朝江の朝 その2

パートとバイトの掛け持ち日記

山本さん(仮名)

2023-01-15 09:40:32 | 日記
近所で同じスーパー勤務の山本さん(仮名)は早朝の勤務なのに昨日は夕方も買い物に来ていた。雨なのに歩いてきたのか、夕方の値下げをしていた私に話しかけて来た。いつも旦那の愚痴、それをうんうんと聞きながら仕事をしました。値引きの手が遅くなりお客に怒られそうだったけど彼女の話も深刻なんだ。

去年の秋ごろ山本の旦那が定年退職になりずっと自宅にいるんだ。息が詰まるから夕方に買い物に来たという。よく聞く旦那在宅ストレスなんだろう。娘が春から大学に進学すると家を出ていくそうだ。ますますふたりっきりの生活になる。離婚しかないとまで言うんだ。まてまて、山本は早朝勤務のみだ。稼ぎが少なすぎる。もっとも彼女は九州に実家があり、まだ親がご存命というなら帰るという選択もあるでしょう。しかし50歳前後で九州に帰って仕事はあるのか?仕事を増やす、それか別の趣味を見つける。自宅になるべくいない時間を作るしかない。

私もまったく同じ道をたどってみたことがある。一度家を出て、別居したこともあるんだ。思い出せばうつ病だったと思います。何もしなくても涙が出てきて、やる気がでない。仕事とバイト、最低限の家事だけをこなして引きこもっていた。フリマも全く行かなくなり、感情がなかったあの頃と山本が重なる。
離婚しないで、そして九州にも帰らないでほしい。私は山本が好きなんだ。何かアドバイスできればいいけど、余計なお世話でしょうがいろいろ模索しています。

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