4月27日〜8月29日の間、東京都美術館で『デ・キリコ展』の展示が始まりました!
日本ではおよそ10年ぶりとなる「デ・キリコ展」は初期の自画像や、その名をとどろかせた「形而上絵画」など、世界各地から100点以上の作品が集まってきています😊
デ・キリコは自分の好きな画家の一人で、不思議な世界観が子供の頃から好きだったので今回の展示はとても嬉しいです!
◆デ・キリコとは
名前はジョルジョ・デ・キリコ。
1888年にギリシャで生まれ、1910年頃から簡潔明瞭な構成で広場や室内を描きながらも、歪んだ遠近法、脈絡のないモティーフの配置、幻想的な雰囲気によって、日常の奥に潜む非日常を表した絵画を描き始めました。
この時代の絵画はサルバドール・ダリやルネ・マグリットといったシュールレアリスムの画家をはじめとする多くの芸術家に衝撃を与えたようです。
また、あの巨匠ピカソもデ・キリコの作品に関心を持っていたんだそう!
ちなみに私が一番好きな絵は『通りの神秘と憂鬱』
https://www.artpedia.asia/melancholy-and-mystery-of-a-street/
この絵はデ・キリコの代表作なのですが今回この絵は展示されないようです、、、残念!!
車輪を転がす少女と奥に見える謎の影、そして手前の建物に落ちた影と奥に伸びる白い建物のそれぞれの対比で、不穏な雰囲気なのですが、なぜか目が離せなくなります。
第一次世界大戦が始まって直ぐに描かれた絵で、戦争に対する不安が絵に大きく反映されているようです。
絵画に詳しくなくても「なんとなくこの絵いいなぁ」くらいの感じで見に行くのもいいと思います♪
皆さんもぜひ『デ・キリコ展』に足を運んでみてはいかがでしょうか。
参考・引用
『デ・キリコ展』公式サイト
https://dechirico.exhibit.jp/highlight.html
https://www.artpedia.asia/giorgio-de-chirico/