50代娘と92歳父(要介護3)のゆる~い介護生活

今迄は健康情報のブログでしたが、父親の介護のブログになりました。別居で、頑張りすぎない介護をめざしています。

無言の家

2019-05-09 14:38:12 | 日記
老父と接することで、心を通わせることができないとこんなにもつらい、ということがよくわかりました。

私の父は、発達障害的な気質が強いのです。
他人の気持ちが理解できず、自分以外の人間に興味がないのです(娘の私には、まったく興味がありません。亡くなった母に対しては多少興味があったようです)。
しかも、カッとなりやすく、行動も衝動的です。

人とコミュニケーションをとろう、などという気持ちはないので、言いたいことを言うだけです。
他人に興味がなく、話を聞かないので、当然、会話は成立しません。友だちはいません。
相手にしてくれるのは、商売の人だけ(レストランの店員さんとか)。
それでも本人は、何とも思っていないようです。
他人に煩わされず、案外幸せそうです。

私にとって、非常に苦痛なのは、父があいさつをしないことです。
他人様にはニコニコして「おはようございます」というんですよ。
でも、私には言わないんです。
それだけでなく、「いただきます」も「ごちそうさま」も。
「ただいま」も「おかえりなさい」も「行ってきます」も言いません。

先日、「ただいま」と言ったら、何も言わないので、「おかえりなさいって言ってよ」と言ったら、「そんなことはどうでもいいんだ」と怒鳴られました。
こういう対応をされると、私は絶望し、死にたくなります。
頭に来たので、その日は話をしませんでした。

「きのう何食べた?」を見ると、主人公の二人が心を通わせていて、きちんとあいさつをしていて、うらやましくなります。

父にいろいろ求めてもむなしくなるだけなので、最近は私から父にあいさつはしないことにしました。
家の中は無言です。
それでも、父はまったく違和感を感じないようで、ひたすらテレビを見ています。
きっと、これでいいんでしょう。

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