2015年3月29日(日)
朝から快晴!空気はひんやりして気持ちいい。今回はホテルの宿泊に朝食が付いてるけど(本当は朝食なしプランがいい…)、奥さんと行きつけの朝ごはん屋さんに行き、豆漿と油條、水煎包を買ってくる。やっぱ台湾の朝食にはこれがないとね!
お店の人たちと「好久不見!(おひさしぶり!)」と笑顔で挨拶を交わし、おしゃべりするのも楽しい。明日はホテルの朝食はパスしてみんなでここで食べよう。
今日は台北近郊の二つの町、鶯歌と三峡を訪れる。鶯歌は7年ぶり、三峡は6年ぶりで、どちらも2度目の訪問だ。
鶯歌
鶯歌は台湾随一の陶磁器の町。台北から台鐵の区間車で26分で行ける。7年前に来たとき、今も愛用している可愛いネズミの形の急須や茶海などを買った。今回のお目当ては、割れてしまった湯呑の代わりになる湯呑と、ピクニックなどに茶器を持ち運ぶためのバッグ。
駅前の文化路を線路沿いに歩き、ガード下をくぐって進むと「陶瓷老街」と刻まれた大きな石が置かれた老街の入口に出る。この辺りから焼き物の店がたくさん現れ、陶瓷老街とその隣の重慶路には陶器のお店がずらりと並ぶ。
売られている陶器は大きさもデザインも多彩。かわいいキャラものもや動物をあしらったものも多い。お値段の幅も広い。
陶器の町、鶯歌のメイン通りは、その名も陶瓷老街。なかなかの人出で賑わっていた。レンガ作りの建物が並ぶが古い感じはなく、むしろ洗練されている。道の両脇に植えられた椰子の木が南国情緒を高める。
道にせり出した店頭の品はお買い得品が多い。掘り出し物は見つかるかな?
いくつもお店に入ってお目当ての携帯用茶器ケースを探したが、思ったほど種類はなかった。気に入ったものはケースだけでなく、茶器が一式入って売られていた。中の茶器は必要ないのだが、ケースだけでは売っていないというのでセットで購入した(500元)。
このセットが思いの外便利で、今やお出かけのときは度々持ち歩き、公園などで淹れたてのお茶を楽しんでいる。茶器付きで良かった!
小さくてかわいい湯呑は6客付き
三峡
鶯歌ではこの他、木製の茶さじや湯呑などを買った。もう少しいろいろお店を眺めたかったが、今日はこのあとまだ予定が押しているので、次の目的地、三峡へ向かった。三峡は鶯歌の隣町。バスは当分ないので、時間節約のためタクシーに乗った。
タクシーの運ちゃん、英語が得意なようで九份へ行かないかなんて誘ってきた。日本語もいろいろ知っていて、「カワイー」「オイシー」「キレー」など次々に披露して僕たちを笑わせた。この辺りの地理には詳しくないようで、途中何度も窓から大声で「三峡老街はどっちだー?」と尋ねていた。
無事に老街近くの商店街で下車。そこから少し歩いたところが老街の入口で、そこで三峡のシンボル、清水祖師廟が6年前と変わらず出迎えてくれた。
清水祖師廟は台湾で最も美しい祖師廟とも言われ、外装も内装も、柱の一本に至るまで息を呑むような精巧で緻密な美しい彫刻で埋め尽くされている。
参拝客も大勢いて、境内ではお椀物が振る舞われていた。僕たちもひとつ頂いたら、白玉善ざいだった。台湾のお寺ではこうして食べ物を無料で振る舞っていることがある。
清水祖師廟が建つ場所は、古い街並みが続く老街の入口でもある。三峡老街は300メートル足らずの長さだが、レンガ造りのレトロな雰囲気が異国情緒を誘う。今日は日曜日ということもあって、老街は大勢の人達で賑わっていた。
三峡は清代から商業の町として栄えてきたが、今残っている街並みは日本統治時代に作られたそうだ。「三峡」という名前もその時に付けられたとのこと。
日本に残る古い街並みではこんな中華チックな雰囲気の場所は思い当たらない。中華圏ということを意識して設計されたのだろうか。
とキョロキョロしながら歩いた。
アーケードに向いたこの窓は日本風かな?
たくさん出ている「氷」の旗に誘われて…
立派な店構えはお米屋さん。
メインストリートを外れると途端に人はまばらで、田舎な感じになる。
再びメインストリートに戻り、古い建築の看板やパーツにも注目しながらブラブラ…
中華そばが高々と掲げられている!
