台南からの続き。
私は高雄のまちにすっかり恋してしまった。。。
高雄の魅力は一言では言い表せない。どう表現しようかとずっと悩んでいたのだが
うまくまとめる自信がない。ランダムになるがとにかく書いていこうと思う。
高雄は港の町である。高雄の発展は港の発展、高雄の歴史は港の歴史、と言っても
過言ではないだろう。私が今回初めて高雄を訪れるのに、海路で入りたかったのは
そのためだ。残念ながらそれは実現しなかったけれど、ホテルは港のそばに取ってあった。
大きな港のそばにはまた、貨物線が通っているのが常。そのホテルのすぐ横を
線路が走り、散歩で行けそうなところに貨物駅がある・・・もう即決である(笑)。
在来線で高雄に到着したらまず、旧高雄駅舎を見たい。
新しい駅舎を出るとすぐ横に、国鉄奈良駅のような瓦屋根の駅舎が見えた。
おお~~っ渋カッコイイ!正面に見える破風と丸窓がポイントとなっている。
瓦屋根の落ち着いたグリーン、壁の白とクリーム色が洗練された美しさ。
壁のレリーフ装飾も壁と同色なので主張しすぎずすっきりしている。
1941(昭和16)年。日本統治時代も末期の築である。

駅を建て替える時に、丸ごと曳き家したとか。素晴らしい!!
とても深いひさし。

中に入ると、高い天井の駅の空間がそのまま。現在は「高雄願景館」としてアートや
産品の展示・販売などに使われているようだ。


駅舎の横には、こちらも旧駅舎を囲んでいたものだろうか、大きく切断された古い
コンクリートの壁がいくつも並べてあった。
すごい。壁まで・・・・感嘆せずにいられようか。古いものの良さ、そして単品でなく
全体の雰囲気ごと生かしたいという思いが、感じられる。
宿は旧市街にあるので、ここからMRT(地下鉄)で移動する。
旧市街は日本統治時代の都市計画によって整備された市街地である。
宿に着いたのはもう夕方だったが、偵察に出かけよう。
ここで予想外の事態を知ることとなった。なんと貨物線はすでに廃線になっていたのだ。あぁ!
しかし廃線跡はサイクリングロードに整備されていた。たくさんの自転車が
黄昏の高雄港を颯爽と走り抜けていく。よし、明日はサイクリングだ!
次の日は朝から宿で自転車を借りて出発!う~ん、爽快~
廃線跡サイクリングロードの魅力については後にして、まず建物めぐりを。
壽山の尾根に建つレンガ造りの英国領事館。
日本が台湾に進駐するより前、清朝は北京条約により高雄港を開港させられ
イギリスが税関を設置した。この建物は1865年築で台湾最古の洋館である。
観光バスが乗り付ける高雄屈指の観光スポットで、めちゃくちゃ人が多い!

山の上に建つので表側は2階建だが裏側は1階建に見えるつくりになっており、
きれいに改修されていて1階の半分はオシャレなカフェになっているが、
あと半分は何だか妙なスペースだ。床が土地なりで奥へ行くほど天井高の低い
シェルターのような部屋がたくさんある。
そんなスペースで展示されていた、昔の高雄港や市内の様子などの興味深い映像を、
汗をダラダラ流しながら見る(笑)。

2階のベランダをぐるりと回ると、270度のパノラマ!なんと贅沢なロケーションだろう。

渡し船に乗れるのもこの街の魅力。高雄港の前には、防波堤のような細長い細長い
旗津半島が横たわっており、その先端へ渡る船が数分おきに行き交っている。

鼓山から旗津まで2~3分。自転車もバイクもそのまま乗れる。
改札口に料金所があり、ICカードや現金で支払って船内へ入る。日常の足だ。

さて旗津半島の先端には、さっきの英国領事館と海峡を挟んで対峙するように、
高雄燈塔が建っている。マリン風情あふれる白亜の灯台。カッコイイ~
イギリスが設置した灯台のあとに日本が建てたものである。
左右対称で中央に小さな破風と半円アーチ窓をあしらったかわいいデザインだ。

