写真はマンションの内覧会で撮りました。写しているのは窓のサッシです。指の先で示しているものは何だか分かりますか?
最近の窓のサッシには、鍵の他に、このような小物が付いている場合が多いです。この小物の名前は、指詰め防止ストッパーと言います。ストッパーを窓ガラス側に倒しておきますと、サッシが重なる前に止まります。窓を開けた時に、指の先がサッシの間に挟まれないようにするためのものです。
最近では、ペアガラスなど大きくて重量のある窓ガラスが普及してきていますので、指を挟むと事故になりやすくなっています。
写真では、ストッパーを向こうへ倒そうとしても、途中でストッパーの先が窓ガラスにぶつかってしまって、ストッパーが水平の位置まで来てくれません。これでは、窓を開けるとストッパーが窓ガラスをこすってしまって、ガラスに傷が付いてしまいます。ガラスに傷がついては困りますので、ストッパーの位置の調整を指摘しました。
内覧会では、このような窓の指詰め防止のストッパーも倒してみて、窓の開閉に問題がないか、チェックしてみて下さい。一般に、この指詰め防止ストッパーは普通の腰窓では1箇所、大きな掃き出し窓では上下の2箇所に付いています。それから、2箇所付いている場合には、両方とも倒してお使い下さい。一つだけですと、窓を開けた際に、大きな力がかかりますので、ストッパーが折れてしまうことがあります。(82)