トヨクニハウス

先日の土曜日、トヨクニハウスを見てきた。残念ながらこの日は雨。
昭和６年築のハイツのような２階建ての小さな建物。
設計・施工は不明らしい。１棟に４戸。
もともと８棟建てられたというが、現在は４棟のみが残っている。

かわいいフォントの金属製の切り文字プレートが浮かぶ。


建物全体のフォルムは四角くシンプルだが、玄関先はタイル使いや
丸い穴のあいた袖壁などで変化をつけてある。
住人の方々は思い思いにを草木を植えて庭先を飾っておられ、
手入れの行き届いたそれらの鉢や庭木により建物は生き生きと見える。








それに比べ空き部屋は窓辺も庭も荒れてしまっている。
人が住んでいるということは建物の印象をこうも違わせるのだ。


空き部屋にはもう新しい住人が入ることはないのだろうか。
現在は各住戸、個人所有となっているらしいので、
不動産屋が建て替え待ちしているのかもしれない。
かなり老朽化しているので仕方ないとも思うが、
できる限り人が住み続けて寿命を延ばしてやって欲しいと思う。