病院での話

今日は朝から雨です
ねんねは事情があって今週毎日午後までお仕事なので「散歩行かなくて済むから助かる～」と喜んでいます
定春はつまらなそうです。
ちょっと、それぼく専用ベッドなんだけど

今日は何にもネタがないので昨日病院に行った時のお話です

昨日は病院がとても混んでいて、無理矢理予約をねじ込んでもらったぼく達は待合室で待っていました。
そこにフレブルの女の子（1歳半、8.5キロ）がやってきました。
定清はその子をガン見していて、一触即発の雰囲気になりました
でもその子は人間もワンコも大好きだそうで飼い主さんも優しそうな方で定清を見て
「あらあら可愛いわね～兄弟？」
などと気さくに話しかけてくださいました

ねんねはその場の雰囲気を壊さないように、必死で定清に「オスワリ！休め！」のコマンドを繰り返していました

その後、今度はおばあちゃまと娘さんがチワワ（女の子、7ヶ月、1.7キロ）を連れてやってきました。
いいですか、おばあちゃんではなく「おばあちゃま」です。
「おばあちゃま」と呼ぶにふさわしいほんわかとして上品なご婦人がデパート帰りか？というようなきれいな服装でやってきたのです。
定清はまたしてもチワワにロックオンです

そのおばあちゃまは定清を「きれいな子達ね～。ツヤツヤしてすごいわね、ドッグショーに出たりしてらっしゃるの？」
と定清を褒めまくってくださいました
ちなみに定清はミニピンとしては規格外の大きさですのでドッグショーには出られません。
と言うよりそれ以前の問題です

もうねんねは定清が騒がないように必死でしたよ

そちらのチワワちゃんのほうが予約時間が早かったらしく、先に呼ばれて診察室に入って行ったのですが、3分ほどでおばあちゃまだけが診察室から出てきました。
その途端、定清がガン吠えです
おばあちゃまは「まー、怖い」とびっくりされたようで、ねんねが「すみませんコルアァァ」と定清のマズルを掴むと、おばあちゃまはこう言いました。

「ごめんなさいね～、急に出てきたからびっくりしちゃったのよね～」

何という神対応

その後も来る患者さんがみな上品な方ばかりで、待合室はほんわかとした雰囲気に包まれていました。
片隅で必死にヤクザ犬・定清にコマンドを繰り出すねんねを除いては……。

もし定清があのおばあちゃまのようなお家にもらわれていったら、ヤクザ犬にはならなかったでしょうか？

清春「ぼく達ヤクザじゃないのだ～」

定春「そうだじょヤクザ犬じゃなくて何でもクレクレ犬なのだ間違わないでほしいのだ」

どっちでも似たようなもんですよ


byタマ

　　　　　


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