SET ピース「白昼の海へ」ふたたび

　　　　


“ Sannyas means courage more than anything else,
because it is a declaration of your individuality, a declaration of freedom,
a declaration that you will not be any more part of the mob madness, the mob psychology.
It is a declaration that you are becoming universal; you will not belong to any country, to any church,
to any race, to any religion.”

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Osho, Finger Pointing to the Moon, Talk #7

現代において、伝統的な宗教が どんどん廃れ、
逆に　新興宗教や ニューエイジ思想が　急速に 拡大している。
それは 何故か？

　　おもいカナイ
　　ミないカナイて
　　イヤさか　はろはろ　シッタカたあ

肉体を伴って、
この地球の磁場に 生きている以上、
二元性を 完全に 超えることは 出来ない。

　　んかし　
　　んかしの　すぺっしゃる　
　　あきつうるまの 大かみ シタがえ

S-Eternal-Triangle（さんかくスイ） んかい　さあ イコウ

　　　

知識や テクニック自体に　特殊な力があるわけではない。
それを利用し 実践する「人間側」の問題だ。

　　　アマくま 良い好い　カクリよのゼンから　
　　　グソーくそーハゴーの　ヒソウひひソウまで　

生き様 が 業を作っている。
その生き様を通じて 解消するのが　 本道だろう。

　　　ゲレン　紅蓮におよずれ　
　　　みんな　いっしょに　うちう　悟達 悟後 ぼぼ　タマきわる　

覚醒は「生きる手段」ではない。
もし覚醒すれば、おそらく「生の否定」に 直結しよう。

　　　　　　　　　左 様 ナ ラ

究極の経験を果たせば　これ以上、
生の欲望を持つ動機が無くなる。死滅する。 　RK

　　　　　　　　　さようなら。

Jane Birkin - L'aquoiboniste (Gainsbourg)

— 元日本人民解放軍兵士の日記から

　　　　　　おれは日本人民解放軍兵士だった。
　　　　　　ひとはそれをヒポコンデリイの妄想と
　　　　　　いうが、だとすれば、妄想のなかにこ
　　　　　　そおれの現実の日がある。

　　　　　　　　　　　　　　　　黒田喜夫 「 地中の武器 」より

しじんさん は　

生まれたときから
「しじんさん」じゃ ありませんでした。

ひょろり　ひょろひょろ　ちっぽけで　

びくびく　ひくひく　ぴくんぴくん　

いつも　ナニかに 怯えて　ちいさく 小さく　ミを丸め
いつも　べそべそ　めそめそ　ないていた

それは　それは　やわやわの　ケモノさん だったんです。

よわいケモノは　みんなと 同じ じゃ　生きていけない。

　誰よりも　やわやわの しじんさんは
　よく　ほかのケモノさんから　いじめられました。


「どうして おれは いじめられるの？」


　　　ここは　よわいケモノは　生きられないの。

　　　つよいケモノが　いちばん
　　　つよいケモノが　いちばん 正しい

　　　つよいケモノの いう通り　

「みんな」 従わなきゃ　よく生きられないところよ。

「どうして おれは ここに 生まれてきたの？」


・・・うーん。

どうしてかなあ(笑)



「おれ　どうしたらいい？」


「おれ」は どうしたい？ 〇
「おれ」は どうなりたいの？

その「おれ」を いきているのは　貴方（きみ） でしょ？

貴方（きみ）のうちにある　じぶんのハートに　聞いてみるといい。

Bob Dylan　「 BLOWIN' IN THE WIND（風に吹かれて）」　1963

Ameyujitotetitekenjiya・・・

おれは這つていた
つらなる砂丘を這いこえてゆくと
少しずつ　四肢の感覚がなくなつてゆく
這いすすむ限りない蛇動感の
或る極点に達すると
ふと管状の虫類のひとくねりで
全身の危機を探るほかはない
別の世界へ入つてゆく
目が見えない耳がきこえない　ひたすら
全身で世界にふれるほかはないゲリラ兵の
執念の時に入つてゆく

