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台湾① 桃園市の古都、大渓老街を訪れる

2024年07月14日 | おもしろすぎる台湾
2023年に3年以上ぶりにようやく再開できた台湾旅行。コロナの規制で台湾に行けなかった間、それまでは台湾へ行くときに上空を通過するだけだった沖縄を訪れたことですっかり沖縄にも魅せられ、今回はお互いに近い沖縄と台湾をセットで訪れました。沖縄に2泊して台湾へ渡り、台湾では6泊しました。8泊9日の沖縄&台湾旅行のレポートをお届けします。

2024年3月23日(土)一時

那覇空港から台湾桃園空港へ

正味2日の沖縄の旅を終えて、3日目の朝、那覇空港から台湾へ向かいます。飛行機は台湾の航空会社、タイガーエア。初めての利用です(ワクワク)。


那覇を飛び立って桃園空港までの飛行時間は1時間15分。近い!台湾は日本から最も近い外国だと実感します。桃園に多いというため池がたくさん見えてきました。


短時間で台湾に到着したけれど、桃園空港の入国審査ゲート前は10列もの折り重なる列に並ばなければならず、入国するまでに1時間以上もかかってしまいました。色々な国からの人達がいて、台湾人気を実感。入国後も、台湾観光局が個人旅行者向けに入国時に実施している5000元が当たるキャンペーンの抽選に並ぶこの行列。事前登録も済んでるし、当たりの確率が高いという抽選にはやっぱり挑戦したい!そしてここでも更に40分並ぶことになりました。


ようやく順番になってドキドキして抽選に挑むも、僕も奥さんも「はずれ。。。」。列の前後で当たっていた人は一人もいなかったなぁ、、別便で後から合流した娘もハズレでした。残念


これでやっと空港を後にして、今日の宿泊地、中壢へ向かいました。予想より大幅に時間を食ってしまったのでタクシーを利用することに。タクシー乗り場手前で白タクのおっちゃんに「タクシーで行ったら1000元かかるけど、800元で乗せてあげる」と云われたけれど、念のためタクシー乗り場まで行って料金を尋ねたら780元と云われたのでタクシーにしました。

30分弱でホテルの近くまで来たけれど道を間違えて、それに気づいた運転手さんはそこでメーターを停めてくれた上に、メーター料金は715元だったのに「700元でいいよ」と云ってくれました。反って申し訳ないので715元渡したら喜んで受け取ってくれました。台湾到着早々に「やさしい台湾」に出逢いました。

大渓歴史さんぽ

中壢のホテルに荷物を預けて大渓へ。バスで行くつもりだったけれど、バスは待てど暮らせど来ず、結局またタクシーで行くことになりました。

大渓は、清朝の時代からの古い街並みと、近年になって修復・整備が進んでいる日本統治時代の家屋群が点在する歴史のある街です。最初に中山路をぶらっと散策。中山路は新南老街とも呼ばれ、静かな通りにバロック調のレトロな建物が並んでいます。












待ち合わせていた娘がなかなか来ないので、待ち合わせのお店に伝言を頼んで歩き始めたら娘とばったり会うことができました。


3人揃ったので、開館時間が限られている日本家屋群へ向かいます。日本統治時代に建てられた日本家屋群は中山路附近に集中し、近年、次々に修復・公開が進んでいます。この地区は昔から木工芸が盛んだったことから家屋群は「大渓木藝生態博物館」と総称されています。ここで最初に訪れたのは中山路の突き当り附近にある大渓公會堂。大正時代に建てられ、集会やセレモニーで使われ、昭和天皇も訪れたそうです。このレンガ造りの建物は戦後に建て直されたものです。


無料で入館できるので入ってみました。娘がペットボトルを持っていたら入口で「飲み物はここに置いて入ってください。」と云われました。こんな風に外に置きっぱ的な感じ、ユルくて台湾ぽくて好きです。


館内はギャラリーになっていて、現代作家の黄哲夫氏による絵画の個展が開催されていました。




会場には黄哲夫氏ご本人がいらして、一緒に写真に入ってくれました。絵葉書まで頂きました。


近くの建物を順番に訪れました。

大溪歷史館


どの建物も靴を脱いで内部の見学ができます。



日東紅茶は元々は日本統治時代に台湾で製造された紅茶ブランドです。


大溪警察署寮群弾薬庫




鳳飛飛故事館






壱号館
一連の「大渓木藝生態博物館」のなかで、最初に修復・公開されたことから「壱号館」と呼ばれています。当時は小学校校長の官舎として建てられ、今はインフォメーションセンターの役割を担っています。




まだ修復されていない日本家屋もありました。

日本統治時代の日本家屋は台湾の至るところに残っていて、リノベされているものも多いですが、これだけの規模の日本家屋群は珍しいでしょう。どの建物にも入ることが出来、当時の室内の様子などもよく伝わってきました。「木藝生態博物館」という名称ですが、木工芸の歴史を伝えるものや作品展示などは見当たりませんでした。

閉館の5時までに家屋群の見学を一通り終え、和平老街へ向かいます。

ギャラリーで観た黄哲夫氏の絵にも描かれていた大渓長老教会

和平老街に近づくと屋台が沢山並び、人が多くなってきました。そして和平老街へ入ると、バロック風の建築が並ぶ見事な街並みが目に飛び込んできました。色々なお店が軒を連ね、最初に訪れた落ち着いた雰囲気の新南老街(中山路)と比べると賑やかで活気があります。


拡大可

ファサードの上部にはそれぞれ凝った意匠が施されています。






小吃をいろいろ食べながら歩いていたら、大渓名物という豆干を売るお店を見つけたので食べてみました。豆腐から作られた豆干はツルンとした食感とコクがあって濃厚なチーズの味わい。辛みがあるタレで食べていたらビールが欲しくなりました。









再び中山路へ 日が暮れてきました。








娘と待ち合わせ予定にしたけど会えず、伝言メモを預かってくれたお店を再訪。雨が降ってきたのでしばしの雨宿り。




雨も上がり、お腹が空いてきたので和平老街へ戻ってお店探し・・・ライトアップの老街、きれいだなぁ!


拡大可


拡大可

閉店間近の豆花屋さんへ行って豆花を食べている間に、周りのお店が次々閉店し始めました。晩飯を食いっぱぐれたら大変。。。!良さそうなお店を見つけたけど7時閉店(もうすぐ7時)。でも入ってみたら注文出来ました。ほっ・・・ 大渓の夜は早いなぁ。

意麺、油飯、蛋湯、それと黒豆干は大渓名物ということでここでも食べました。どれも嬉しい美味しさ!


しっかりと一品料理の黒豆干

隣のテーブルのファミリーの男の子が、お父さんに促されて英語で話しかけてきました。英語と中国語に日本語も交えて、ちょっとした交流ができました。こうして気軽におしゃべりできるのも台湾ですね!

閉店の7時をだいぶ過ぎて、最後はうちらだけになってしまいました。お店を出るとき「不好意思(すみませんでした)」と言うと、すかさず「不會!不會!(だいじょぶだいじょぶ!)」とにこやかに返してくれました。台湾の人達は優しいなぁ

中壢のホテルには路線バスで帰りました。初日から「優しい台湾」に沢山出会うことが出来ました。

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