まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

太平洋フェリー きそに乗ってきた(前編)

2018-08-16 23:40:43 | 川・橋・船
5月に乗ってきたばかりの太平洋フェリー。仙台から苫小牧まで1泊、約15時間の旅を楽しんだのだったが、
この航路は名古屋がスタートなので、やはり通しで乗りたいと思うのは船好きの性。
名古屋から乗ると船中2泊の旅路となりなかなかハードルが高いが、名古屋を19時発なので、金曜日発の
便を選べば仕事が終わってから駆けつけられるかもしれない。それとも、何とか午後休ぐらい取れれば、
新幹線でなく高速バスでも間に合うだろうからちょっと節約できる(苦笑)。
太平洋フェリーのスケジュール表を睨んで、半休を取れそうな週は・・・6月15日、ピンポイントで
ここしかない!!ということで、発売日にスタンバって早割で1等船室をゲット!
そう、実はきたかみに乗る前にすでにこのチケットも取っていたのだ(爆)

出発当日の金曜日は万全の準備で臨んだ。案の定いったん帰宅するヒマはなかったので直行する段取りで正解!
高速バスはオンタイムで名古屋駅に到着、路線バスに乗り換えてフェリー埠頭に無事到着した。


今日乗るのは「きそ」。前回乗ったきたかみよりも大きいかな?
乗船口のあるターミナルの2階へ上ると、目の前にきその勇姿が!うぉ~~っ、テンション上がる~~~!


絶壁のようだ。


外はあいにくの雨。。。本日は低気圧のため揺れることが予想されますのであらかじめご了承ください、と
アナウンスがあった。ご了承も何も、ここまで来たら乗るしかないじゃないの(笑)。


乗船したらカウンターでカードキーをもらう。1等船室はツインの個室。閑散期は追加料金なしに一人で使用できるのだ♪


ドアを開けると、、、おぉ、広い!!普通のビジネスホテル並み!


しかも、トイレ、洗面所にシャワーまでついている。冷蔵庫、テレビ、パジャマ、バスタオル、IHのポットまで完備。
完全にホテルだな!あぁここで2泊、40時間、のんびりできるかと思うとニヤけてくる(笑)


恒例の船内探索、売店とお風呂チェック(笑)。




そしてデッキへ。さっきまで降っていた雨はほぼ止んでいる。そして夕日!




少し離岸してくるりと転回。進行方向に美しい斜張橋が迫ってくる。
伊勢湾自動車道の橋で「名港トリトン」というらしい。


ええっ、くぐれるの!?えっ、えっ!?当たる~~~!?


うわぁ~~~っ!ギリギリ!!船のファンネルから橋の下までの距離は2mぐらいじゃない!?


無事にくぐり抜けて港の外へ。あぁ、ドキドキ!港を出てすぐにこんなクライマックスがあるとは~~




1ヶ月前とは違い風に吹かれても寒くない。日が落ちて灯り出すガントリークレーンの灯りやその背後に暗く沈む
コンテナヤード、縦横に行き交う大小の船を眺めていると飽きることがない。




こんな大きな船をグイグイ押しているタグボート。すごいなぁ!!




外海へ出て周囲が真っ暗になるまでデッキで楽しんだ。


ゆっくりとお風呂に入り、ラウンジでのマリンバとピアノの演奏を楽しみ、売店でお菓子を買って部屋に戻りくつろぐ。
売店は何でも定価販売なので、まちなかの安い店で買って持ち込む方が安くつくが、この買い物がフェリーの収入となって
ひいては航路の維持につながるのならと、利用するようにしている。


さて、先はまだまだ長い。
洋上に出てしまうと携帯の電波も圏外となり、WIーFIは有料なので、諦めがつく(笑)。全くヒマな時間を
ポンと与えられることになるのだ。さぁ何をしようか。この放り出されるような感覚が船旅の醍醐味なのである(笑)

続く

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