コンドンのサン・ピエール大聖堂 La cathédrale Saint-Pierre de Condom
フランス南部: (2)ミディ・ピレネー地方(La region de Midi-Pyrenee)
f. コンドン Condom(ジェール県 Dep de Gers)
コンドンは、別名アルマニャックのコンドン(Condom-en-Armagnac)とも呼ばれ、コニャックと共に、フランスにおけるブランデーの2大産地の一つです。この町の所在地は、ジェール県北部ですが、SNCF(フランス国鉄)の鉄道網から外れているので、アクセスは不便です。
私は、ここを訪れたのは2008年の事ですが、先ずSNCFでアジャン(Agen)の駅で降りて、そこからタクシーを利用して、コンドンまで行きました。泊まったホテルは、ゆったりとした庭園を備えたLe Logis des Cordeliersと言うペンション風の建物でした。
チェックインした後、市街地に出かけてみました。街の中心部には、1400年頃に建造されたロマネスク様式のサン・ピエール大聖堂が聳えていました(本記事冒頭の写真参照)。又、周辺を回ると、時計台があり、内部を見学すると、美しいステンドグラスがありました。
大聖堂の時計台 大聖堂の内部
ところで、コンドンには、“神の雫”(larme divine) とも言われるアルマニャックの製造所が集まっています。事実、街を歩いていると、次の示すような製造所を見かけました。
また、コンドンにはアルマニャック博物館(Musee de l’Armangnac)もありますので、覗いてみました。
アルマニャック博物館
博物館の内部
コンドンは、バイズ川(la Baïse)に抱かれた街です。この川はピレネー山脈に源を発し、ガロンヌ川に注ぎ、ボルドーに通じています。
バイズ川畔に造られたコンドンの港
ところで、この町は中世以来から続くサンティゴ巡礼の巡礼地としても栄えました。巡礼者が泊まる宿泊所はジット(Gite d’etape)と呼ばれます。
ジット(巡礼宿)
私は、コンドンではホテルに泊まりましたが、翌朝からは巡礼の旅を始める予定です。したがって、翌日以降はジットのお世話になります。
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