凝ったマンホール。マンホールのコレクターに見せたい作品。
こちらは書道グッズ屋? それとも箒屋さん?
三峡では約3時間過ごした。祖師廟にお参りして、美味しい小吃を食べ、老街は脇道までくまなく散策して回り、スケッチをして、かき氷なんかも食べてレトロな町を満喫した。6年前に会ったおじいさんに会えなかったのは残念だった。元気にしていらっしゃるだろうか…
紫藤廬
名残惜しい気分を残し、バスで新埔まで行き、捷運に乗り換えて台電大樓站で降り、数ある茶芸館の中でも老舗の紫藤廬(ツートンルー)にやって来た。ここは2度目の台湾旅行のときに訪れて以来。その間に、リフォームのため休業していた時期があったが、昔ながらの日本家屋の雰囲気はそのままだった。
畳の部屋でお茶とお菓子を頂きながらまったりと2時間以上過ごした。台湾にいるとワクワクドキドキ、テンションが上がってしまうが、ここは心から落ち着ける癒しのスポットだ。
この後は、明月湯包でうますぎる小籠包を食べ、更に臨江街夜市へ繰り出して食べ歩きという、毎回のお決まりコースを歩いてお腹を満たしてホテルに戻った。
優しい台湾 ~三峡で出会ったおじいさん(台湾人の優しさを考える)~
嘉義 ~映画「KANO」の舞台 古い日本が蘇る町~
奮起湖 ~森林鉄道で行く幽玄の秘境~
阿里山~巨木群に太古の声を聴く~+台北南機場夜市
猴硐 ~猫たちと触れ合える炭鉱の町~
台北 ~古くて新しくて楽しくて美味しい町~
おもしろすぎる台湾
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朝から快晴!空気はひんやりして気持ちいい。今回はホテルの宿泊に朝食が付いてるけど(本当は朝食なしプランがいい…)、奥さんと行きつけの朝ごはん屋さんに行き、豆漿と油條、水煎包を買ってくる。やっぱ台湾の朝食にはこれがないとね!
お店の人たちと「好久不見!(おひさしぶり!)」と笑顔で挨拶を交わし、おしゃべりするのも楽しい。明日はホテルの朝食はパスしてみんなでここで食べよう。
今日は台北近郊の二つの町、鶯歌と三峡を訪れる。鶯歌は7年ぶり、三峡は6年ぶりで、どちらも2度目の訪問だ。
鶯歌
鶯歌は台湾随一の陶磁器の町。台北から台鐵の区間車で26分で行ける。7年前に来たとき、今も愛用している可愛いネズミの形の急須や茶海などを買った。今回のお目当ては、割れてしまった湯呑の代わりになる湯呑と、ピクニックなどに茶器を持ち運ぶためのバッグ。
駅前の文化路を線路沿いに歩き、ガード下をくぐって進むと「陶瓷老街」と刻まれた大きな石が置かれた老街の入口に出る。この辺りから焼き物の店がたくさん現れ、陶瓷老街とその隣の重慶路には陶器のお店がずらりと並ぶ。
売られている陶器は大きさもデザインも多彩。かわいいキャラものもや動物をあしらったものも多い。お値段の幅も広い。
陶器の町、鶯歌のメイン通りは、その名も陶瓷老街。なかなかの人出で賑わっていた。レンガ作りの建物が並ぶが古い感じはなく、むしろ洗練されている。道の両脇に植えられた椰子の木が南国情緒を高める。
道にせり出した店頭の品はお買い得品が多い。掘り出し物は見つかるかな?
いくつもお店に入ってお目当ての携帯用茶器ケースを探したが、思ったほど種類はなかった。気に入ったものはケースだけでなく、茶器が一式入って売られていた。中の茶器は必要ないのだが、ケースだけでは売っていないというのでセットで購入した(500元)。
このセットが思いの外便利で、今やお出かけのときは度々持ち歩き、公園などで淹れたてのお茶を楽しんでいる。茶器付きで良かった!
