な一日をお過ごしください。
つる姫
この辺はちょうど踝あたりまでの深さですが、ワンコの足は短いのでお腹が濡れます。
川も時も休むことなく流れ、
今では子どもたちももう川遊びはしないでしょう。
故郷の思い出は、川の流れる音とともに