I am NOBODY! Who are YOU? ~ ぽーぽー的ACIMブログ『エセー』 ~

“ひとのフリ見て我が(ego)フリ直せ” ナマケモノ系acimerの
『NO』奇跡のコース×奇跡講座×奇跡の道なエセー

吾亦紅 そしうなる 抛物線

2023-10-01 | エッセえせ
・・・・・・朧月夜に 似るものぞなき






悟り系スピには、
  「自由意思はない」という 根源論がある。

確かに 真理である。
だが、現象界のステージでは、自分の意志で 選ぶのが 基本である。

それを否定すれば、この世の秩序は 崩壊してしまう。
凶悪犯罪者がどんなに責任を否定しても、この世の法律は それを許さない。裁かれる。

究極真理は ともかく、
  「 自分の人生は 自己責任で決めている 」 が 大前提なのだ。

しかし、その現実から 逃げたがる人が多い。



「 絶対に 大丈夫 」
「 貴方は そのままでいい 」 という 無責任なメッセージに すがりつく。

その方が楽だし、問題を 誤魔化すことが 出来る。
指導者たちは、生徒の依存心を利用し、生徒もまた 指導者に依存したがる。

  そこに 真の信頼はない。

        「 支配したい者 」
        「 支配されたい者 」 が いるだけだ…



yama『 愛を 解く 』



・・・あたしのママは 

  街のひとから「ママ」と 呼ばれる オンナのひとだった。

    あたし の 「パ パ」 は 誰だか 知らない。


 金持ちの「パパ」 
 顔のいい「パパ」 名の知れた「パパ」・・・・・・etc.

「パパ」いう オトコのひとが あたしの周りには たくさんいた。 



モノカタリ・エセー  The fish storyⅠ「月蝕皆既」


ママの「パパ」と同じくらい
あたしにも たくさんの「パパ」という オトコのひとがいる。


 なほ、名のりしたまへ。
 いかでか、聞こゆべき。
 かうてやみなむとは、さりとも思されじ・・・



此処は なないろのユメと
あまいアバンチュールで 出来た「本当の街」だから。





一つの例だが…

この世には 天才的なナンパ師がいる。

普通の男なら、高嶺の花と
諦めてしまう セレブ女性すら、見事に落としてしまう。

天才ナンパ師は、どんな テクニックを使っているのか?

トーク術の達人なのか?
魔法のような口説き文句を 知っているのだろうか?

そこそこのレベルのナンパ師なら、女性を口説きまくっているだろう。


      


「あたし」

この世界しか 知らない。

この世界じゃないところは どうでもいい
アタシは 知りたいと思わない。思えない。
 


  この世界だろうと なかろうと

    あたしは アタシ。

               「自分あたし」じゃない?


     ようは 「何」が 
     シたい、ヤリたい、イイたい 「自分アタシ」なワケ?


     

凄腕のナンパ師は、決して 相手を口説かない。

女性の方が 勝手に ナンパ師に 惚れこみ、
      盲目的に 依存し、尽しまくるのだ。



そこでは 巧妙な 洗脳マインドコントロール の技術が 使われている。

  「 保証できないものを 保証する 」 という 

           認識の盲点を 突いた テクニックなのだ。

 多くの人は、不安と恐怖に 囚われているし、
       それ故に 強い依存心を持っている。

       特に 未来のことに関しては、その心理が働きやすい。




「アタシ」

「ホントウのあたし」なんて 
 イイワケは いらない。欲しくもない。

  あたしは ココで いきてる。


あたし ここで あたしってオンナを いきてる。

 憂き身世に やがて消えなば尋ねても
    草の原をば 問はじとや思ふ


     あたしは この街のオンナ。 
          誰よりも ゲンジツ的な オンナ だもん。



「青のすみか」キタニタツヤ : Where Our Blue Is / Tatsuya Kitani


しかさらば 矢矧のいちに 沓かひにかむ


「 誰よりも ゲンジツ的なオンナ 」の あたしでも 
   絶対 敵わないオンナがいる。

  それは あたしの ママ。


この街で あたしのママを 知らないひとは いない。

   ママは ここの 女王。 超弩級のオンナだった。



ぺたんこだった あたしの胸が 大きくなり始めた頃
ママに 聞いた。


  「 ママ。

    あたし ママみたいな オンナのひとに なりたい!
        オトコのひとに いーっぱい好かれたいの!

     ねえ? あたし どうしたらいい? 」


    コムスメの ママごとを 女王は 一蹴 した。


    


「ママみたいな オンナのひとになりたい 」 ですって?

  何をイってるの。このコは!

