ぷくぷく日和-ぷく太郎と本と夫と諸々-

息子(ぷく太郎)と夫と読書の日々の記録♪*
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80/6 月 の 読 書 ま と め

2023-07-02 23:15:40 | 読書

こんばんは、ぷく太郎ママです

月が変わったので、先月読んだ本のまとめをしたいと思います♫


題名:インタビューズ
作者:堂場瞬一
出版:河出書房新社

■平成の初めから終わりまでをインタビューで振り返る構成。
一応平成生まれの私は、後半は懐かしみながらだったが、前半はまるで社会のお勉強のように歴史を振り返るような作品でした。青春時代と平成が被っている方には、あー!懐かしい!と思わせてくれる作品。面白かったかどうかはまた別の話

題名:女の子がいる場所は
作者:やまじえびね
出版:ビームコミックス

■世界のあらゆる場所で、自分の意志や選択とは関係なく、『女の子だから』で決められてしまうこと、奪われる物事について描かれた作品。1冊のコミックなので深堀りとなると難しいけれど、ジェンダー問題について触れる導入の1冊にはいいのでは、という作品

題名:アウトサイダーズ
作者:羊の目
出版:実業之日本社

■読書会でも紹介した作品。
多感な青春時代の痛みに寄り添ってくれる作品。青春時代を懐かしむ世代に刺さるだろうけれど、青春時代を送る若者に読んで欲しい1冊。

題名:口笛の上手な白雪姫
作者:小川洋子
出版:幻冬舎文庫

■小川洋子さんワールド全開の8話の短編集。ひっそり、じわじわ、楽しませてくれます

題名:本日はどうされました?
作者:加藤元
出版:集英社文庫

■ある病院で起きた連続不審死を調べるフリー記者のインタビューによって展開されるストーリー。会話で進むのがこのミステリーのミソだけれども、ミステリーというよりホラーな作品

題名:シーソー
作者:ティモパルヴェラ
絵:ヴィルピダルヴィティエ
出版:ランダムハウス講談社

■人生で一歩踏み出したり、歩み寄ったりすることの大切さをシーソーをなぞらえて教えてくれる哲学絵本。
絵柄がとっても愛らしい。
『相手が大ばかじゃシーソーなんてむりだ』というフレーズに思わず笑っちゃいました

題名:亜シンメトリー
作者:十市社
出版:新潮社

■様々な三角関係が描かれる三篇の短編集。様々な仕掛けや伏線が多く、考えて読むより感じて読むな私には味ちょっと読みにくい。
謎を解きながら読むのが好きな方にはおすすめ

題名:ぼくが消えないうちに
作者:AFハロルド
出版:ポプラせかいの文学

■イマジナリーフレンド視点で描く友情物語。児童文学でありながら、しっかり書き込まれており、読み応えがありました。挿絵も可愛くて、それも楽しみながら読めました♫

題名:カルト村で生まれました。
作者:高田かや
出版:文藝春秋

■高田かやさんの実体験をもとにしたコミックエッセイ。
かやさんの語りや絵柄がほのぼのしてるので勘違いしそうになるけれど、そこで描かれるのは、徹底的に管理された生活、洗脳、支配、暴力、虐待。
他にもいくつか作品出されているので読んでみたい

題名:ひな菊の人生
作者:吉本ばなな
出版:幻冬舎文庫

■主人公の名前がひな菊なのも、そこかしこにスピリチュアル要素が散りばめられているのも、高春との関係性が健全すぎるのも、全部全部、小さなきらきらが散りばめられているようで、そのすべてが私の心をあったかくしてくれる。
ただただ好き。

題名:彌太郎さんの話
作者:山田太一
出版:新潮社文庫

■幼い頃、両親が営む食堂によく来ていた彌太郎さん。ある時からぷつりと姿を見せなくなっていたが、30年経って、唐突に葉書が届いた。
そこから始まる2人の不思議な関係性。
誰にも話せない話を聞いてくれ…と語りだすも、的を得ず、要領を得ず、尻切れトンボになることも。
その後も、定期的に呼び出されては、彌太郎さんの話を聞く。
彌太郎さんは饒舌になったかと思えば、だんまりを決め込んだり、刺すような目を向けたかと思えば、急に弱気になったり…
すっきりしない読後感だけど、まさに『彌太郎さんの話』な作品。

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あれ、今見返したら『ひな菊の人生』は昨日點さーっと読んだ作品でした。
ということで、6月はなんと10作品との出会いがありました。
漫画や絵本が多かったりしたので、これだけ読めたのかな

初めましての作家さんも多かったので、読後本棚に残る作品は多くないですが、今月もたくさん出会えたな幸せ幸せ。

ここまで読んでくださった方もありがとうございます

今月もたくさんの作品との出会いがありますように…