ポチタマ見聞録

僕たちが、ミニチュアピンシャーのポチとタマです。

ポチ定と一緒

2016年08月05日 23時59分50秒 | 出来事
無事にロンドンに到着しました。
こちらは肌寒いくらいの気候です。

もちろんポチ定と一緒です。

昨日実家の母に電話をしたところ、「時々「ウォンウォンウォン」と鳴いてるけど、あずきバーを食べてるときは平気」だそうです
姉にLINEを送ったら「清ちゃんババにべったり」と返事が来ました。
タマちゃんは相変わらずマイペースで過ごしているようです

清ちゃん、大丈夫かなあ



byねんね&にんに


にほんブログ村
にほんブログ村に参加しています
  ポチッとお願いします


人気ブログランキングへ
ランキングにも参加しています
  こちらもポチッとお願いします


ポチタマ写真館も宜しくお願いします

7月17日

2016年08月05日 11時16分20秒 | 出来事
今日から旅行に行ってきます。

タマが元気なうちにもう一度だけ旅行に行こうと思って、GWから楽しみにしていた旅行でした。
散々迷いましたが行かせてもらう事にしました。
定春が亡くなってからまだひと月も経たないのに旅行に行くなんて…。
ご批判もあると思います。

清春をホテルに預けなくてはならないのなら旅行はキャンセルしようと思いましたが、
タマと清春は実家の母が面倒を見てくれることになりました。


旅行に行く前に、事故の事をご報告しないといけないと思っていました。
黙って旅行に行ったらいけないと思いました。

定春のような事故が起こらないよう、もう誰もあんな思いをしないように事故のご報告をさせていただきます。
読みたくない方は申し訳ありませんがここで終わりにしてください。





事故の日の朝はいつものように早起きしてみんなでお散歩に行きました。
ちょっといつもよりは引きが強かったのですが、いつもと同じように元気に散歩をして朝ごはんを食べ、私たちからおすそ分けのパンを食べ、定清はガウガウやって朝寝を始めました。

その週は近くのホームセンターでトイレシートが特売だったので、朝食の片付けをして支度をした後、車でまとめ買いに行きました。
ホームセンターから帰ってきたのは10時前だったと思います。
家について大量の荷物を降ろした後、主人は駐車場に車を停めに行き、私は2階で購入してきた物の仕分けをしていました。
主人は帰ってきた後、その前に行っていた社員旅行のお土産を近くの実家に届けに出かけました。

うちの2階の階段前には飛び出し防止のゲートが設置してあります。
ゲートは閉めたつもりでしたが閉め方が甘かったのか、そのうち定清はゲートを開けて1階へ降りていきました。
私は彼らが階下に降りたのを知っていました。
主人が外出中だという事も知っていました。
でも定清を2階に連れ戻すことをしませんでした。
大丈夫だと思っていたのです。

しばらくして主人が帰ってきました。
玄関に定清がいるとは想像もしていない彼は普通にドアを開けました。

「うわっ!」
その叫び声とともにドアが閉まり、外でバタバタと音がしました。
「え?まさか?」
私は大急ぎで1階に降りて玄関を開けました。
見えたのは大通りに向かって走っていく主人の後姿でした。

私も大急ぎで靴を履き大通りへ走りました。

主人はだいぶ先を走っていて定清の姿は確認できませんでした。
そのうち大通りに躍り出る2匹の姿が見えました。
「やめて!やめて!」
と叫んだ覚えがあります。
次の瞬間、見えてきたのは道路に横たわる一匹の姿とその周りをうろうろするもう一匹の姿でした。

「一度轢かれただけならまだ助かるかも知れない」と思い、私も車道に出て走りました。
倒れているのがなぜか遠目からでも定春だとわかりました。
多分何かわめき散らしながら駆け寄ったと思います。
定春を抱き上げるとかなり出血しているのが分かりました。
うろうろしていた清春は主人が確保しました。どうやって確保したかは覚えていないそうです。
そばにいた人が「あっちに病院がある」と指さしましたが、私は反対方向に走りました。
そちらの方向にある病院のほうが新しく、設備があると思ったからです。

