まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

貨物線跡の踏切

2018-06-25 13:20:01 | 鉄道風景
4月の新潟の続き。

沼垂テラス商店街のカフェを出ると雨は止んでいた。そこから奥に見えていた工場の方へずっと進んでいくと線路に当たった。
貨物線だ!うわぁ・・・ひなびた踏切、素敵!!思わず声を上げてしまう。


新潟の地図を見ると、港に向かってまっすぐ伸びる線路に必ず目に止まるだろう。貨物線好きの私としては
是非見に行きたいと思っていたが前回は全くスケジュールに余裕がなかったのだった。


しかし、線路の部分は白いガードポールで閉じられ、路面もアスファルトで埋められている。
これはもうだいぶ前に廃線になってしまったようだ。あぁ、なんと。。。(涙)


2008(平成20)年に貨物列車の設定が廃止されたようだ。10年前か・・・
遮断機はすでになく、トラ色のポールと柵だけが残っている。
踏切の横に小さな水路を渡るガーダーがあり、レールの間には草がぼうぼうと茂っていた。


線路の先を望むと、すぐ近くにまた踏切が見える。あっちにも行ってみよう。



おぉ、、、こちらは人路だな。ミニ踏切、カワイイ~~!さらにテンションが上がる。


踏切の路面も角材を埋めたままの状態でさらに趣深い。。。




もちろん本当は長編成の貨車を牽いた機関車が力強く走る、生きた貨物線を見たいが、、、廃線となってもなお美しい。
あぁ、君、ステキだね・・・美しいよ・・・線路に語りかけながら一人延々写真を撮る(爆)


じんわりと満足感が広がってくる。あぁ新潟に来た甲斐があったな・・・


枕木柵の朽ち方はなぜこんなにも美しいのか。。。錆びた犬釘はなぜこんなにも哀れを誘うのか。。。




つくしがいっぱい。摘みたい衝動に駆られるが・・・月曜は会社へ直行の予定なので断念(笑)



「寺町堀」という名の通り、このあたりはお寺が集まっている。お寺を回り込むと巨大な工場の正門があった。
このすぐ左手前には、さっきの寺町堀沿いから移転した現在の市場、「商和会朝市場」がある。


さすがにこちらの踏切は幅が広く、ワイヤー式の遮断機がありそうな雰囲気が漂う。踏切脇の小屋は駅舎のようだな。
もちろん今はすでに役目を終え、ただ放置されているのみ。。。


すでに分岐を繰り返して幅広くなっている線路はいちめん草に覆われ、その先がどうなっているのか
見通すことができない。。。


そろそろこの辺で貨物線跡を切り上げて、まちも見よう。


新潟駅周辺の路線は複雑に変遷しているようだが、分かりやすく図示されたサイトを見つけた。→こちら

続く

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