台北街歩き~迪化街、板橋茶芸館「逸馨園」、四四南村 迪化街 台北では必ずここにカラスミや瓜子、梅干しなどの食料品を買いに来る。迪化街(ディーホァジェ)は買い物に便利なだけでなく、歴史的な家並み残っているので散歩していて楽しい。 ![]() ![]() この歴史的な建造物はいつもどこかで工事していて、観光用に修復・整備されているので、来るたびに観光スポットが増えている。淡水に行った帰り、捷運(MRT)の大橋頭駅で降り、迪化街の北の端から南へ歩いていたら、去年道路に面したファサード部分が修復中だった建物群の工事が終わっていて、内部にも入れるようになっていた。 ![]()
![]() こうしていろいろな「発見」を楽しみつつ、いつものように「李亭香」で平安亀やパイナップルケーキを買い、道をずっと南下して食料品をいろいろ買い込んだ。来るたびにおもしろくなってくる迪化街。これからも要チェックスポットだ。 茶芸館「逸馨園」と板橋夜市 台湾では必ず行く茶芸館。おいしいお茶をいただきながら、街歩きの疲れをまったりと解きほぐす絶好のスポットは台湾旅行に欠かせない。 台北の茶芸館はいろいろ行った。「また行きたい」と思うところもたくさんあるが、「一度行ってみたい」ところもいっぱいあって、今回も初めての茶芸館となった。訪れたのは台北のお隣、板橋にある茶芸館「逸馨園」(イーションユェン)。夜市の真っただ中の茶芸館だ。 「超にぎやかな夜市に茶芸館?」と思ってしまうが、検索したサイトでは「外の夜市の喧騒がうそのよう」と紹介されているし、何より池を囲んだ伝統的な茶芸館というところに惹かれた。 捷運板南線の府中駅を出て縣民大道一段を歩くこと10分ほどのところにある南雅東路に入ると、そこはもう板橋夜市の入り口。賑やかな夜市を5分ほど歩くと「逸馨園」の小さな看板を発見した。なんだか日本の料亭とか老舗旅館のような雰囲気。中に入ると、イメージ通り古風な木造の建物が大きな池を取り囲むように佇んでいた。池には錦鯉がたくさん泳ぎ、滝の音も聞こえる。これはすごくよさげ! ![]()
広い茶芸館内を渡り廊下沿いにあちこち散策したり、子供たちは鯉に餌をやったり… おいしいお茶とお菓子をいただきながら、ゆったりした時間の流れのなかで過ごすまったりタイムは格別。2時間半も過ごしてしまった。お気に入りの茶芸館がまたひとつ増えた。 ![]() 生菓子の明月水心捲(あん入り生ロール)がとくに美味! 「静」な茶芸館で英気を養ったあとは、「動」の夜市へ出陣!茶芸館を出るともう目の前でにぎやかな夜市が「動」の世界へ誘ってくる。 ![]() 板橋夜市は「南雅夜市」とも呼ばれているが、いずれにしてもこの夜市の名前はガイド本にはあまり載っていない。「旅々台北」のサイトには「地元密着型の夜市」として紹介されているが、ここの夜市は賑わい・規模・店の種類の多さ、どれを取っても台北の夜市のなかでも行く価値大とみた。 大好きな胡椒餅をはじめ、魯肉飯や小龍包やスイーツも、食べ物の屋台がとても充実していて、どれを食べたらいいか迷ってしまった。胡椒餅、魯肉飯、香腸、炒飯、温春巻、バナナ入りクレープ、いろんな形の大判焼きなどなど、見ていてうまそうなを出来立てのやつを食べ歩いた。このお兄さんとお姉さんが作っているのは、「タイ風」温バナナ入りクレープ。 ![]() 食べ歩きも楽しいが、常設のお店の椅子とテーブルでゆっくり食べることもできる。他の夜市もそうだが、ゲームもいろいろ揃っていて息子はまた夢中でハマっていた。 ![]() まだまだ食べたいものがあったが、お腹の許容量がそろそろ限界… 食べ歩きのしめくくりにフレッシュパパイヤジュースを飲んで帰路へ。この夜市は茶芸館も同じ場所で楽しめるというのも魅力。茶芸館とセットでリピーターになってしまいそうだ。 四四南村 台北では新しい観光スポットが次々と誕生している。最新のおしゃれスポットも多いが、僕がより惹かれるのは古くなった歴史的な施設を改修して観光用に甦らせたところ。四四南村もそんな場所だ。
通り沿いにシェア・チャリンコのステーションがあった。登録すればきっと好きなところから乗って、好きなところに返せるのだろう。これは便利そう。 ![]() かなり歩いて到着した四四南村。ここには外省人と呼ばれている、終戦後に大陸からやってきた人たちが生活していた長屋が残っていて、それを、「信義公民館及び文化公園」という名でお店やレストラン、展示・イベント会場などの観光スポットとして改修・整備した。「旅々台北」によれば、中国青島にある四十四兵工場の従業員とその家族が住んでいるのでこの名前があるそうだ。 ![]() 戦後、大陸各地からやってきた外省人が集まってできたこうした村はいくつもあったそうだが、その後の経済発展で取り壊され、ここも村自体は撤去されたが、4棟の長屋が残された。 ![]() 長屋の間を歩いているととても懐かしい気分になる。どこかからカレーとか煮物の匂いが漂ってきて、おかあちゃんが「ごはんだよー」と子供を呼ぶ声が聞こえてきそう… ![]()
「帰って来たくなる」台北… 市政府駅からずっと歩いてきたが、更に15分ほどテクテク歩きを続け、毎年来ている小龍包のお店「明月湯包」までやってきた。お昼過ぎで店内は満員。お店の外でしばらく待って入れたのは閉店の少し前。危なかった… 台北に来たらやっぱりこれを食べないと帰れない! 何べん来ても、最初の小龍包を口に入れてハフハフ食べるときの感動は変わらない。 ![]() 最高にうまい小龍包でお腹も満足して幸せ。この後は六張梨駅からMRTを利用して移動。中山駅で降りて、お茶屋さんの新純香、おみやげやさんの大友特産へ行った。
台北に来れば必ず食べたいもの、訪れたいところがあり、会いたい人がいる。自分たちにとってもう第二のふるさとのような台北は、これからも何度でも「帰りたい」場所だ。 日月潭~yoyoさんとの名所めぐり~ 集集線~南国のローカル線経由で日月潭へ~ 台南~食べ歩き&街歩き~ 台湾旅行2013 メニューページへ |
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