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足繁く通う演奏会の感想等でクラシック音楽を追求/面白すぎる台湾/イタリアやドイツの旅日記/「ドイツ留学相談室」併設

サンゴ礁の島、小琉球ツーリング(その1:リゾート民宿、島探検、黒マグロ)

2021年05月09日 | おもしろすぎる台湾


台湾の旅 2019
毎年3月の台湾家族旅行
初めて台湾の離島を訪れました
台南
小琉球
屏東
台北


4つの地方を巡った5泊6日の旅レポートです

6年ぶりの台南(その3:日本時代の台湾三大古典建築のひとつ、旧台南地方法院見学)からの続き

2019年3月15日(金)

2年ぶりに降り立った台鐵高雄站は、見違えるような近代的な駅舎になっていました。2年前は大規模な工事中だったっけ… それがつい5か月前にこんな立派な駅に生まれ変わったのです。


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高雄でもゆっくりしたいところですが、今日の目的地は離島の小琉球。船が出る東港へ向かいます。

高雄站から東港へは路線バスか乗り合いバス。ネットで調べたところによれば、路線バスは港からかなり離れたところにしか停まらないのに対し、乗り合いバスは港のすぐ前まで直行してくれるというので、乗り合いバスを使うことにしました。

その乗り場がわかり辛く、事前に地図を印刷しておいたのですがわからなくて、結局人に尋ねながらたどり着くことができました。乗り合いバスといっても、かなりオンボロのフォルクスワーゲンのワゴン車。でも直行してくれるので、港まで40キロ近い道のりも35分で到着!料金は150元。

港の周辺はお店がたくさん並んでいました。船着き場に隣接したコンビニには楽し気なマスコットが…


こっちのサクラのリボン付きの着物を着てるマスコットはダレ?
スカート短いな~、、、え?覗いてみろって?イエイエ、そんなことできません!でも小さい女の子が何度も覗きに行ってゲラゲラ笑ってる。気になるのでやっぱ見ちゃお!
気になる人は写真をクリックしてみてね。


気になる人は写真をクリック!
ヘンタイだと思われないよう、過去に盗撮犯を捕まえたブログ記事をご紹介
盗(朝の出来事)撮

船を待つあいだ、食べ物の屋台が並ぶアーケードで、シーフードの串揚げを買いました。
台湾の食べ物屋台ではどこも作り置きなんてセコイことはせず、注文してから調理してアツアツを出してくれます。
旗魚と蝦捲を買いました。


船が到着。いよいよ小琉球へ出発です! なんだか揺れそう・・・


ネット情報では「船は相当揺れる」ということで、船酔いしやすい奥さんはビクビク。。。酔い止めを飲んで乗り込みました。
出航すると船はどんどん加速して猛スピード!そのわりに揺れは少ないとは云え、気流の悪いところを飛行機が飛んでるような感覚。。。
それにしても飛ばす飛ばす!所要40分って書いてあったのに、20分で小琉球に着きました。奥さんも酔わずに済んだ様子。ホッ・・・

小琉球の港まで宿の人が迎えにきてくれました。高雄に向かう電車から「オレンジ、青、黒のTシャツを着てます」とメールしておいたので、すぐに見つけてもらえました。

宿へ行く前に貸自転車屋に案内してもらいました。小琉球では電動自転車が便利というので、3台お願いしていたんです。
電動自転車は中国語では「自動自行車」。日本の電動アシスト自転車をイメージしていたら見た目はスクーター。ペダルもありません。息子は免許持ってないし、奥さんもちょっと心配顔。でも、敷地内でちょっと試し乗りして何とか行けそう、、、ということで、そこからは電動チャリで宿へ。大きな荷物は宿の人が運んでくれました。

今夜の宿「民宿南洋渡假海景莊園」は、民宿というよりリゾートホテルのようなおしゃれな門構え。期待できそう…



宿泊棟が点在する敷地内には椰子が茂っていてトロピカルな雰囲気


籐で編まれた高い天井の広い部屋、ベッドは天蓋つき!バルコニーからは海が見えます。


さっそく電動チャリで小琉球を巡ります。アクセルの加減が最初ちょっと難しかったけど、坂道もスイスイで快適です!



曇り空なので海の色も鈍いな~ 晴れてくれー!


