先日、午後からちょろっとお手軽にどこかへ行こうと思って、城東貨物線を辿って歩く
ことにした。久宝寺~放出はもうすでに旅客化し「おおさか東線」とやらになっているが、
新大阪までの北半分ももうすぐ着工となるだろうし、始まれば早い。
今のうちに見に行かねばと思っていたのだ。
JR鴫野駅から歩き始めるが、必ずしも線路に沿って道があるわけではなく、ジグザグ進む。
寝屋川を渡るために新喜多大橋にさしかかったとき、右手に奇妙な角度で伸びる道を発見。
川跡だ。直感して石段を降り歩いていくと、せせらぎのあるプロムナードの脇には
「楠根川緑陰歩道」の案内板が。やっぱり。楠根川は旧大和川の派川のひとつ。
プロムナードに面して建つ住宅は明らかに裏側を向けていて面白い。
玄関を面している場合でも、堤防のようなコンクリート壁の一部が各家の前だけ切れていて、
途切れた植栽の間から出入りするようになっている。
プロムナードの終わりまで行って一本裏の道を戻ってくる。すると、そこには
「新喜多新田会所跡」など、一部古いたたずまいが感じられる一角があった。
住宅の足元に敷かれた煉瓦が目に付いた。刻印レンガ。○に3か所のチョンチョンが
ついた大阪窯業製らしきマーク。
しかし、それがあっちにもこっちにも・・・・??
いっぱいあるのでちょっとありがたみがない(笑)。お菓子の当たりみたいに、いくつかに一つ、
見つけたらラッキー、というものと思っていたが、ほぼすべてのレンガに刻印がある。
思わぬところで廃川跡めぐりになってしまったが、貨物線めぐりに戻ろう。
新喜多大橋を渡ったところに、廃業したお風呂屋さんが目に入った。
お風呂屋さんの脇の道はえらく坂道になっていて、お風呂屋の建物の裏側と表側が、
私の背丈と同じくらいの段差がある。これは面白い。
道の両側に下りの石段があり、つまりこの道だけ高くなっている。
前に京橋方面から少したどったことのある、鯰江川の土手道の続きだ。
ゆるやかにカーブしたこの道がまた趣がある。
建物の間から見える段差を右に左に、楽しみながら道を歩いていくと、
ちょっとかわった仕上げの壁を発見した。これは何?
こういうパッチワークのような石貼り意匠は時々見かけるが、ここのは瓦のような材質の薄板。
タイルじゃないか。貼り瓦というべきか。
手作りっぽい微妙な反りがあり、すべすべ。こんなの見たことないよ。
そこから少し行くと、今度はこんなのが。うわ~・・・
一面の四半張り。そしてこれは、、、さっきと同じ材質の張り瓦。
目地を大きく盛り上げたなまこ壁は知っているが、こんな普通のタイルみたいな目地で
四半張りされているのはあまり見たことない。
細い目地は端正で華奢なイメージを作り出している。
壁の上方が黒く塗られているのは戦時中の防空色なのか。
腰高窓の下も同じ張り瓦。きれいな仕上げで一枚もはがれていない。
う~ん、土手道は楽しい。・・・・と、またまた廃川跡めぐりになってるじゃないか!(笑)
なかなか前へ進まないが、城東貨物線は続く。
ことにした。久宝寺~放出はもうすでに旅客化し「おおさか東線」とやらになっているが、
新大阪までの北半分ももうすぐ着工となるだろうし、始まれば早い。
今のうちに見に行かねばと思っていたのだ。
JR鴫野駅から歩き始めるが、必ずしも線路に沿って道があるわけではなく、ジグザグ進む。
寝屋川を渡るために新喜多大橋にさしかかったとき、右手に奇妙な角度で伸びる道を発見。
川跡だ。直感して石段を降り歩いていくと、せせらぎのあるプロムナードの脇には
「楠根川緑陰歩道」の案内板が。やっぱり。楠根川は旧大和川の派川のひとつ。
プロムナードに面して建つ住宅は明らかに裏側を向けていて面白い。
玄関を面している場合でも、堤防のようなコンクリート壁の一部が各家の前だけ切れていて、
途切れた植栽の間から出入りするようになっている。
プロムナードの終わりまで行って一本裏の道を戻ってくる。すると、そこには
「新喜多新田会所跡」など、一部古いたたずまいが感じられる一角があった。
住宅の足元に敷かれた煉瓦が目に付いた。刻印レンガ。○に3か所のチョンチョンが
ついた大阪窯業製らしきマーク。
しかし、それがあっちにもこっちにも・・・・??
いっぱいあるのでちょっとありがたみがない(笑)。お菓子の当たりみたいに、いくつかに一つ、
見つけたらラッキー、というものと思っていたが、ほぼすべてのレンガに刻印がある。
思わぬところで廃川跡めぐりになってしまったが、貨物線めぐりに戻ろう。
新喜多大橋を渡ったところに、廃業したお風呂屋さんが目に入った。
お風呂屋さんの脇の道はえらく坂道になっていて、お風呂屋の建物の裏側と表側が、
私の背丈と同じくらいの段差がある。これは面白い。
道の両側に下りの石段があり、つまりこの道だけ高くなっている。
前に京橋方面から少したどったことのある、鯰江川の土手道の続きだ。
ゆるやかにカーブしたこの道がまた趣がある。
建物の間から見える段差を右に左に、楽しみながら道を歩いていくと、
ちょっとかわった仕上げの壁を発見した。これは何?
こういうパッチワークのような石貼り意匠は時々見かけるが、ここのは瓦のような材質の薄板。
タイルじゃないか。貼り瓦というべきか。
手作りっぽい微妙な反りがあり、すべすべ。こんなの見たことないよ。
そこから少し行くと、今度はこんなのが。うわ~・・・
一面の四半張り。そしてこれは、、、さっきと同じ材質の張り瓦。
目地を大きく盛り上げたなまこ壁は知っているが、こんな普通のタイルみたいな目地で
四半張りされているのはあまり見たことない。
細い目地は端正で華奢なイメージを作り出している。
壁の上方が黒く塗られているのは戦時中の防空色なのか。
腰高窓の下も同じ張り瓦。きれいな仕上げで一枚もはがれていない。
う~ん、土手道は楽しい。・・・・と、またまた廃川跡めぐりになってるじゃないか!(笑)
なかなか前へ進まないが、城東貨物線は続く。
渋い町並みですね。
貼られた瓦が端正で好みです。
土手道は好きなので、そのうち歩いてみたいと思います。
私が見たものでも、大阪窯業は刻印の入っている比率が高いような気がします。河内長野の橋脚跡で見たのは全部入っていました。岸和田煉瓦は100個に1個ぐらいと聞いているんですけれど。
みたいなので、最初に並べ方を決めてから形作ったのでしょうか。
結構複雑で、数種類の定型の板を組み合わせたというのでも
なさそうです。