Opsis 諧聲 ウムケーレン

　　　　　al-dunyā khuda‛
　　　　　al-nās bida‛

　　何故に　駱駝の鳴き声のような 大声を張り上げて　祈るのだ？
　　何故に　聾にでも聞かすような調子で　怒鳴るのだ？

wa-ayana man yattaqī Allāh ḥaqq tuqātih 　

　　祈りと
　　涙とが、どれ程多くの場合、

　　見せかけと
　　名聞欲とを 源にして生じることであろう。

　　目に涙を浮かべて祈る奴を見て 感心するのは 愚だ。

【2015年度 課題曲Ⅲ】西村 朗 ： 秘儀Ⅲ ー旋回舞踊のためのヘテロフォニー


ḫpr-ḫprw-rꜤ　
ḥḳꜢ-mꜢꜤt sḫpr-tꜢwi

畏（かしこ）しや　打ち靡（なび）く　天（あめ）の限り　尊（たふと）きろかも打ち続（つづ）をく　地（つち）の極（きは）み　
萬（よろづ）の物を生み出（い）でて　統（す）べ治（をさ）め給（たま）ふ　大神（おほかみ）　世の限り有りの尽尽（ことごと）　落（お）つる事無く　漏（も）るる事無く
命（みこと）を分かち　霊（みたま）を通（かよ）はし　稜威（みいづま）　輝（かがや）き給（たま）ふ　神の御名（みな）を　天照國照統大神（あまてらすくにてらすすめおほかみ）と称（たた）へ奉（まつ）りて　言祝（ことほ）ぎ真祝（まほ）ぎに　
鎮魂（みたましづめ）の神業（かむわざ） 　仕（つか）へ奉（まつ）りて　大神（おほかみ）の厚（あつ）き 尊（たふと）き霊威（みたまのふゆ）を　蒙（かがふ）り奉（まつ）り　霊（みたま）を祓（はらま）ひ清めて　己（おの）が命（みこと）を明（あきら）め悟り　
弥益益（いやますます）に 高き命（みこと）受けむと　大神（おほかみ）の御前（みまえ）に 仕（つか）へ奉（まつ）らくを　命人（みことびと）の心の 傾（かたむ）き曲（まが）ひ　過（あやま）ち犯し悩める罪を　
始（はじ）めて霊（みたま）に 深く負ひ持てる 先世（さきつよ）の 穢人（けがれひと）に代（か）はりて 負へる罪に　依（よ）りて身を苦しめ罪を 重ねて　家族親族（うからやから）を悩まし
世の人をさえ穢（け）がし 苦しむる事を　悲しみ憤（いきどほ）りて除（のぞ）かむと　神誓（かむうけひ）　誓（うけひ）し奉（まつ）り　幾千（いくち）の人の罪に　足掻（あが）き憂瀬（うきせ）に落ちて
悩めるをば　我罪（わがつみ）ぞと悟り憐（あは）れと思ひ　導き助くる事こそ 己（おの）が命（みこと）ぞと　雄心（おごころ） 高く動かし　恵みの心深く動（どよ）まし　
神祝（かむほ）ぎに御祝（みほ）ぎし奉（まつ）らくを　曲事（まがごと） 禍業（まがわざ）は　科戸（しなと）の風の 天（あめ）の八重雲（やへぐも）を 吹き払ふ事の如く　悪 祓（はら）ひ祓（はら）ひ去らしめ給（たま）はむ　
霊（みたま） 輝き 直霊（なほび）栄へて　白玉（しらたま）の清き霊（みたま）は　高筍（だかむく）の直直（すくすく）と 生（お）ひ出（い）でしめ給（たま）ひ　努（いそ）しみ勇（いさ）ぶる心は　初日影（はつひかげ） 豊栄登（とよさかのぼり）に差し登りて
大神（おほかみ）の吉（よし）祓（はら）への御蔭（みかげ）　蒙（かがふ）りて吉事（よきこと）に　吉事（よきこと）居付かせ給（たま）ひて　弥弥（いよよ） 集（つど）へる命人（みことびと）の霊（みたま）を　清め輝かし給（たま）はむ

I judge all things as I would have them be. (W-pⅡ.311)

貴方は　わたしを のぞんだから

あおい本のコトバから　おとズれた
「 私（ワタシ）は 神の子 」と　声高らかに 讃いあげる　亡霊のワケ知り顔を　私は 差し出したの。

けれど　
貴方が　望んでいたのは

あおい本のコトバで　利せる
貴方（）に かしづく　真白い 入れ目で穿った　聖霊すがたの お人形さん達 だった。

　　　だから　私たちは　おたがいに　腹を立てあうでしょう

　　　　　　　　　さ も あ り な ん！

I see all things as I would have them be. (W-pⅡ.312)

