大津教会を見たあと、膳所から大津まで歩こう。
膳所寄りのあたりの旧東海道は街道の雰囲気をよく感じられる。
大津は前にも歩いたのだが、駅のすぐ横に細くくねった路地のある古い住宅地があり、気になっている。
JRの線路に沿って少し小高くなった地形と、ひときわ濃い庭木の緑が落ち着いた雰囲気を醸し出す一角だ。
こんな八角形窓のある住宅も。
さて、ずいぶん日が長くなってきたので6時前でもまだ明るい。もう1軒ヴォーリズ建築を見に行こう。
大津駅の南側はすぐ1号線がバーンと走っているのでこれまでそちらへ出たことがなく、
何があるのか意識したことすらなかったけれど、ヴォーリズ住宅があるというので初めて行った。
1号線沿いに西へ歩いて行くと国道沿いの高い台地上に、2本の煙突を掲げた住宅が。おお、あれか!
それほど大きくなく派手さはないが、落ち着いたたたずまい。
国道側の凹凸の少ない外壁に比して、玄関と庭を内に包みこむようなかたちの建物だ。
上るにしたがい建物が視界に入ってくるであろう石段のアプローチの景色もいい。
斜面の庭木を熱心に手入れ作業中の男性はここのご主人だった。軽く会釈すると、
お好きなんですか?と。
この方のお祖父さんがヴォーリズが来日したときの最初の通訳をされていた縁で、
昭和5年にこの家が建てられたそうだ。
きれいにされていますね、と言うと、もう古いしムカデが多いですよ、と。
国道の排気ガスや振動にも悩まされていて、壁は汚れるし石垣も一度やりかえたとか。
今1号線の走っているところには初め国鉄が通っていたと聞いて驚いた!
線路が今のルートに移動してその廃線跡に国道1号線が移されたという。
ちょっと調べてみると、1921(大正10)年に東海道本線が今のルートに
変わったというので、このお宅が建てられた昭和5年には、線路はもうなかったが
まだ国道は移ってなかったと思われる。
ご苦労も多いようだが、お祖父さんから受け継いだこのお宅を誇りにし大事にされている様子が窺え、
うれしい気持ちいっぱいでここを後にした。
知るも知らぬも逢坂の関。逢坂という情緒ある名前をもつこの場所はまちにも趣がある。
こんな石垣の塀と門柱があるのは前来たときも見たが、近くにも同じ塀が。
今は空き地もあるが、この辺りずっとこの塀が巡っていたのかもしれない。
JR東海道線と京津線のオーバークロス。京津線の水色の電車が通りすぎた。
上下同時に電車が来ないかな~としばらく待ったが、そんなにうまく来るわけない(笑)。
あきらめた。
さぁそろそろまち歩きも終わり。
前に小町湯とどちらにしようか悩んで見送った御幸湯に、ちゃぽんと浸かって帰ろう。
膳所寄りのあたりの旧東海道は街道の雰囲気をよく感じられる。
大津は前にも歩いたのだが、駅のすぐ横に細くくねった路地のある古い住宅地があり、気になっている。
JRの線路に沿って少し小高くなった地形と、ひときわ濃い庭木の緑が落ち着いた雰囲気を醸し出す一角だ。
こんな八角形窓のある住宅も。
さて、ずいぶん日が長くなってきたので6時前でもまだ明るい。もう1軒ヴォーリズ建築を見に行こう。
大津駅の南側はすぐ1号線がバーンと走っているのでこれまでそちらへ出たことがなく、
何があるのか意識したことすらなかったけれど、ヴォーリズ住宅があるというので初めて行った。
1号線沿いに西へ歩いて行くと国道沿いの高い台地上に、2本の煙突を掲げた住宅が。おお、あれか!
それほど大きくなく派手さはないが、落ち着いたたたずまい。
国道側の凹凸の少ない外壁に比して、玄関と庭を内に包みこむようなかたちの建物だ。
上るにしたがい建物が視界に入ってくるであろう石段のアプローチの景色もいい。
斜面の庭木を熱心に手入れ作業中の男性はここのご主人だった。軽く会釈すると、
お好きなんですか?と。
この方のお祖父さんがヴォーリズが来日したときの最初の通訳をされていた縁で、
昭和5年にこの家が建てられたそうだ。
きれいにされていますね、と言うと、もう古いしムカデが多いですよ、と。
国道の排気ガスや振動にも悩まされていて、壁は汚れるし石垣も一度やりかえたとか。
今1号線の走っているところには初め国鉄が通っていたと聞いて驚いた!
線路が今のルートに移動してその廃線跡に国道1号線が移されたという。
ちょっと調べてみると、1921(大正10)年に東海道本線が今のルートに
変わったというので、このお宅が建てられた昭和5年には、線路はもうなかったが
まだ国道は移ってなかったと思われる。
ご苦労も多いようだが、お祖父さんから受け継いだこのお宅を誇りにし大事にされている様子が窺え、
うれしい気持ちいっぱいでここを後にした。
知るも知らぬも逢坂の関。逢坂という情緒ある名前をもつこの場所はまちにも趣がある。
こんな石垣の塀と門柱があるのは前来たときも見たが、近くにも同じ塀が。
今は空き地もあるが、この辺りずっとこの塀が巡っていたのかもしれない。
JR東海道線と京津線のオーバークロス。京津線の水色の電車が通りすぎた。
上下同時に電車が来ないかな~としばらく待ったが、そんなにうまく来るわけない(笑)。
あきらめた。
さぁそろそろまち歩きも終わり。
前に小町湯とどちらにしようか悩んで見送った御幸湯に、ちゃぽんと浸かって帰ろう。
一日で瀬田のヴォーリズ建築から、最後はしっかり東海道線のトンネルで押えておられる。。 さすがだなぁ。 見残しないんですもん。。
すごいですね。
大津駅前のヴォーリズ建築は、車や電車から見ているだけでまだカメラには収めていないんですよ。
ヴォーリズ建築に住んでおられる人って、その建物を愛していらっしゃいますし、心暖かいですよね。
近江鉄道鳥居本駅近くのヴォーリズ建築も、遠巻きに写真撮っていたら、おうちの方が声かけてくださって 中に入れてくださいました。。
ヴォーリズ精神を継承されているんでしようね。
大津の旧東海道沿もなかなか風情があり、魅力あるのに 意外に注目されていません。
先ほどの 教会でもそうですが、大津はそういうアピールが下手なんですよ。。。。と大津の観光協会の方とお話したことがあります。
「観光」としてアピールしなくてもいいけど、好きな人が気づける、見出しみたいのがあるといいなぁって思っています。
出かけるまでが大変なんです(汗)。
別に約束とかないからついつい家でゆっくりして出発がいつも
遅いんですよね。ほんとに気まぐれです。
大津は確かに人が少なくて商店街も寂れがちですね。。。
いろいろ見どころがあるし、雰囲気もあるのに、
食べるところがなくて苦労したり。。
「見出し」、yumeさん、作って下さいな!