☆つる姫の星の燈火☆

なつやすみ

 

 

もう何年も前の息子とワンコの写真ですが、実家の裏を流れる小さな川です。

後ろにみえる草むらは山。

多分この地形が蛍の幼虫の育つ環境に良いのでしょう。

また、ここには、蛍の幼虫のえさになる「かわにな」も沢山いて

とって帰ると、父が酒のつまみにしていました。

このかわになも、きれいな川にしかいないらしいですね。

 

私たちは「はえ」と呼んでいましたが、「はや」という魚が沢山泳いでいて

網を持って川に入って漁をしたものです。

ただし、この魚は食べれないので遊んだあとは川に逃がしていました。

大人になってから、実家の弟が食ってみようといい始めて、七輪で焼いて食べてみましたが

小骨ばかりで美味しくなかったです

今でもこの魚は、川を上流から下流下流から上流に群れをなして泳いでいます。

時々でっかいのがいます。

これを私たちは「あかもち」と呼んでいましたが

正式な名前は知りません。

 

タオルの両端を友達と二人で持って、沢山の稚魚をすくいあげたり

写真にみえる草むらの下流に網をかまえ、足で草むらの下をばしゃばしゃすると

潜んでいる魚が出てきて網に入るんです。

獲ったど~~~!

たまに、蛇が泳いでくると大騒ぎで逃げ出したものです。

蛇じゃ~~~~~!!

そうそう、その頃は蛇を指さすと指が腐ると言って

蛇を見ると指を隠したものですが、皆さんはそんな迷信しってます?

 

濡れた「ゴムぞうり」*をキュッキュッと鳴らしながら陸に上がると     *ビーチサンダル 

農家の方にいただいたトウモロコシやすいかのおやつ。

 

農家の友達の家に遊びに行くと、おやつはトマト。

この畑で真っ赤に熟れたトマトの味は最高なんです。

 

お盆には山の上にあるお墓に上ります。

行く途中に必ずと言っていいほど蛇がいる場所があって、そこだけは走って通り過ぎます。

お供えや水を持って、急で石ころだらけの坂道を登るのは大変でした。

お墓で転んだら死ぬ、と言われた後弟が転んで本気で心配した記憶もあります。

 

そういえば、東京に来て初めて「迎え火送り火」をしましたが

焼けた後の火の上を飛ぶ、という不思議な光景に驚いたものです。

 

ちなみに、田舎は8月のお盆です。

 

家族で車に乗って見に行く花火大会。

帰りの車の中から真っ暗な田んぼを見ると蛍が飛んでいて、その上の空には満天の星。

車を降りて家に入る前に空を見ていると、一つや二つの流れ星は普通に見ることが出来ました。

 

原爆の日か終戦記念日の登校日に、

川で泳いですでに真っ黒になった同級生と会うのが楽しみでした。

 

遠い町に住むおばあちゃんの所に一人で泊りに行って

デパートに連れて行ってもらったり、少し遠出してロープウエイにのせてもらったり。

引っ越していった友達の家に泊まりに行って、初めての映画を観に出かけたり。

川で泳いでいて溺れそうになったり

 

生きていてよかったです。

 

塾のない田舎の夏休みは

絵日記に書くことで困った記憶がありません。

 

いまどきのお子さんは、どんな夏休みを過ごすのかな?

皆さんの楽しい夏休みの思い出はどんなものかな。

 

 

今日は午後?雨の予報です。

 

素敵な一日をお過ごしください。

つる姫

 

              この辺はちょうど踝あたりまでの深さですが、ワンコの足は短いのでお腹が濡れます。

 

 

 

 川も時も休むことなく流れ、

今では子どもたちももう川遊びはしないでしょう。

故郷の思い出は、川の流れる音とともに


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

コメント一覧

つる姫
るみこさん
はい。
しかし、森は手入れが行き届かず荒れてきています。
高齢化も進みかなり住みにくい状況ではあります。
弟は買い物難民の皆さんのために、半ばボランティアで配達の仕事も請け負っています。
そこで生きていく人は大変です。

でも、便利と引き換えになくしたものも
ここにはまだたくさん残っているのではないかと。
るみこ
新幹線路線は随分早くて便利ですね。

新幹線駅からの行き来が大変でしょうが
不便だからこそ昔の姿や自然が保存されているという
利点もあるのでしょうね。
つる姫
るみこさん
今は早い便で3時間20分です。
開通したころはちょうど5時間かかってましたから
ずいぶん早くなりました!
福山から実家までの方が大変
るみこ
福山から東京まで新幹線で何時間ぐらいかかりますか?
つる姫
テバネさん
あら?亡くなったの??・・・・
つる姫
天道虫さん
広島は遠いですから、東京から行くのはちょっと大変ですが、この田舎のお蔭で子どもたちには自然と親しむ機会を作ってあげられてよかったです。

確かに確かに。田舎は不便だし・・
虫が沢山いるのが嫌で離婚した方もおられますし(汗)
天道虫さんには宝庫だと思いますが
慣れない人には耐えられないのでしょうね。

私は、東京のゴキブリには一生耐えられませんけど。
テバネ
ワシは、ウサギじゃなくて、鶏だった(笑)
はい、今月末に四十九日で帰ります、帰りたくないけど(涙)
天道虫
素晴らしい環境に育ったのですね。うらやましいです。
私は、母が埼玉の山奥、父が信州の伊那に田舎があったので、小学生時代の夏休みは両方の田舎をかわりばんこにいっていました。だから田舎大好き人間です。
今も田舎に住みたいと思っているのですが、かみさんがいやがっています。まあ病気になるとたいへんですから・・・
しかたないですね。
つる姫
るみこさん
この川、もっと狭かったのですが
だいぶ前の大雨で「氾濫」してから護岸工事をして
広くなったのです。
でも、息子の立ってる辺りはそのままだから
蛍の幼虫が育つのでしょうね。
この川にはいろんな思い出があります。

広島だったからか、小学校の時には
戦争の話をよく聞かされていました。
今でもそうなのかは、知りません。
教育もあの頃とはすっかり変わってしまったようです。

この山の上に、通った小学校があります。
次の帰省のときには行ってみようと思っています。
城山公園というところがあって
かつて、小さなお城があった山です。

つる姫
テバネさん
登校日とウサギの当番ですよね~。

天満屋は、お子様ランチとソフトクリーム。
屋上に乗り物もありましたよね。
福山のお婆ちゃん、今98になって
あっちの世界に行ったり戻ったり。

田舎はよいです。

テバネさんもまた帰省してください。
るみこ
水が澄みきってますね
お家のすぐ裏をこんな澄み切った小川が流れてるなんて
とても豊かな生活環境ですね。

そう、蛍の幼虫が育つ川はとても澄んでいるのよね。

蛇を指差したら・・・あはは、それ知ってるわ。

原爆の日か終戦記念日の日に登校と言うのは
初めて知りました。もしかして、広島だから???

つる姫さんは懐かしく思い出す素敵な夏の思い出が
たくさんあるのですね。いいですね~☆
テバネ
確かに8月15日と原爆投下された日は登校日だった。
今もかな~
東京は確か登校日なんて無かったような気がするな~。

「はや」は臭みがありますね。鮎釣りの時に邪魔なヤツです。

私も天満屋で五目ソバを食べさせてもらうのが楽しみでした(自爆)

ん~やっぱ、田舎はいいな~
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