  やめて頂戴な。馬鹿馬鹿しいったら ありゃしない。

  わたしは あなたを生んだ「ママ」だけど
  わたしと アナタは 「別のオンナ」よ


 この街に 同じオンナは・・・・ ・・・・・・ ふたりも要らない・・・・・・・

  だれかの もの真似してまで 
 「オトコのひとに いーっぱい好かれたい」
 アナタみたいなコが ママの様に なれるわけ

       「ナイ」でしょ!


       


  何をしても許される オンナ盛りなんて あっという間よ

  お馬鹿さん。

  この街じゃ (ひとと同じ)
        (いつも同じ)イイなりのオンナは 

  始めは チヤホヤされても すぐに 飽きられる。

         オトコって ずい分よね。笑


  でも にんげんって 
  オトコに 限らず  そういうイキモノじゃない・・・・・・・・・・


「どうして」 ママみたいに なりたい?
「どうして」 オトコのひとに いーっぱい好かれたい アナタ かしら?




   貫河 の 瀬々の やはら手枕 やはらかに 
             寝る夜はなくて おや離くるつま




なんでも スキにしたい オンナなら

あなた

金持ちの 顔のいいオトコか
人のいい つかえる便利なオトコを 口説いて

この街を出て
善き妻 良き母 好いオンナに なるといいわ

アナタ

結婚すれば、おカミの保障 付きよ
不都合があれば 自分おんなの権利を 主張できる



住むところも
ご飯も 心配しなくていい。

お金や セックス、 子を 与えてもらえる
なに不自由ない しあわせなオンナ に なれるでしょう?

あなたに イイなりのオトコ・・・・ ・・・・・・・・
    あなただけの オトコ・・・・・・ ・・・なら 自分アナタの イイように 使えるわね?


   ( 誰かと同じ )( 皆に好かれたい )
    オンナに なりたがる あなたみたいなコは

   「 理想のオトコ 」 
   「 運命のオトコ 」という イイオトコでも 捕まえて

    オ「ママ」ゴト 人生を 面白たのしく イきなさい


     夢みるユメコの BABYネンネちゃん



Nat King Cole 「 Blue Moon 」



多くの女性の間で、最も人気が高い男は、

「 俺なら 絶対に
 お前を 幸せに出来る 」
断言できる男 である。

不安を打ち消し、
安心を与えてくれる男こそ、最も 人を引き付ける。

今の時代、女性が強くなった…と 言われるが、本質は 何も変わっていない。

出産本能がある以上、
安心と 安全を 第一に考えるのが 自然 だ。

占いが 好きな女性が多いのも、その心理に 基づいていると考えられる。



    


   死は君の腕に待ちたし夕茜ゆうあかね


     ・・・ママはね 

     気持ち「イイ」ためだけに
        いきている 自分おんな なんて イヤよ。

     食欲、性欲、
     自分の「いい」ばかり 満たさずにはいられない

     ソレって 「いい」オンナという 家畜メシつかい だわ。

気持ち「イイ」だけの 家畜 オンナ は
気持ち「イイ」を 与えてくれる 「いい」殿方ごシュじん サマが いなきゃ イきられない。


      

お金や地位・名誉に ヨクつかえる
気持ち「イイ」オンナばかり 欲しがる 殿 方パパさん

ハンサムな自分、頭のよい自分に
   都合の「イイ」オンナを 求める 殿 方ダンナさん

「イイ」オンナの尻に 敷かれて 喜ぶ  殿 方おニイさん も いるわね。笑


何でも「はい」「ハイ」受け入れて
    気持ち「イイ」を くれる、ヨクしてくれる殿方には

あなた以外の「いい」オンナ
替えのきく 「イイ」オンナが  山ほどいる 殿 方カミさま でしょう……


   

  口だけで、お前を幸せにできる…と 唱えても、
   勘の良い女性なら、すぐ見抜いてしまうだろう。

  だが 心理的な盲点を 突けば、心のゲートを 潜り抜けることが出来る。

  後は、小さな結果を 積み重ねればよい。
  女性の日常的な選択さえも、男が代わって 判断・選択してあげる。

  「俺が選んだのだから、間違いはない」  
                       と、自信に満ちた態度を示す。


そんな「いい」殿方が いなければ イきられない
そんな「イイ」気持ちだけで いきている オンナは かなしい。




   かはば 線鞋の 細敷をかへ

「俺が選んだのだから、間違いはない」
   自信に満ちた男の言う通り 実際に 上手くいった…。

  その男の判断が 正しかったことが 証明 された。

  男の仲間の協力を仰げば、
     失敗を 成功に見せかける事も 可能 だ。

  それを 何度か重ねれば、
      女性は すっかり その男を 信用 してしまう。


かくして、ターゲットの 洗 脳マインドコントロール が 完了する。



手嶌葵「 Blue Moon 」


さしはきて 表裳とりきて 宮路かよはむ

   「洗脳」後、男が 判断ミスを犯しても、
    女の脳内では 自動補正が 行なわれるようになる。

     自分の頭で 判断する苦労から 解放され、
     全てを 男に委ねるようになる。

     つまり、「貴方の言いなり」 という、
                精神的な奴隷状態に 陥るわけだ。

                    RK 「貴方を洗脳から守る方法」より


気持ち「イイ」だけのオンナしか知らない
 そんな「いい」殿方も ママは かなしい と かんじる…


 