領事館に負けず劣らず風光明媚だ。当然ながら海峡と高雄港が一望できる。
しかしあちらとは打って変わって観光客は全然いないので、のんびり~

塔の中を覗くと優美ならせんを描く階段が。

今は灯台としての役割は終えているが、出入港船の監視や気象観測でもしているのか、
横の建物には人がいた。

夜には領事館ともどもライトアップされ、海を挟んで夜景を競っている。
続く。
私は高雄のまちにすっかり恋してしまった。。。
高雄の魅力は一言では言い表せない。どう表現しようかとずっと悩んでいたのだが
うまくまとめる自信がない。ランダムになるがとにかく書いていこうと思う。
高雄は港の町である。高雄の発展は港の発展、高雄の歴史は港の歴史、と言っても
過言ではないだろう。私が今回初めて高雄を訪れるのに、海路で入りたかったのは
そのためだ。残念ながらそれは実現しなかったけれど、ホテルは港のそばに取ってあった。
大きな港のそばにはまた、貨物線が通っているのが常。そのホテルのすぐ横を
線路が走り、散歩で行けそうなところに貨物駅がある・・・もう即決である(笑)。
在来線で高雄に到着したらまず、旧高雄駅舎を見たい。
新しい駅舎を出るとすぐ横に、国鉄奈良駅のような瓦屋根の駅舎が見えた。
おお~~っ渋カッコイイ!正面に見える破風と丸窓がポイントとなっている。
瓦屋根の落ち着いたグリーン、壁の白とクリーム色が洗練された美しさ。
壁のレリーフ装飾も壁と同色なので主張しすぎずすっきりしている。
1941(昭和16)年。日本統治時代も末期の築である。

駅を建て替える時に、丸ごと曳き家したとか。素晴らしい!!
とても深いひさし。

中に入ると、高い天井の駅の空間がそのまま。現在は「高雄願景館」としてアートや
産品の展示・販売などに使われているようだ。


駅舎の横には、こちらも旧駅舎を囲んでいたものだろうか、大きく切断された古い
コンクリートの壁がいくつも並べてあった。
すごい。壁まで・・・・感嘆せずにいられようか。古いものの良さ、そして単品でなく
全体の雰囲気ごと生かしたいという思いが、感じられる。
宿は旧市街にあるので、ここからMRT(地下鉄)で移動する。
旧市街は日本統治時代の都市計画によって整備された市街地である。
宿に着いたのはもう夕方だったが、偵察に出かけよう。
ここで予想外の事態を知ることとなった。なんと貨物線はすでに廃線になっていたのだ。あぁ!
しかし廃線跡はサイクリングロードに整備されていた。たくさんの自転車が
黄昏の高雄港を颯爽と走り抜けていく。よし、明日はサイクリングだ!
次の日は朝から宿で自転車を借りて出発!う~ん、爽快~
廃線跡サイクリングロードの魅力については後にして、まず建物めぐりを。
壽山の尾根に建つレンガ造りの英国領事館。
日本が台湾に進駐するより前、清朝は北京条約により高雄港を開港させられ
イギリスが税関を設置した。この建物は1865年築で台湾最古の洋館である。
観光バスが乗り付ける高雄屈指の観光スポットで、めちゃくちゃ人が多い!

山の上に建つので表側は2階建だが裏側は1階建に見えるつくりになっており、
きれいに改修されていて1階の半分はオシャレなカフェになっているが、
あと半分は何だか妙なスペースだ。床が土地なりで奥へ行くほど天井高の低い
シェルターのような部屋がたくさんある。
そんなスペースで展示されていた、昔の高雄港や市内の様子などの興味深い映像を、
汗をダラダラ流しながら見る(笑)。

2階のベランダをぐるりと回ると、270度のパノラマ!なんと贅沢なロケーションだろう。

渡し船に乗れるのもこの街の魅力。高雄港の前には、防波堤のような細長い細長い
旗津半島が横たわっており、その先端へ渡る船が数分おきに行き交っている。

鼓山から旗津まで2~3分。自転車もバイクもそのまま乗れる。
改札口に料金所があり、ICカードや現金で支払って船内へ入る。日常の足だ。

さて旗津半島の先端には、さっきの英国領事館と海峡を挟んで対峙するように、
高雄燈塔が建っている。マリン風情あふれる白亜の灯台。カッコイイ~
イギリスが設置した灯台のあとに日本が建てたものである。
左右対称で中央に小さな破風と半円アーチ窓をあしらったかわいいデザインだ。

領事館に負けず劣らず風光明媚だ。当然ながら海峡と高雄港が一望できる。
しかしあちらとは打って変わって観光客は全然いないので、のんびり~

塔の中を覗くと優美ならせんを描く階段が。

今は灯台としての役割は終えているが、出入港船の監視や気象観測でもしているのか、
横の建物には人がいた。

夜には領事館ともどもライトアップされ、海を挟んで夜景を競っている。
続く。
私が20数年前?に会社の後輩と初めて行った海外旅行が台湾でした。
高雄へは台北から当時の特急で行ったのですが、ぷにょさんが見た景色は全く記憶に残っていません。当時もこの駅舎を見たのかなあ?まあ、その頃は近代建築にとくに興味を持っていた訳ではないですけどね。高雄でも現地の半日観光ツアーでマイクロバスで澄清湖や仏光山などの台湾風(中国風)の観光地を巡っただけでした。おそらくぷにょさんたちが行かれたエリアは全く違う所だったのでしょうね。
もう一回行ったら、1日中駆け回るぞー!
英国領事館や高雄燈塔なども、改修して観光スポットとして
整備されたのはここ数年でしょうから、訪れる場所も
全然違ったのでしょうね。
逆に私は、澄清湖や仏光山などは全く行ってません・・・(汗)