気が付くと病院の受付で「助けてください!早く!」と叫んでいました。
先生が出てきて処置室に運ばれ、定春に計器がつながれました。
私は血だらけの手を洗って来るように促され、お手洗いを借りて手を洗いましたが、洗っても洗っても落ちませんでした。
かかっていたタオルをはぎ取って処置室に戻りました。

自力呼吸をしていないとのことで人工呼吸器をつけられた定春の心拍数は100前後を示していましたが、血中酸素濃度は非常に低くなっていました。おそらく内部で出血があり肺に血がたまって酸素を取り込めなくなっている状態だと説明を受けました。
脳波は全く感知されず、この時点で脳死状態となっていました。
これ以上やれることは何もなく、ただ待つしかないといわれました。
主人が「大きな病院に運んでもだめですか」と聞きましたが、病院の設備でどうこうなるレベルの状態ではないと言われました。
そのうち心拍数がどんどん低くなって、先生は心臓マッサージを始めてくださいました。
やがて心拍数が0になり、「心肺停止状態」を告げられました。
私はもういい、管を取ってあげようと思いましたが、主人は「まだ生きてる!」と言って先生に訴えました。
先生は汗だくになってマッサージをしてくださいましたが、もう心拍数が回復することはありませんでした。

まるでドラマを見ているようでした。
「定春!戻ってこい!」と何度も声をかけ体をさすりました。
あの定春のことだから、計器が全て0になっても突然またドクンドクンと心臓が動き始めるような気がしました。
でもそんな奇跡は起こりませんでした。

時計を見ると10時半でした。

定春の体を清めていただくのをお願いして一度病院を出ました。
まるで夢を見ているようでした。
あの定春が死んでしまった。
何もかもが悪い夢のようでした。

1時間半ほどして病院から電話があり、定春を迎えに行きました。
「犬はもともと目を開ける力が強いので、うちではムリに目を閉じさせずこのままでお渡ししています。」
と言われて見た定春の顔は死んでいるのが信じられないほど目力があり今にも動き出しそうでした。
それでもバスタオル越しに抱いた彼の体はもう硬く、冷たくなっていました。

私の不注意で死なせてしまった定春に謝っても謝っても許されないと思います。
後悔しても後悔しても定春は戻ってきません。

みなさんのうちの玄関には逃げ出し防止の対策をしていますか?
うちは子犬を迎えた時に玄関にもゲートをつけるべきだったのにそれをしなかった。
あの時ああしていれば、こうしていれば、事故が起こってから悔やんでも仕方がないのです。
こんなことが起こる前にもう一度家の中を点検してみて下さい。
大切な家族が突然いなくなるなんてあってはならないことなのです。



あの日のことを思うと今でも心臓がギュッと握りつぶされるような痛みが走り、どうしていいかわからなくなります。
もし清春までいなくなっていたら、私はどうなっていただろうと考えると胸が苦しくなります。
それなのに、どんどんあの日のことが思い出せなくなってきていて記憶があいまいになってきています。
病院でのことも覚えていることしか書いていません。
多分辛い記憶を頭から消してしまおうという自己防衛反応が働いているのだと思います。
定春を死なせておいて自分を守ろうとしている自分が許せません。

定春ごねんね、ごめんね。
もう「さー君」「さー坊」と呼んでも駆け寄ってしっぽを振ってくれる子はいません。
淋しくて淋しくてたまりません。
うちにはまだタマも清春もいてくれます。
それでも心に空いた大きな穴は定春でしか埋められないのです。



byねんね


にほんブログ村
にほんブログ村に参加しています
  ポチッとお願いします


人気ブログランキングへ
ランキングにも参加しています
  こちらもポチッとお願いします


ポチタマ写真館も宜しくお願いします