サン・ガティアン大聖堂 Catherale Saint-Gatien de Tours
フランス中部: 1)サントル地方(La Region de Centre)
b. トゥールTours (アンドル・エ・ロワール県 Dep d’Indre-et-Loire)
トゥールはロワール古城巡りの拠点です。観光案内所(Office de Tourism)に出向くと、ロワール城巡りのいろいろなバスツアーを予約することができます。
この町は、芸術と歴史の街(Villes et Pays d'Art et d'Histoire)に登録されており、中世の面影を残す教会や町並みを見て回ることもできます。ロワール渓谷の中心都市でもあるのでユネスコの世界遺産ともなっております。
更に、この地で嬉しいことは、美味しいロワール・ワインを味わうことができることです。
この町を訪れたのは、2007年6月末から3日間でした。トウールの駅は、SNCFの幹線から外れており、サン・ピエール・ド・コー (St. Pierre des corps)と言う駅で乗り換える必要がありますが、プラットホームの乗り場にまごついて、少々時間をロスしてしまった思い出が残っています。
サン・ピエール・ド・コー駅
トゥール駅の正面
ホテルはトゥール駅からさほど遠くないので、歩くことにしました。歩いてすぐ近くには、正面にフランス国旗を掲げた城館風の建物がありました。それは、この町の市役所(Hotel de ville)でした。
市役所
そのまま歩いて、中心街を通って、ホテルに向かいました。
中心街
この町の最大の観光名所は、国家の歴史的建造物に指定されているサン・ガティアン大聖堂(Cathédrale Saint-Gatien de Tours)です。この大聖堂の創建は4世紀に遡るそうです。現存する建物は12世紀に着工して以来増改築が繰り返され、完成したのは16世紀です。建築スタイルはゴシック様式ですが、ステンド・グラスが美しいことで有名です。
サン・ガティアン大聖堂
大聖堂のステンド・グラス
ここから歩いて5分かそこらのところに、ロワール川(La Loir)が流れています。この川は、フランスで一番長い川で、全長約1000mに及びます。日本で1番長い信濃川は367kmなので、その3倍ほどと言うことになります。
私は、大聖堂から近い橋の上に佇んで、雄大なロワール川の眺めに見とれました。
ところでトゥールに到着した日の事ですが、日が暮れた頃に、市街地に出かけたところ、大勢の人だかりを見かけました。近づいてみると、動物のオブジェとかピエロや美女がダシの様な屋台の上に乗ったパレードの行列が繰り出していました。この日は、何らかのお祭りだったようです。
偶然にも、ファンタジックなイベントに遭遇するチャンスに巡り合わせ、旅の歓びを味わいました。
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