本日、宙組エリザベート東京公演を観てきました~☆☆☆
約1か月半ぶりのエリザベートだったし、
8月はなにかとバタバタしていたのですんごく新鮮な状態で観劇できた~♪
しかもしかも、今回は2階席のちょい上手側で観たんですけど、
めちゃめちゃよかった!!!
群衆の動きの美しさ、照明、スモークの使い方、反響した音の迫力☆
特にプロローグ!!!
1階席で観た時よりゾクゾク~ってなって、すんごく引き込まれた。
やっぱり、歌、踊り、照明、セット、全体の動きが揃ってこその舞台なんだなぁと。
同じ作品を何度も見てるのに、こんなにも感じ方が違う!
王家の時にも2階席で観て感激したけど、やっぱり舞台は観るたびに違う発見があって好きだ!
これからも、絶対1回は2階席で観なきゃだな~(≧∇≦)
そうそう、今日団体さんで中学生(?)がいたんですけど、
2階席で観てたから、この宝塚の集団美や音楽の素晴らしさ、コーラスの美しさを堪能できるなんて贅沢やなぁ~と思ったり(^^)
(多分、最初ってオペラ持ってないだろうから、顔まで見えたかはわかんないけどw)
でも、これで宝塚を志す人が出てきてくれたら…そんで将来、
「宙組さんのエリザベートを見て…」とか言ってくれたら最高やな~って勝手に頭の中で思ってました( ̄▽ ̄)
↑妄想が止まらないw
さてさて、内容について・・・
大劇場で観たときは、正直、シシィとフランツの関係性にモヤモヤしてたんです。
でも、今日なんかすごくスッキリした気がします。
というのも、二人の食い違いの根源がはっきりとわかったから。
あくまで私の解釈ですが、二人の食い違いは「自由」に対する考え方の違いなのかなと。
そんな、わかりきったことを!?
と思われるかもしれませんが(^^;)、この違いを舞台の中で明確に見つけたかった。
それが、今日の観劇でようやくわかった。
まず、シシィの自由を崇める姿勢は、少女時代のシシィが出てきた時から明確。
「自由という名の神を!」とまで言っているのだから。
では、フランツは?
ここがずーっと気になってた。
フランツはシシィを愛していたと思うけど、シシィの気持ちに寄り添えなかった原因はどこにあるのか。
こちらについてはフランツの国王謁見の場面で見事に表現されてました。
とある女性がフランツに対して、息子の罪を許してくれと請う・・・
その息子が言った言葉、それは「自由」
そして、フランツは悩みながらも、下した決断は「却下」
これが全てなんですよね。
いや~これ、ほんと今日になって開眼したかのように気づきました。
きっと、エリザを何度も見られてる人ならすでに気づいてたと思いますが、私は今更w(^^;)
フランツは結局、自由を認められないのですよね。特にゾフィーの前では、ひいては国家の前では。
決断を下す前に悩んだところがフランツらしいというか、昔は自由を求めるところがあったのかもしれない。
だから、結婚相手にシシィを選んだのかな・・・と思ったりしました。
そのあと、ロシアの件でもめているときに、
ゾフィーが「皇帝陛下は何も決める必要はありません!幸運なオーストリーは結婚を!」ってなって、
階段下に降りてきたとき、フランツがゾフィーにちょっと反抗(?)しようとするんだけど、
ゾフィーの目がぐわっ!と大きくなって、フランツは引いてた。結局逆らえない。
鏡の間のシーンでも、「感情を抑えるのが皇帝の義務だ」と言ってて、自由はないんだなと。。
でも自分の信念を破ってでもシシィを選ぶ、ってところが何度見ても泣ける(;▽;)
シシィを妻にしたことが唯一の自由だったのかな…
そしてもう一つ…
シシィはフランツを愛していたか?ということ。
大劇場のときは、あまり愛情が感じられず、自分第一優先って感じがしたんだけど、
今回観てみて、シシィの愛情が感じられた気がした。
愛情の定義は人それぞれですが、少なくとも自分よりも相手のことを優先する気持ちだと思っています。
それを一番感じたのが、2幕の体操のシーン、
自分の美がフランツ、そして国のためになると思ってボロボロになりながら頑張ったのかなぁ…と。
自分の権力保持という見方もできますが、なんか今日のみりおんシシィからはすごく愛情を感じた。
