Pixysのポジティブライフ

困難に立ち向かうアラフィフの日常
働いて働いて働いて働いて、たまに旅に出る

ダンスな一日

2007-01-14 23:45:27 | 舞台やダンスの話
「大切なおともだちイベント」・・・それが今回のダンスイベントのテーマだった。お友達か~!子供はここでいっぱいお友達が出来たようである。今まであまり話をしなかった子とも、本番では仲良くなる事ができる。一緒の舞台に立つだけなのに不思議だな。それが一番のコミュニケーションになる。
学校のお利口さん友達とも違う、学童の悪がき仲間とも違う、何かに心を一つに取り組める仲間があるという事は特別幸せなことだ。
特にうちの子は、大人と真剣に付き合うことが好きだ。

今日はもちろんダンス出演で行ったのだけど、行ってみればダンス講習の助手やMCのお手伝いなど、予定外の出演が相次ぎ、当然打ち合わせだらけで、私のそばになんか殆んどいない。現場では、彼にはもう母親は必要ないようだ。・・となると、東京まで連れて行って、何時間もただ待ち続けている私はやっぱりマネージャーか?(笑)

子供は母を一人にしているのをたまーに思い出し、ちょろっと戻ってきて、一言二言言って、またどこかに行ってしまう。けれど、彼が人に可愛がられて、お手伝いを頑張っているのを遠くで見ているのは、なんとも言えない幸福感である。この子が自分の子供として産まれてきてくれたことを神に感謝する瞬間なのである。母にはこんな子に育てた覚えはないのだから、親はなくとも子は育つのは本当だと思う。
良くも悪くも周りの環境が、彼の性格を作っていくという事が、最近手に取るように分かってきた。そこには親の入る場所さえないところがある。親のしつけが良い、悪いではなく、親が良いしつけを学べる場所や方法を与えてあげればよいだけなのかもしれない。親が見ていなければならないのは、その子の周りにある環境であって、その子自身をどうにかしようとしても、かえってよく見えなくなるものだ。親の言う事は聞かなくても先生の言うことなら聞く。そういう事って結構ある。それは親よりも先生を重んじてるわけであり、その先生が良い指導者であるならば、子供にとってはベストな選択なのだ。そんな時にはその先生を自分も信頼するだけで全て解決なのだ。

帰り、親の心配などこれっぽっちも知らず、彼はダンサーから普通の少年に戻る。「自分は頑張って疲れた彼を、元の甘えん坊に戻せる存在であるだけでいいんだな。」と、一緒にビタミンC入りのキャンディをなめながら、ぼんやり考えていた。「やっぱりビタミンCは大事だな。」と続けて考えて、新幹線の中、一人でニヤニヤ顔が笑ってしまった。

本日の収穫は、アゲアゲの振り付け。完全制覇である。