写真は千葉の浜の夕暮れ時、水平線に落ちていく夕陽です。夕陽を見ながら、昔のことを想い出しました。もう50年以上昔の話です。
父と母と私と弟の4人で習志野市から谷津の海岸に潮干狩りに行きました。当時、私は6歳で弟が4歳、家から1時間ほど歩いて行きました。今になって思うと、よく歩いて行ったなーと思います。
4人で海に向っていると、やがて、総武線の踏切が見えてきます。この踏切を渡れば、もう海は近いです。踏切に来たら、信号が鳴っていて、4人は止まりました。ここの踏切には遮断機はありませんでした。右側から電車がガタンゴトンと目の前を通って行きました。私は、電車が行き過ぎたので、踏切を横切ろうと入って行きました。そして、何歩か歩いた時に、後ろからすごい力で押されました。後ろから踏切の外へ押し出されたのです。私は何がなんだか分かりませんでした。後ろを振り向くと、父親が居て、その向こうには、電車が急ブレーキをかけたのでしょう、止まりつつある電車が見えました。電車が止まると、運転手が運転席の横の小窓からニョキっと顔を出してこちらを振り返って見ました。その電車の運転席の小窓と運転手の顔は、今でも脳裏に焼き付いています。
踏切で右から来た電車が通り去った、もう平気と、私は左を見ずに、踏切に入って行ったのです。そしたら、左からすれ違いに電車が来ていたのです。父は、私を呼んだら間に合わないととっさに判断し、自分が踏切に入り、走って、私の背中を押し出したわけです。私の命は、父に救われました。自分の命、多くの人の助けによって存在しているのですね。その父も15年ほど前に亡くなりました。
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