小さくてかわいい湯呑は6客付き
三峡
鶯歌ではこの他、木製の茶さじや湯呑などを買った。もう少しいろいろお店を眺めたかったが、今日はこのあとまだ予定が押しているので、次の目的地、三峡へ向かった。三峡は鶯歌の隣町。バスは当分ないので、時間節約のためタクシーに乗った。
タクシーの運ちゃん、英語が得意なようで九份へ行かないかなんて誘ってきた。日本語もいろいろ知っていて、「カワイー」「オイシー」「キレー」など次々に披露して僕たちを笑わせた。この辺りの地理には詳しくないようで、途中何度も窓から大声で「三峡老街はどっちだー?」と尋ねていた。
無事に老街近くの商店街で下車。そこから少し歩いたところが老街の入口で、そこで三峡のシンボル、清水祖師廟が6年前と変わらず出迎えてくれた。
清水祖師廟は台湾で最も美しい祖師廟とも言われ、外装も内装も、柱の一本に至るまで息を呑むような精巧で緻密な美しい彫刻で埋め尽くされている。
参拝客も大勢いて、境内ではお椀物が振る舞われていた。僕たちもひとつ頂いたら、白玉善ざいだった。台湾のお寺ではこうして食べ物を無料で振る舞っていることがある。
それに、お線香もタダで分けてもらえる。「神様の前ではお金がない人も誰でも皆平等」という精神が行き渡っているのだろう。僕たちもお線香を1セット分けてもらい、見よう見まねでいくつもある拝殿を巡り、お線香をお供えして行った。 清水祖師廟は広くて奥行きも深く、垂直方向にも広がっていて、上の階から見下ろす廟の姿も壮観。廟の創建は1769年と古いが、地震や戦争によって壊れたり焼かれたりする度に修復を重ね、現在もまだ一部で修復や増築が続いているという。篤い信仰に支えられ、常に成長を続ける廟なのだ。 |
清水祖師廟が建つ場所は、古い街並みが続く老街の入口でもある。三峡老街は300メートル足らずの長さだが、レンガ造りのレトロな雰囲気が異国情緒を誘う。今日は日曜日ということもあって、老街は大勢の人達で賑わっていた。
三峡は清代から商業の町として栄えてきたが、今残っている街並みは日本統治時代に作られたそうだ。「三峡」という名前もその時に付けられたとのこと。
日本に残る古い街並みではこんな中華チックな雰囲気の場所は思い当たらない。中華圏ということを意識して設計されたのだろうか。
老街の家の1階部分はずっとアーケードになっているので、今日みたいな暑い日は、日差しが遮られて助かる。 6年前と比べて食べ物屋やカフェなどが増えておしゃれ度がアップしていたが、6年前にたくさんあって三峡の名物とも言えた「牛角」と呼ばれるクロワッサンのお菓子を売る店は数軒しか見かけなかった。 日本に留学していたという日本語が上手なお姉さんがいた牛角のお店も見当たらない。あのお隣の家にいた「僕は日本人だったんです」と話してくれたおじいさんに会えないかな… |
アーケードに向いたこの窓は日本風かな?
たくさん出ている「氷」の旗に誘われて…
かき氷や豆花で涼をとる!トッピングは小豆、緑豆、芋圓など… 生き返る! |
何人もが覗いてた。 子供が「漂亮」って 言ってたぞ! |
立派な店構えはお米屋さん。
メインストリートを外れると途端に人はまばらで、田舎な感じになる。
再びメインストリートに戻り、古い建築の看板やパーツにも注目しながらブラブラ…
中華そばが高々と掲げられている!
凝ったマンホール。マンホールのコレクターに見せたい作品。
こちらは書道グッズ屋? それとも箒屋さん?
三峡では約3時間過ごした。祖師廟にお参りして、美味しい小吃を食べ、老街は脇道までくまなく散策して回り、スケッチをして、かき氷なんかも食べてレトロな町を満喫した。6年前に会ったおじいさんに会えなかったのは残念だった。元気にしていらっしゃるだろうか…
紫藤廬
名残惜しい気分を残し、バスで新埔まで行き、捷運に乗り換えて台電大樓站で降り、数ある茶芸館の中でも老舗の紫藤廬(ツートンルー)にやって来た。ここは2度目の台湾旅行のときに訪れて以来。その間に、リフォームのため休業していた時期があったが、昔ながらの日本家屋の雰囲気はそのままだった。
畳の部屋でお茶とお菓子を頂きながらまったりと2時間以上過ごした。台湾にいるとワクワクドキドキ、テンションが上がってしまうが、ここは心から落ち着ける癒しのスポットだ。
この後は、明月湯包でうますぎる小籠包を食べ、更に臨江街夜市へ繰り出して食べ歩きという、毎回のお決まりコースを歩いてお腹を満たしてホテルに戻った。
優しい台湾 ~三峡で出会ったおじいさん(台湾人の優しさを考える)~
嘉義 ~映画「KANO」の舞台 古い日本が蘇る町~
奮起湖 ~森林鉄道で行く幽玄の秘境~
阿里山~巨木群に太古の声を聴く~+台北南機場夜市
猴硐 ~猫たちと触れ合える炭鉱の町~
台北 ~古くて新しくて楽しくて美味しい町~
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