アラビアンナイト…エキゾチックでロマンがありそうな響きです。このアラビアという言葉が使われている国に、サウジアラビアがあります。以前、この国に1年ほど滞在しました。ロマンがありそうなのですが、砂漠のように、これほど無味乾燥な国もないように思います。サウジアラビアとは、サウジ家のアラビアという意です。列強部族との戦いに勝ち、独立した時の初代国王となった人の姓がサウジだったのです。この初代国王の子孫が国王を継承し、現在は確か十代目あたりでしょうか。サウジアラビアにはイスラム教徒の聖地であるメッカがあります。イスラム教の総本山がある国ですから、イスラム教の戒律である、お祈り、禁酒、女性のベールの着用などは厳しく守られています。
街を歩いていても、成人女性の顔はベールの下で見ることはできません。また、男性と女性の空間がどこでも厳しく分けられていて、バスの中にも仕切り板があるほどです。街の中を歩いているとベールを被った女性を沢山見かけますが、女性の近くに寄ったり、声を掛けたりすると、場合によってはムチ打ち百回の刑に処されるそうです。それでは、ここで問題です。『サウジアラビアの男性達は、女性の顔が見えないのに、一体どのように結婚相手を見つけるのでしょうか?』
ある時、親しいアラビア人の友人に「あんた、どのようにして嫁さん見つけたの?」と尋ねてみました。彼曰く、「彼女の小さい頃の顔は知ってんだ、可愛かったよ」と一丁前の返事。でも、小さい頃知っていても人間変わるだろうし、と首を傾げると、「この国では小さい頃に、部族間で結婚相手はある程度決まっているんだよ」とのこと。男と女の付き合いについては、いろいろと制約がある国ですから、どうも大人になる前に当人や親が決めているようです。ベールを被った後は、親や親戚が取り持ち、結婚にゴールするといった感じでしょうか。写真は、砂漠のバラ、と呼ばれるもので、アラビアにいた時に、友人のアラビア人からもらいました。このような、バラのような石が砂漠の中にあるのだそうです。これもアラビアの砂漠の中にあったものです。砂漠のバラはオワシスがあった所に出来るとのことで、オアシスが干上がる際に、水に溶けていた石膏などが析出して、結晶が作られていきます。結晶は成長していき、そして、美しい花状の結晶(砂漠のバラ)が誕生するのだそうです。
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