気持ち「イイ」だけのオンナと 同じ
 
 「いい」しかない自分に 囚われ
  おたがいの気持ち「イイ」 何か が なければ イきられない。

  ココで イられない にんげんは 即ヨウ済み に されてしまうから。


 満月へ燃える女体よ白骨秘め


   「いい」コトだけで 成りたつ この街の
   「イイ」だけの オトコと オンナは  

    みな かなしい ヨイの 家畜 ね……




「いい」こと?  ひとの「イイ」なりじゃ 駄目。


   自分の 形振ナリ・ふりを よく みる。
          ヨク 知ることよ。



       ひとや 自分の「イイ」ことが
        ほんとうに「いい」コトなのか

 「自分」の 頭で 考えなさい。
 
   自分だと思っている ジブンなんて ちっぽけな自分よ


  


「イイ」こと?  同じ「いい」ばかりじゃ イけなくなる

   イイひと 
   ダメなひと
   いろんなタイプの オトコのひとと 

   出来得る限り お付き合いなさい。

   たくさんの オトコのひとから 
   どういう自分なのか 教えてもらうの。


逢いにゆくを張りつめし満月へ


   


付き合うオトコのひとの数だけ 

  いままで 知らなかった自分、
  今までとちがう 自分オンナが いることに 気づくでしょう

   たくさん 恋をなさい。

・・・恋をするとね 
   いいことも 辛いことも 両方あるの。

 いいことだけ
 辛いことだけ どちらか 一方だけしか ないなら

誰かに 恋するコトもない 自分にんげん じゃないわ・・・・・・




「 眩暈 」 椎名林檎 【ピアノ】


世間では 「詐欺」 に対して、厳しい目を向けていると思います。

犯罪は 犯罪ですから、
法の裁きを 受けますし、ニュースでも 報道されます。

もともと私は、この種の問題を、

    感情論のレベル で 語るつもりはないんです。


加害者のみを 一方的に 攻撃するつもりはないし、
被害者を 責めるつもりもない。

イジメの問題で 喩えてみましょう。

イジメっこの責任のみを 追及しても、問題は 解決しない。
けれど、いじめられっ子に 全ての原因を 押し付けるのも、話のすり替え ですよね。


   


私自身も昔
いじめられっ子だった 経験があります。

当然、加害者の責任を 問うわけですが、それだけでは 解決しなかった。

何故なら、問題解決の選択権 が、相手側に 移行したままですから、

      自分は 無 力 に なるしかない…。

だから、私は 「私自身」の問題を探り、その解決に 取り組んだ。
       しかし、「相手側の責任」を 帳消しにするつもりもない。

       自分が 出来ることに 
        私は 取り組んだだけです。

                            
2016.5.5 RK


     

深き夜のあはれを知るも入る月の
 おぼろけならぬ契りとぞ思ふ



彼のことが 好きで 好きで 
好きすぎて 彼の言うこと為すことに ほだされては いけないの。

愛されるのを ただ 待っている
オトコのひとに のぞまれるだけの オンナも 駄目。
 
彼に 依存しない 
彼と 対等に いきていける 
どんなひとも 愛せる 「おんな」 に ママは なりたい。





真剣に ひとを 想うと かなしくて くるしい
とても つらいことよ…。

ひとのこころは 白黒 カンタンに 割り切れる モノじゃない。

……ママね、誰かを こころから 愛してるとき

    自分おんなを 生きてるって 実感する。

    「この自分オンナに 生まれてきて

  ほんとうに よかった、しあわせだな、って 思えるひとで ありたいの。



     

  月の夜も 夜ゑ 
  闇の夜も 夜ゑ 
  里が いまゐる
  夜どにや 夜さらめ



・・・・・・そういって

  いとおしそうに あたしを見つめる この街の女王は
  


こいをした かつての「彼」を  今でも 愛してる
 
      ありきたりな  ひとりの おんなのひとだった。

   野辺ごとに
   人もゆるさぬ 吾亦紅
   こやいまやうの むさのことくさ

      

yama × キタニタツヤ『憧れのままに』



本文の(あたしとママのお話)は モノカタリ・エセー
The fish storyⅠ「月蝕皆既」(2019-07-25公開:現在クローズ)より抜粋

文中の俳句(赤)は 猪本千恵「銀河」からです♡