I follow in the way appointed me. (W-pⅡ.317)


　　　「それは “ 恐れ ”よ」と　云うだけで

　　　　　みているかどうかすら　問わず


　　　「だから赦すの。赦しなさい」と　他人に 説くだけで 　

　　　　　みているものが　なんであるかすら　質（ただ）さず　心酔い

　　　　　

　　あおい本のコトバそっくりの カタチに
　　　みるもの みているものを　切りきざんで見て　ひとに 見世あうのが

　　　　　「 赦 す（forgiveness） 」ことなのですか？


I came for the salvation of the world. (W-pⅡ.319)

　　　　 ▽
　　ꜤꜢ-ḫpš ḥwi-pḏt
　ḫpr-ḫprw-rꜤ iri-mꜢꜤt

大神（おほかみ）の 高き御恵（みめぐ）み　深き導きを 頂（いただ）き奉（まつ）りて命（みこと）を　横（よこ）さの道に
迷ひ入らしむる事無く　疑ひ惑ふ事無く　真澄（ますみ）の鏡影（かがみかげ）も　朗（ほが）らに 教へ悟し給（たま）ひ
弥高（いやたか）き命（みこと）に 廻（めぐ）り出（い）でしめ給（たま）ひて　吾良く 人良く 今良く 後良（のちよ）き成り行きに
出（い）でしめ給（たま）はむ　各（おの）も各（おの）も楽しく　面白（おもしろ）の心持ちて　神笑（かむえ）らぎに 笑（え）らぎ　
笑（え）ましめ 惟神（かむながら）　神遊（あそば）しめ　給（たま）はむ

▼

al-kayyis kull al-kayyis

斯（か）くしこそ　美（うま）し大道（おほみち）　畏（かしこ）き御教（みおしへ）の儘（まま）に　
命（みこと）ぞは 美保貴彦命（みほぎひこのみこと）の 荒魂（あらみたま）の雄雄（おお）しく　和魂（にぎみたま）の優しく　
幸魂（さきみたま）の爽（さわ）やかに　奇魂（くしみたま）の明（あき）らかに事に 及（およ）び物に当たりて
誤（あやま）つ事無く　違（たが）ふ事無く　漏（もる）る事無く　揺（たゆた）ふ事無く　玉鉾（たまほこ）の玉の 真柱（まはしら）立ち　
並ぶ命人（みことびと）の思（おも）ひは 大神（おほかみ）の御心（みこころ）　　命人（みことびと）の為（な）すは 大神（おほかみ）為（な）さしめ給（たま）ふ事に 隔（へだ）てなく
叶（かな）ひ合ひ極（きは）まりて　吾良く 人良く 今良く 後良（のちよ）き 神の御國（みくに）を 今（いま）の現（うつつ）に 此（こ）れの命人（みことびと）より　
始（はじめ）て　現（あら）はれ 出（い）でしめ給（たま）ふぞと　神祝（かむほ）ぎ　祝（ほ）ぎ奉（まつ）る事を　嬉（うれ）しみ 尊（たふと）び　忝（かたじけな）み奉（まつ）りて　
八平手（やひらで） 百平手（ももひらで）　 打ち上げ 打ち亮（な）らし　舞ひ立ち 舞ひ出（い）で 舞ひ退（そ）き 舞伏（まいふ）しつつも　拝（おろが）みも 奉（まつ）らくと 白（まを）す

‛ Speak, Lord, for your servant is listening. ’（1Sam.3：9）

さしち
バテンヌルがすえ
われは つきしろ イリぬ尚侍

みにんみらりぬ
てぃにんとぅらりぬ　
かなし大主が 刀自　久志伊奈太 の 形代（ヒユレー）とならん

　　

一 中辺綾（べあや）の天（てに）
　君ぎや　やぐめさす
　みとろ金（かね）　みおやせ
又 雲辺綾（くもべあや）の天（てに）
　主が　やぐめさす
又 あふ雲の鎧は
　積み上げて　みおやせ
又 精（すえ）の精富（すへとみ）に
　積み直（なお）ちへ　みおやせ

文中の赤字文は ザマフシャリー「黄金の頸飾」
青字文は　2015年次 My ACIM homeworks：
レポート「あわ雪　ふわり ふわり」（2017-03-16公開：現在クローズ）から。