名勝、美人洞にやって来ました。入園料がかかります。券売り場のおじさんが息子に「学生証があれば学割りにするよ」なんて言いながら、結局3人まとめて安い団体料金にしてくれました。

美人洞はサンゴで出来た遊歩道… というか、そもそもこの小琉球という島は、全てがサンゴ礁から出来ています。サンゴの洞窟やトンネルが連続する遊歩道は複雑に入り組んでいて迷路のようです。



こんな風に、壁も全部サンゴです。



コースにはキレイな花が咲き、かわいい小鳥もさえずっています。







海岸に出るとサンゴのかけらがゴロゴロ…



望海亭は、美人洞のエリアにある中華チックな展望台です。



雲間から西に傾き始めたお日様が姿を現し、海に反射していました。


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美人洞はコースがいくつもあって、今日は全部は回り切れませんでした。この続きは明日にして、もう少し島めぐりを続けます。

美人洞から2キロほど南下した海沿いに大きな廟がありました。巨大な獅子もいる!
電動自転車(どう見てもチャリには見えないけど)を停めてちょっと見学。



お寺に獅子は付き物ですが、こんな巨大な獅子像は初めてかも!


本堂の祭壇、「福安宮」の文字が見えます。この廟は「上杉福安宮」という道教のお寺のようですが、詳しいことは不明。


クリックでご本尊を拡大

テラスからは海をバックに見事な装飾の廟が眺められます。


そこから島の南の端まで行ったあとは、暗くなってきたので、島を一周するのは明日にして島の真ん中を北上するルートを取りました。電動バイクは坂道でもスイスイ走ってくれて快適です。

島の北、港の近くまで戻ってきたら、そろそろ夕食の時刻。小琉球で食べたかったのは近海ものの黒マグロ。台北ナビで紹介されていたお店を見つけましたが、あいにくの閉店。港の近くと云っても食べ物屋が軒を連ねているわけではなく、当てもなく辺りをぐるぐる探していたら、シーフードの食堂を見つけました!念のため「マグロありますか?」と尋ねると「有(ヨウ)」と返事。ヨウシ!

台湾のシーフード食堂によくある注文方法、店の外に並んでいる魚を選んで調理法を伝えます。

青いトロピカルなお魚や・・・


うまそうなイカ! などなど・・・


そして食べたかった黒マグロはもちろんお刺身で。これは正に絶品!


さっきのイカです。プリプリで味も素晴らしい。

青い魚は半分をスープに、もう半分は蒸してもらいました。こちらはその蒸した方。ふわふわな食感と上品な味は高級魚って感じで美味すぎ!ごはんが何杯もいけちゃいます。お店の人に魚の名前をノートに書いてもらいました。「鸚哥魚」ブダイの仲間のようです。


こちらの野菜、「山蘇(サンスー)」と教えてもらいました。肉厚でモロヘイヤに似た味。煮干しと豆みそで炒めてあって、やっぱりごはんが進みます。


お店の外観です。帰るときに写真を撮ろうとしたら、閉店で電気が消えてしまったのですが、カメラを構えているの気づいたお店のお母さんがまた電気を点けてくれました。このお母さん、食事のときもずっとニコニコ親切でした。


大満足の夕食。お向かいのドリンクスタンドでココナツミルクを買いました。この辺りはそこそこの賑わいです。


WiFiスポットで道を調べて宿に向かいます。暗くて寂しい夜道を走って行きましたが、途中で道が分からなくなってしまいました。。

ウロウロと当てずっぽうに走っていたら、家の外で団らん中の人達がいたので「我們迷路了(迷子になっちゃいました)」と助けを求めました。
するとみんなが一斉に立ち上がって、その中の女性が原チャリで先導してくれました。かなりの距離を、途中で道を訊ねた末に宿に到着。なんて親切!台湾ではこういう親切に度々出会います。本当にありがとう!

夜の宿は照明がおしゃれで南国の雰囲気が出ています。明日の晴天を祈るばかり(天気予報は)。

「サンゴ礁の島、小琉球ツーリング(その2:美しい海と自然を満喫。ウミガメとの遭遇)」へ続く

台湾の旅 2019
6年ぶりの台南(その1:古刹と統治時代の面影を残すグルメの街歩き)
6年ぶりの台南(その2:夜の街歩き。正興街、神農街、赤崁楼近くの屋台村)
6年ぶりの台南(その3:日本時代の台湾三大古典建築のひとつ、旧台南地方法院見学)

~台南を訪れた過去のブログ記事~
(2008)台湾新幹線で台南へ。歴史とグルメの町を探訪
(2008)台南の市内名所めぐり(その1)
(2008)台南の市内名所めぐり(その2):安平~小北夜市
(2008)台南の街 歩きおさめ
(2009)台湾高鉄道で台南へ ~開元寺~府城隍廟~食べ歩き
(2009)台南・西華堂/安平 ~安平樹屋から安平古堡へ~
(2010)台南の夜を楽しむ ~台南小吃食べ歩き~夜の孔子廟~窄門咖啡
(2010)台南町歩き ~台南公園~神農街~五妃廟~
(2013)台南 ~食べ歩き&街歩き~
新型コロナウイルスが奪った台湾旅行~
おもしろすぎる台湾
優しい台湾 ~三峡で出会ったおじいさん(台湾人の優しさを考える)~
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