黒田喜夫「 地中の武器」白昼の海へ　より

・・・・・・Ora Orade Shitori egumo

やわやわ　ちっちゃな　しじんさんは　

いじめられないよう　
誰もいない 山の奥、いつも　隠れるように いきていた。


しじんさんは　いつもはらぺこ　ぐうぐうぐう

おなかと ハートが 　ないてる　 ぐうるぐるう

　　おれ「まんま」ほしい。
　　おれ「まんま」が ないと うごけない。

うん。 ここにいると　「私（おれ）」 は　はらぺこに なるんだ。

おれ「まんま」あると 気もちいいの。
おれ「まんま」ほしい。

そうだね。笑

「まんま」おなか にあると　気持ちいいね。
ハートの「まんま」なら　　しあわせだあ。

「まんま」 いっぱい
「まんま」 しあわせ
「まんま」のケモノさんは つよいんだ。

「まんま」って　大事 だね。

おれ「まんま」いっぱい ほしい。
おれ「まんま」のしあわせ　いっぱい ほしいよう。

ここには 「まんま」は　いっぱい ないんだ。
みんな　「まんま」 いっぱい ほしいの

　みんな　私（おれ） と　同じ ケモノさん なんだ。

「まんま」ありたい　
「まんま」いっぱいいる　

　みんな　君と　同じ はらぺこのケモノさんなんだよ


　　　　My sweet heart.

ROTH BART BARON 「 けもののなまえ 」

世の中には　色々な苦悩が溢れているが、
自己の羞恥心に 直撃する類のものは、特に苦しい。

つらい。
恥ずかしい。
穴があったら 入りたい。

周囲の連中に 忘れてほしい。
このまま 自分が消えてほしい。すべてが 消え去ってほしい。

でも・・・

忘れたくても 忘れられない。

思い出すだけで　奇声を発してしまう。
どうすれば、その苦衷から　逃げることができるのか？

・・・分からん。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2002.9　RK

やわやわの しじんさんには　

ほかのケモノさんより　
ほんの ぽっちりの「まんま」しかなかった。

だから　いつも はらぺこ
しじんさんは　おいしそうな「まんま」を 見つけると　

ぴゅーーん　びゅーーん　　駆けてくよ。

　　はやく　ハヤク　はやく


しじんさん　駆けてくときの　

烈（はげ）しい 劇（はげ）しい風を かんじるのが　好きだった。

　　 早く
　　 はやく　　
　　 もっと 速く　おれ　いかなきゃ　

　　「いきたい」　おれ　イきたいよう。
　　　　　　　　　　　　　　　　

7. Let him who knoweth presently declare it,
　this lovely Bird's securely founded station.
　Forth from his head the Cows draw milk, and,
　wearing his vesture, with their foot have drunk the water.

　　　　　　　　　　　　　　The Rig Veda：Mandala 1, Hymn 164



「まんま」に 向かうとき　しじんさんは　 うたを 歌うんだよ。

それは しじんさんのハートに　
　　　　　ずーっと あった　しじんさんの 「Aria（おうた）」 なの。


歌うと　風のように　すぅーっと 何かが　しじんさんの胸を 翔けていく

　

　　何かを 知ってる　風伯（せんりつ） が
　　何もしらない 自分を　連れて行ってくれるみたいで

　　　　　　　　　　そのとき　しじんさん　何も 怖くなかった。

昔、人を大切に思う心からくる 自己嫌悪に苦しみました。

そこで私は 原因を徹底的に 探りました。
時間が ひどく かかった。

やっと 分かった事実に、私は 大変な衝撃を 受けました。

　「 人から大切にされたい。
　　 愛してほしい。救ってほしい 」という 欲望でした。

その裏返しで、私は 人に親切にしていた・・・。


人の心の奥には、色々な 真実 が 埋まっています。

だからこそ、

　　「俺はこういう人間なんだ」
　　「これが原因なんだ」と　簡単に 結論を出してはいけない。

　誰でも 簡単に分かることなら、
　釈迦や キリストも、あれほど 苦労しなかったでしょう。

コトリンゴ 「 悲しくてやりきれない 」

ＷＨＡＴ　 ＩＳ　ＴＨＥ　ＲＥＡＬ　ＭＥＡ（ドウシテ　そんなに　「よく」 ありたい　）ＮＩＮＧ
ＯＦ
　ＳＡＣＲＩＦＩＣＥ（ 「アナタ」かい ）？ (M-13)

どんな理由であれ、
自己嫌悪に 陥るということは、命を傷つけることを 意味します。

だからこそ　自分の長所・ 美点だけでなく、
欠点さえも 受け入れ、許し、癒し、愛するところから 始めなければ・・・・・・。

他ならぬ 自分自身 のことなのです。
　　　もっと 愛してあげなくちゃ　自分が 可哀想。

・・・これは　私自身のテーマでも あるんです。