先週末のこと。ちょっとした事件がありました。
夕方、ちょっと早めにオフィスから出たところで、音がするので振り返ったら、足に装具をつけた人が四つん這いになっていました。転んだのかと思って、横にしゃがんで、「大丈夫ですか?」と聞きながら、首からからまっているカバンをはずしてあげて、声をかけていたら、わたしが手をついていたところに、嘔吐されました。見たら、茶色くて、あれっと思っていたら、その方が「あ、また吐血しちゃったかしら」と。ぎゃー!
実は朝方、手の紅斑が化膿していて、傷ができていたところで、「その傷から血液が入って、肝炎とかHIVとか感染症をもらっちゃったら、ステロイドとか免疫抑制とか使いにくくなるかも」と一瞬思ったわたし。傷は小さかったけれど。
「誰かいますかー!」と助っ人を呼んで、その間に、流水とせっけんでとりあえず洗い上げました。インフルエンザが流行ったときのように、爪のなかとか指の間とか手首とか、ちゃんとちゃんと洗う方法です。「感染症を予防するのはなんといっても流水とせっけんの手洗い!」と教えてもらっていたのがよかったみたい。
それから、念のための除菌で、エタノールのジェルをゴシゴシ、と。手ぴかジェルというのがありますが、あれはエタノールが80%くらい入っていて、市販の消毒用のエタノールと同じ濃度なんですってね。初めて知りました。
倒れた方には、しばし声をかけながら、ご家族につないで、救急搬送していただき、無事だったようです。
しばらく経って、落ち着いて、あらためて傷のところに人の血がかかるというのが心配になってきました。
肝炎訴訟の頃に話題になった、病院で、患者さんに刺した針が医療者に刺さっちゃったりする「針刺し事故」の話のことを思い出すと、HIVの感染が心配される場合は、できることなら2時間以内に予防薬を服用するとか、肝炎なら2日以内にワクチンを打つとかそんな話を聞いたような?
週末だし、たしか主治医は夏休み中だし、躊躇もしたのですが、「早く言ってくれたら処置の方法もあったのに!」となってはいけないので、とりあえずいつもの病院にお電話をして、救急部の看護師さんに相談してみました。
「やさしい気持ちで対応してくださったのに、それはたいへんな思いをされましたね」と言ってくださって、「でも、すぐ流水で洗うというのはすばらしいです」とまず褒めてくださったんです。そのうえで、週末で感染症の先生がいらっしゃらないので、週明けにお電話で相談してみるのが一番かなというお話になりました。もちろん救急で先生方にお会いすることも可能ではあるけれど、週末の間は「とりあえず消毒」というくらいしかできないかもしれないけれど、と言われて、週末はできるだけ気にせずにのんびりと暮らすことにしました。
いやはや、びっくりしました。友だちからは「おぼれている人を救助するときに安全確保をしてから飛び込むのと同じで、倒れている人を助けるときはちゃんと安全確保してね」と念を押されてしまいました。
って、マスクはともかく、医療用の手袋とか持ち歩いてないですから、普通!
こんな心配をすることになることを考えると、やっぱり紅斑はまめにステロイドで治しておくべし、ですね!
続編へつづきます~。
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実は朝方、手の紅斑が化膿していて、傷ができていたところで、「その傷から血液が入って、肝炎とかHIVとか感染症をもらっちゃったら、ステロイドとか免疫抑制とか使いにくくなるかも」と一瞬思ったわたし。傷は小さかったけれど。
「誰かいますかー!」と助っ人を呼んで、その間に、流水とせっけんでとりあえず洗い上げました。インフルエンザが流行ったときのように、爪のなかとか指の間とか手首とか、ちゃんとちゃんと洗う方法です。「感染症を予防するのはなんといっても流水とせっけんの手洗い!」と教えてもらっていたのがよかったみたい。
それから、念のための除菌で、エタノールのジェルをゴシゴシ、と。手ぴかジェルというのがありますが、あれはエタノールが80%くらい入っていて、市販の消毒用のエタノールと同じ濃度なんですってね。初めて知りました。
倒れた方には、しばし声をかけながら、ご家族につないで、救急搬送していただき、無事だったようです。
しばらく経って、落ち着いて、あらためて傷のところに人の血がかかるというのが心配になってきました。
肝炎訴訟の頃に話題になった、病院で、患者さんに刺した針が医療者に刺さっちゃったりする「針刺し事故」の話のことを思い出すと、HIVの感染が心配される場合は、できることなら2時間以内に予防薬を服用するとか、肝炎なら2日以内にワクチンを打つとかそんな話を聞いたような?
週末だし、たしか主治医は夏休み中だし、躊躇もしたのですが、「早く言ってくれたら処置の方法もあったのに!」となってはいけないので、とりあえずいつもの病院にお電話をして、救急部の看護師さんに相談してみました。
「やさしい気持ちで対応してくださったのに、それはたいへんな思いをされましたね」と言ってくださって、「でも、すぐ流水で洗うというのはすばらしいです」とまず褒めてくださったんです。そのうえで、週末で感染症の先生がいらっしゃらないので、週明けにお電話で相談してみるのが一番かなというお話になりました。もちろん救急で先生方にお会いすることも可能ではあるけれど、週末の間は「とりあえず消毒」というくらいしかできないかもしれないけれど、と言われて、週末はできるだけ気にせずにのんびりと暮らすことにしました。
いやはや、びっくりしました。友だちからは「おぼれている人を救助するときに安全確保をしてから飛び込むのと同じで、倒れている人を助けるときはちゃんと安全確保してね」と念を押されてしまいました。
って、マスクはともかく、医療用の手袋とか持ち歩いてないですから、普通!
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やさしい人間が不幸になるような事態はいやですね。
でもその状況なら声かけますよねぇ。
こちら側で事前にやれることと言っても
難しい所ですね。。。
あとから考えても、正面でなくて横から声をかけていたり、助けを呼んでいたり、基本は守っていたのかなと思います。
ともあれ、倒れた人を遠巻きに囲んで、写真を撮っているなんてなるより、いいかも。
幸い信頼できる先生方もついててくださいますし!