「チャレンジ33」

日々の生活で感じたことを綴っています。

「くもわの公式」

2021年06月28日 | 中学校数学

6月28日(月)

「きはじ」の公式に引き続いて「くもわ」の公式です。

覚え方は、雲の下の桃の輪と覚えます。

(雲の下に、桃の輪っかがある)

比べる量ともとになる量が、何になるかがポイントで、

意味をよく考えて使う必要があります。

こころをゆさぶる算数の授業を目指しての、前田正秀先生のweb掲載の通り、

もとになる量と、比べる量が何かが分からないと、公式は使えません。

例えば、若い臨時教師の先生に、

『5人のうち2人は男です。男の割合は?』という問題の『比べる量って何』?

という質問で、その先生は「『5人です』。。。よね?」と答えたという。

ハズレである。

比べる量ともとになる量を的確に掴まなければならない。


「きはじの公式」

2021年06月19日 | 中学校数学

6月19日(土)

 中学校1年生で、文字の式が出てきます。

小学校の時に習っているのですが、

忘れている生徒が多いので、再度確認をします。

今日はそのための、写真教材です。

(1)(写真1)これは、どこで撮った写真でしょう?

   いつも通学している所なので、すぐに全員が正解でしょう。

(2)(写真2)何をしているところでしょう?

   これは、難問です。(秋の写真だと良かったのですが)

   ・・・正解は、落ちる葉っぱの枚数を数えているところです。

(3)写真3を見せる。

   写真2の理由を説明する。

   横棒が、分数の括線で、分数の形に表すことを確認する。

   (今後学習する分数の1次方程式に対応できるから)

(4)写真4を見せる。

   これだと、確実に脳に残るでしょう。

(写真1)

(写真2)

(写真3)

(写真4)

 


「負の数✖️負の数=正の数」 乗法の導入授業

2021年05月15日 | 中学校数学

5月15日(土)

 負の数は、長い間「正式な数」として認められていませんでした。

負の数を初めて「正式な数」として認識したのはインド人だと考えられています。

 ヨーロッパでも、負の数は「正式な数」として認められていませんでした。

例えば、12~13世紀のイタリア生まれの数学者フィボナッチは、

負債を表す場合だけ、負の数を認めましたが、

当時のヨーロッパの学者の大部分は、負の数を「うその数」と呼んだと言われています。

 17世紀になって、フランスのルネ・デカルトが数直線上に数を目盛り、0を基準として、

それぞれ反対方向に、正の数、負の数をとることによって、初めて負の数は正の数と

全く同一の地位を得るに至りました。

 しかし、19世紀になっても、負の数の扱いに悩んだ人がいます。

それがフランスの小説家スタンダールです。スタンダールは自叙伝の中で、

「私は、数学では偽善は不可能であり、少年らしい単純さから、数学が応用されるすべての

科学はみなそうだと思っていた。

 しかし、どうして(ー)×(ー)=(+)になるのか、誰も説明できないことが

わかったとき、どうしたらよいだろうか。・・・・・マイナスの量をある人の借金と

考えたとき、1万フランの借金に500フランの借金をかけて、それがどうして

500万フランの財産を持つことになるのか」

という文章を残しています。

(オモシロ数学史 上垣 渉 編著 より)

 さて、中学1年生への授業での説明です。

私の年齢と、髪の毛の量を考えて、次の導入が生徒への定着が一番良いと考えました。

以下にそのプリントを掲載します。空白の部分は、学校名や個人名です。

 5月17日(月)

授業をしてみたら、生徒の反応は良かった。

教科書の本読みをして、規則をみつけてする方法よりも分かりやすくて、

良い。生徒もよく分かったと言う子が多かった。

後は、定着をさせること。


「二次方程式の解の公式」の覚え方

2021年01月16日 | 中学校数学

1月16日(土) 

 二次方程式の解の公式です。

中学3年生の1学期に学習します。

インターネットで覚え方を探したのですが、

良いものが見つからず、自分で作ってみました。

美術科の先生に絵を書いてもらいました。

語呂合わせで、場面を考えて視覚的に覚えます。

低学力の子供には、遊びの要素を入れて学習した方が

効率が上がります。

如何でしょうか?