でも、シシィとフランツはハリネズミのジレンマ状態なんですよね。
好きだけど、近づいていくとフランツはシシィの味方になれず(しきたり的に)、シシィはフランツの味方になれず(自由を愛するがゆえ)、
結局お互いに傷つける・・・
「扉を開けてくれ~」のシーンでシシィが扉を開けまいと耐えているのも、そういうことなら理解できる。
フランツは歩み寄ったつもりでも、シシィとしては傷つきたくなかったのかなと。
なんだか、またシシィとフランツのことばかり書いてしまいました(^^;)
エリザを生観劇すると、すぐ頭の中がこれでいっぱいになっちゃうので困ったもんだわ~
でもこれって、夫婦なら少なからず直面する問題かも。
どこまで相手に合わせるか、妥協するか、自分の我を通すか。
だからか、すんごく真剣に考えちゃいますねw
さて、他のことも少し…
今回、あっきーがルドルフだったわけですが、すんごく胸が苦しくなりました…
なんかね、気持ちの奥底が手に取るようにわかるような表情するんですよ~
トートに帝国の滅亡を見過ごしていいのか・・・って言われて、
「王座に座るんだ!」って奮い立って・・・
ここの目のギラギラ度が半端じゃなかった。ちょっと怖いくらい。
僕はできるんだ!って自分に言い聞かせてるような。
でも、ふとした瞬間に不安になる表情。ここの落差がすごい。
独りぼっちだった頃の目と同じような寂しい目をしてる。
すんごくヤラれました。。
今回、ルドルフにすごい感情移入できた。
で、まどかちゃんの子ルドと動きが似てる気がするんですよね~
体操座りからトートを下からのぞき込むような動きとか。
だからか、幼い頃のルドルフとものすごくつながって、体は大きくなっても心は変わってないんだな・・・
と、とても悲しい気持ちになりました。
それから、まぁさまトート、歌がますますトートっぽくなってました。
トートっぽくっていうのが表現が難しいんだけどw、
なんていうか、囁くようなこの世のものではないような声…
今までの現実世界のキャラとは完全に声色を変えてました。
ステージドアでも発生方法を変えてるって言ってて、
大劇場の時は、まだちょっと不安定なところもあった気がしたけど、
今回観て、すごく安定したなぁ~と♪
あの声だけで、トート感がすごいですね。
あと、前よりさらにドS感が増してたような気がする。
最後のダンスとかミルクとか激しくなってた!
今日のミルクのシーンだったか、闇が広がるのシーンだったか、
バックのギターのサウンドでキュィィーンってアレンジみたいなのが入っててそれがものすごくトート様に合ってた!
それから…やっぱり極めつけはルドルフが亡くなったあとの霊廟のシーンと夜のボートですよ。。
もう涙なしには見れない・・・
まぁ、いっつも夜のボートは泣くんですけどねw
今回、フランツがゆっくり杖をつきながら歩くのを見ながら、
出会った頃、シシィが鹿の角をフランツに渡してフランツが「シシィ!」って言うところの
満面の笑みがフラッシュバック…
「シシィ! シシィ! シシィ!」って
頭の中で走馬灯のように思い出されて…
溢れんばかりの涙がもうダラーっと。。(T-T)
前観たときは、出会いのシーンで夜のボートの悲しい最後を思い出して冒頭から泣いてたんですがw
今回は、最後にフラッシュバックして号泣・・・
まるで映画のような感覚に陥りました。
で、ズビズビの状態で迎える最終答弁w
いや~ここ、めちゃめちゃ迫力が増してました!!
ほんと、よくなってた!
このシーン、好きなんですよね。
唯一、フランツが感情を爆発させるシーン。
そして、男と男の直接対決!!!
まぁまかで見れてほんと良かったなぁ。
ここで、フランツが「エリザベートは私の妻だ」って堂々と言うのが好き。
やっぱり、相当エリザベートを誇りに思ってたんですね。
そして、トート閣下の怒り爆発もイイ!
音楽も激しくて二人のバチバチ感が伝わってきた。
いや~これ見ながら、これからもっと二人でガッツリ対決する役で見たいなぁ~って思いました。
まぁまかの色が全然違うからこそいい味が出てる!!
ということで、久しぶりのエリザ、本当に進化してました!!
