ゲンと不動明王

円谷英二が特技監督を務めたファンタジー作品で未DVD化だった「ゲンと不動明王」（1961年公開）が、東宝DVD名作セレクションとして発売されたので購入しました　Amazon限定特典の「地方上映用ャXター絵柄」ャXトカード付きです

【作品紹介】（DVDパッケージから引用）
　ゲンとイズミの兄妹は、長野県木曽の山村にあるセイカン寺の子供です。病気で母を失った2人は励まし合いながら明るく暮らしていました。やがて住職である父のもとに再婚の話しがきて、ゲンは隣村の商店に奉公に出されることになりました。いたずら盛りで意地っ張りのゲンでしたが、いろいろな出来事があり家族と別れた寂しさを日に日に募らせていきます。そんなある日、ゲンの前に大好きな不動明王が現れます…
　児童文学作家・宮口しづえの原作を、製作・監督に稲垣浩、特技監督は円谷英二が担当。そして、不動明王を演じるのが三船敏郎と1950～60年代の日本映画界最高のスタッフとキャストが結集。ここには、古き良き日本人の心の風景が描かれています。

【スタッフ】
製作・監督：稲垣浩
脚本：井出敏郎、松山善三
特技監督：円谷英二

【キャスト】
笠智衆、小柳徹、坂部尚子、千秋実、音羽信子、浜美枝、夏木陽介、三船敏郎 他

不動明王が登場するシーン等を円谷監督が撮影しています

特典映像として、劇場予告、「不動明王」の撮影現場、劇場公開時資料（静止画）が収録されています。

あゝ零戦

「角川映画・大映戦争映画傑作選」の5作目は「あゝ零戦」（昭和40年公開）です

【作品紹介】
“零戦”とは、昭和14年に開発された高性能戦闘機。特に空中戦では他に類をみない強さを発揮し、アメリカ軍からも“地獄の戦闘機”“ゼロ・ファイター”と呼ばれ、おそれられた。南方の東部ニューギニアのラエ基地を舞台に若き“ゼロ・ファイター”たちの青春と友情、そして戦闘アクションをさわやかに描いた大映戦争映画の決定版。（KADOKAWA公式サイトから引用）

【スタッフ】
企画：藤井浩明
監督：村山三男
脚本：須崎勝弥
特殊撮影：築地米三郎

【キャスト】
本郷功次郎、長谷川明男、青山良彦、根上淳、小柳徹、大橋一元、二木てるみ、早川雄三、成田三樹夫、早見凡太朗 他

若き零戦飛行士たちの青春と友情を描いた青春アクション映画。同年公開の「大怪獣ガメラ」と同じく、特殊撮影は築地米三郎が担当しています。

あゝ特別攻撃隊

「角川映画・大映戦争映画傑作選」の4作目は「あゝ特別攻撃隊」（昭和35年公開）です

【作品紹介】
太平洋戦争末期。大空に飛び立ち、二度とは還らぬ若者たちがいた＝B若くして散った神風特別攻撃隊員の、雄々しくも哀しい青春を描いた感動の名作。戦争という巨大な歯車に巻き込まれながら、純愛をつらぬいこうとする者。死に直面しつつ限りある生命を精一杯燃やそうとする男たちのドラマが胸を打つ。“特攻”の言葉すら知らない若い世代に向けて製作された力作。（KADOKAWA公式サイトから引用）

【スタッフ】
製作：武田一義
企画：川崎治雄
監督：井上芳夫
脚本：長谷川公之

【キャスト】
本郷功次郎、野口啓二、三田村元、野添ひとみ、吉野妙子、宮川和子、高松英郎、北原義郎、水村晃、森矢雄二 他

『高校三年生』や「女賭博師」シリーズを手鰍ｯた井上芳夫の監督デビュー作。太平洋戦争末期、明日なき命と人生を語り合い、若くして散った神風特別攻撃隊員たちの悲しい青春が描かれています。

あゝ陸軍 隼戦闘隊

「角川映画・大映戦争映画傑作選」の3作目は「あゝ陸軍 隼戦闘隊」（昭和44年公開）です

【作品紹介】
敵から“赤だるま”の異名でおそれられ、“撃墜王”の名をほしいままにした名パイロット、加藤建夫の凄絶な半生を描くアクション・ドラマ。彼は昭和17年にベンガル湾上空で戦死するまでの5年間で、なんど撃墜した敵機の数は268機もあったという。彼は加藤隼戦闘機隊の隊長として昭和12年の日支事変から太平洋戦争初期まで活躍し、陸軍少将までのぼりつめた。軍神と仰がれ、その一生そのものがドラマだった。（KADOKAWA公式サイトから引用）

【スタッフ】
製作：永田雅一
企画：関幸輔、仲野和正
監督：村山三男
脚本：須崎勝彌
特殊撮影：（監督）湯浅憲明

【キャスト】
佐藤允、本郷功次郎、宇津井健、藤巻潤、藤村志保、南美川洋子、峰岸隆之介、平泉征、長谷川明男、露口茂、石山健二郎、早川雄三、藤田進、島田正吾 他

東宝の「加藤隼戦闘隊」と同様、名パイロット・加藤建夫の半生を描いた戦争映画。部下の死や旧知の敵軍パイロットの追撃に苦悩しながらも、ベンガル湾上空で戦死するまでの5年間に268機を撃墜した彼の生涯を綴ったもの。東宝作品では主役を演じた藤田進も出演しています。

あゝ海軍

「角川映画・大映戦争映画傑作選」の2作目は「あゝ海軍」（昭和44年公開）です

【作品紹介】
昭和9年4月、自らの意志に反しながらも江田島の海軍兵学校に入校した青年、平田一郎が、きびしい訓練によって海軍魂をつちかわれ、やがて優秀な海軍航空士官となって南方の前線に飛び立っていく姿を描くヒューマン・ドラマ。（KADOKAWA公式サイトから引用）

【スタッフ】
製作：永田雅一
企画：原田光夫
監督：村山三男
脚本：菊島隆三、石松愛弘
特殊撮影：（監督）湯浅憲明

【キャスト】
中村吉右衛門、宇津井健、峰岸隆之介、本郷功次郎、藤巻潤、成田三樹夫、長谷川明男、露口茂、梓英子、水木正子、浜田ゆう子 他

海軍兵学校に学ぶ青年がやがて将校として戦争に参加していくまでを描いた作品で、冒頭から軍艦マーチが流れるというこの時期の映画としては珍しいものです。ガメラシリーズで有名で湯浅憲明が特殊撮影を担当していますが、東宝作品と比べるとチャチく見えてしまうのが残念です。