岳南鉄道途中下車の旅。
静岡県富士市東南部の全長9.2㌔に10の駅があるのは、前述記事でお話しました。
2駅周辺を散策しましたが、後編は、市街地を中心に案内しようと思います。
吉原駅から数えて2駅目の、吉原本町駅。
こちらは、吉原市街地となる吉原宿商店街の最寄り駅になります。
駅の裏手には、身代わり地蔵さんが・・・
こちらは、六月に祇園祭が行われ、山車を引き回す、お天王(てんの)さんがあります。
商店と飲食店が、表通り、裏通りと並んだ繁華街が続きますが、
人の賑わいはあまりなく、シャッター街となってしまっているのが、
寂しいところです。
しかしながら、第四土曜日には、吉原宿朝市が行われ、
減少をたどる客を、呼び戻そうという活動も行っているようです。
このような話をすると、さえない場所かと、思われるようですが、
有名なフルーツゼリーを売っているフルーツショップや、
地元高校生が経営に携わっているという、お店などもあったり、
故いかりや長介さんの功労を称えて、長さん小路など、
探してみるとまだまだおもしろい場所を見つけることはできそうです。
駅から、商店街の終わりまで、ときおり店内を覗きながら、散策しました。
商店街の終わりは、バスターミナルに接続しています。
小さな公園からも、富士山が望める地域。
市の花、薔薇も植えられていました。
駅までもどると、吉原駅に迎う列車が到着!
駅手前の踏み切りにつかまり、乗り損ねたかっ!と思いきや、
遮断機が上がりダッシュで、ホームへ!
間に合いました!
でも次のジャトコ前駅で降車(笑)
こちらのジャトコ前駅は、
このあたり一帯の自動車部品製造メーカー【Jatco】の工場地区への最寄り駅となります。
駅看板裏には、いくつもの工場が点在するジャトコの工場マップが…
さすが、ジャトコ前駅。
しかし降りてすぐに目につくのは、大型パチンコ店!
ジャトコ前駅~吉原本町~本吉原の路線は、弓なりになっており、
すぐ手前の踏み切りをわたり、北へ向って歩くと、
本吉原駅まで10分くらいで、いけます。
ちょうど吉原本町駅前の道を、商店街へとは逆へ向った道とつながります。
その間、商店がいくつかならび、歩いてゆくと、本吉原駅です。
こちらの駅前には、大手DVD/CDレンタルショップや、
黄色い看板の古本屋、桃のマークの中華レストランがあり、
その一角に、岳南鉄道の本社建物があります!
昔は、大きな駅舎とバスターミナルがありましたが、
いまでは、面影もありません。
ホームからは、富士山が望めました。
ここから、神谷駅まで向います。
手前の須津駅あたりからは、完全な住宅街の中を走る。
辿り着いた神谷駅前も、住宅地の中にあり、岳南江尾で折り返してくる列車がくるまで、
駅前の公園で、時間を過ごす。
折り返しやってきた、先程と同じ車両にのり、岳南原田駅にむかう。
こちらの駅前は、【日本大昭和板紙】の工場があり、
貨物線が、こちらの工場内に引き込まれている。
駅前には、スーパーがあり、普通に生活感のある風景。
今回は、昼の明るい間、乗っては降りてを繰り返して、
事前の準備なしに、沿線を歩きました。
あとで、調べたところ、歴史施設や、公園等、ハイキングルートなども、整備されており、
1日リーズナブルに過ごせる沿線になっています。
今回の1日乗車券は、土日祝日のみの利用制限がありますが、
田舎風景を楽しんだり、史蹟をまわってみたり、
事前の下準備をすることで、より楽しめるものと、思います。
私の沿線案内は、思い立って出かけても、最低限楽しめるモデルとして、
自分なりの計画を練って出かけてみては、いかがでしょうか?
歩いてまわると、いつもとは違う時間が過ごせたのが、とても印象的でした・・・
おしまい!!
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