個々の役についてはまたじっくり書きまーす♪
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同じ日に、感動を共有できて嬉しいです✨
私も初二階席でした。
二階からみると、舞台全体が見渡せますね。
全体の動き、セット、奈落の様子などよく分かって、昇天の少し前の床、星のようなキラキラした感じになってて、とってもキレイでした。
フランツ✨ロイヤルさがさらに増してますよね。
若いときから、老年まで、シシィを愛しぬいて包みこんでいて、歌と、セリフで劇場中、響き渡っていましたー✨
うってかわって、あのフィナーレのエロカッコ良さに、またやられてしまいましたー💕
銀橋を、あの笑顔で渡りきりー✨ロンドー✨で見上げてオペラ越しで目があって💕死ぬかと思いました。何度、死んでしまったことかー(笑)
群舞も、いっぱいニヤリしてましたよねー✨
前髪、ハラリも、どうしたら良いかわからんくらいー✨どうしたらって、ただ、見つめていればいいー💕
エリザ、こんなに色々な感情をもつなんて、観るたびにに、どうしたら、、みんな幸せに、、と考えてしまいます。
自由、、、✨シシィは、自由を求めていて。
フランツも、そうだったのでしょうねー✨
でも、、生まれながらの皇帝、、自由はなく、子供の頃は、子ルドルフの様に、寂しい気持ちなどがあったのでしょうか、、、しきたりだ、、仕方ないんだ、、と、言っている様に、皇帝✨なので、自由を封印してしまっていたのでしょうね💦
でも、シシィと出会い、自分は、自由になれない、シシィだけでも自由になれれば、、でも、側にはいてほしい、戻ってきてほしい、自分の中でも、色々な葛藤があったのでしょうか💦
夜のボートで、戻っておいで、シシィ✨と話しかけていて、シシィと呼んでいて、あの出会いの幸せを思い出します✨
毎回、涙、涙で、どうにもならないのですが、このエリザの世界に、浸っていたいです✨
真風様✨フランツ演じてくださってありがとうございますー✨
金曜日、観劇です。
初!!りくちゃん✨どんなルドルフか?楽しみです。
コメントの返信、遅くなってすみませんm(_ _)m
同じ日に観劇できてよかったです~♪なんだか、同じ日に同じ空間にいたと思うだけでうれしいですよね♪
私も2階席でしたが、舞台全体を見渡せて、照明やセットも1階席から見るよりもより細かいところまでわかっていいですよね~♪
私も、昇天の場面の星がキラキラした照明になっていて、それとスモークが相まってすごくきれいだったのが印象的でした☆
フランツは若いころから晩年まで、よりフランツ自身になりきっていてどんどん深まってるなぁ・・・と、またまたジーンときてしまいました。
そして、あのフィナーレの色気・・・
あれは、もはや犯罪レベルでは!?と思うほどです( ̄▽ ̄)
どれだけの人を虜にしているのでしょう・・・
銀橋で歌って、最後に2階席に目線くれるのうれしいですよね!?
私もズッキューーーーンとヤラレました。。(//▽//)
何度見ても、あのストイックで抑えたフランツからの、色気と包容力全開のフィナーレ真風への変貌に心を撃ち抜かれております。。
前髪といい、衣装といい、ツボが多すぎて目が足りませぬ~
そう、今回すごく「自由」っていうのがキーになってるなぁと感じました。
ゾフィーのことは尊敬しているとは思うんですが、抵抗できないときに少し辛そうな表情を見せるフランツを見ると、やはり、自由になりたくてもなれない息苦しさみたいなものがあったんだろうな・・・と。
それをシシィが体現してくれてるので、あえて自由にさせたのかなぁ~なんて思ってしまいました。
フランツは確かに側にいてほしいとは思っていたと思いますが、決してシシィを宮殿に閉じ込めるようなことはしなかったんですよね。すごく思いやりを感じます。
でも、本音は側にいてほしい・・・なんでしょうね。
夜のボートはフランツの本音が素直に出ていて、何度見ても涙が止まりません。。
本当に、真風っちがフランツを演じてくれて感謝しかありません!!
金曜日、りくくんルドルフバージョンを観劇されたんですね♪
今回の役替わり、本当に色が違って楽しいですよね~
私は10月にずんちゃんバージョンを見るので、それもワクワクしてますっ♪