ノートPCで無事接続。
ニュートラムに乗って平林駅にさしかかると車窓から見える広々した水面。
これは海でなく、陸地を掘って造られた貯木場である。
こないだ仕事中にこの風景を久々に見て気になっていたので、ちょっと見に出かけた。
字の通り木を貯めておく所であるが、木というのは使う前に何年も乾燥させねばならず、
丸太のまま水に漬けておくと製材して乾燥させるときに反りや割れが出にくくなるという
効果があるらしい。
今はもう材木が浮かんではおらず、並んだ杭は朽ちかけ岸近くにはゴミが吹き溜まっている。
平林は住之江区の陸地の末端部で、駅を出るとニュートラムの下を走る道路は
殺伐としている。西へ歩いて行くと、道路の両側に水面が広がった。
江戸時代には今の大阪都心部の枝川にあった材木市場が市街化とともに徐々に郊外へ移転し、
この平林の貯木場は、戦後の復興計画の中で高潮対策事業・大正内港の整備と併せて
大正区内に散在していた貯木場を整理・集約して近代化整備されたもの。
港や池を掘削した土砂を使って臨港地区の盛土をしたのである。
2号貯木池をぐるっと回り込んで歩いた。休日の昼間、広い道路に人の気配はほとんどない。
池はそれぞれ細い水路で川とつながっていて、その水路を渡る橋がかかっている。
橋の上から水路を見下ろすと、ドクドクと水が流れていた。満ち潮で海水が流れ込んで
きているのだろう。
正平橋を渡って、川の北側へ行ってみる。この川は住吉川である。
こちら側の4号貯木池は、地図で見ると池の中に島があるようだ。池の真ん中の道を
是非通ってみたい!と思うのが人情というもの(笑)。
いざ歩いてみるとそこは島という感じではなく普通の陸地で、左右の池をつなぐ細い
水路が渡っているだけだった。
・・・・おや?水路部分からトラックが出入りしている?ガードマンのおっちゃんがいた。
「池を埋めてるんですか!?」「そうです。」「えっ、ここだけですか?」
「他もでしょうね、もう使ってないからねぇ」・・・・そうなのか、この風景も
変わってゆくのか。動揺して工事中の部分の写真を取り忘れた。。。
4号池は中央に道路が通っていたり複雑な形をしていて、沿岸に緑が多い。
水際ぎりぎりに建つ建物の脇に生えた樹木は、広々とした水面の上に枝を伸ばす。
なんだか懐かしいような水辺の風景。
今はどの池にも木くずしか浮かんでいないが、太い丸太がわずかに浮かんでいるのを
見た記憶があるのは思い違いだろうか。大学時代以降だから十数年前のはずだが・・・
大阪ではここにしかない木場の風景。それももう少ししたら大きく変わるかもしれない。
曇り空から雨がポツポツ降ってきた。平林駅に戻るのも遠い。
予定通り、だだっ広く殺伐とした工場地帯の先端にある木津川渡船場へ、小走りで向かった。
ニュートラムに乗って平林駅にさしかかると車窓から見える広々した水面。
これは海でなく、陸地を掘って造られた貯木場である。
こないだ仕事中にこの風景を久々に見て気になっていたので、ちょっと見に出かけた。
字の通り木を貯めておく所であるが、木というのは使う前に何年も乾燥させねばならず、
丸太のまま水に漬けておくと製材して乾燥させるときに反りや割れが出にくくなるという
効果があるらしい。
今はもう材木が浮かんではおらず、並んだ杭は朽ちかけ岸近くにはゴミが吹き溜まっている。
平林は住之江区の陸地の末端部で、駅を出るとニュートラムの下を走る道路は
殺伐としている。西へ歩いて行くと、道路の両側に水面が広がった。
江戸時代には今の大阪都心部の枝川にあった材木市場が市街化とともに徐々に郊外へ移転し、
この平林の貯木場は、戦後の復興計画の中で高潮対策事業・大正内港の整備と併せて
大正区内に散在していた貯木場を整理・集約して近代化整備されたもの。
港や池を掘削した土砂を使って臨港地区の盛土をしたのである。
2号貯木池をぐるっと回り込んで歩いた。休日の昼間、広い道路に人の気配はほとんどない。
池はそれぞれ細い水路で川とつながっていて、その水路を渡る橋がかかっている。
橋の上から水路を見下ろすと、ドクドクと水が流れていた。満ち潮で海水が流れ込んで
きているのだろう。
正平橋を渡って、川の北側へ行ってみる。この川は住吉川である。
こちら側の4号貯木池は、地図で見ると池の中に島があるようだ。池の真ん中の道を
是非通ってみたい!と思うのが人情というもの(笑)。
いざ歩いてみるとそこは島という感じではなく普通の陸地で、左右の池をつなぐ細い
水路が渡っているだけだった。
・・・・おや?水路部分からトラックが出入りしている?ガードマンのおっちゃんがいた。
「池を埋めてるんですか!?」「そうです。」「えっ、ここだけですか?」
「他もでしょうね、もう使ってないからねぇ」・・・・そうなのか、この風景も
変わってゆくのか。動揺して工事中の部分の写真を取り忘れた。。。
4号池は中央に道路が通っていたり複雑な形をしていて、沿岸に緑が多い。
水際ぎりぎりに建つ建物の脇に生えた樹木は、広々とした水面の上に枝を伸ばす。
なんだか懐かしいような水辺の風景。
今はどの池にも木くずしか浮かんでいないが、太い丸太がわずかに浮かんでいるのを
見た記憶があるのは思い違いだろうか。大学時代以降だから十数年前のはずだが・・・
大阪ではここにしかない木場の風景。それももう少ししたら大きく変わるかもしれない。
曇り空から雨がポツポツ降ってきた。平林駅に戻るのも遠い。
予定通り、だだっ広く殺伐とした工場地帯の先端にある木津川渡船場へ、小走りで向かった。
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