母の日。実家へ帰ろうかと思いきや、当の母親が夜まで出かけていると。。。
さてどうしようかと考えて、滋賀方面へ行くことにした。例のごとく遅い出発(汗)
まずは石山まで行き、唐橋前にあるというヴォーリズ建築を見に行こう。
駅を降りてそっち方面を目指しつつうろうろ・・・していたら、なんだかどんどん遠ざかっていく。。。
唐破風の風格たっぷりのお風呂屋を発見。容輝湯。
あれ、山の上に洋館が。何だろ。山一つ丸ごと敷地のようで、建物は見えそうで見えない。
ぐるっとまわると新幹線沿いに入口が。「住友活機園」。ははぁ~、聞いたことあるな。
携帯で検索すると、住友2代目総理事伊庭貞剛氏の別邸として明治37年に建てられ、
今は住友林業の所有となり、住友グループ会社の研修等に使われているという。
一般公開は特別公開以外してないらしい。
一度内部を見てみたいが、公開日の競争率は高いようだ。
周辺は落ち着いた住宅地。新幹線が旧伊庭邸の山の一部を削りつつ住宅地を分断している。
時折新幹線が通る時には、ガガーッという大きな音が静かな住宅地に響く。
さて唐橋を渡ってまっすぐ歩いていくと、その建物はすぐ見つかった。
間口は狭く、中央の両開きの扉は小さな医院を思わせる。
2階正面の2連アーチ窓や、狭い玄関先にとられた半円形のポーチがヴォーリズ建築らしい。
特にポーチは、周囲に台形のレンガを放射状に並べてありとても美しい。
しかしこの建物今は使われていないようで、人の気配がない。木部はかなり傷んで痛々しい。。。
唐橋前から京阪線に乗ろうと思ったら、手前になんかすごい建物が。。。お寺?
禅寺のような楼門があり塀・窓まわり・屋根の上、、、すごく凝った装飾だらけ。
なんじゃこれは!?
帰って本を見るとN邸と載っていた。純粋な住宅らしく、中国帰りの主人が中国風の
趣向を凝らして昭和13年に建てたものだそうだ。それにしてもこの密度の濃さ。。。
日本のお寺のようでもあり中国の廟建築のようでもあり、数寄屋のようでもあり、
いったいなに風かわからないのだが、奇抜な建築にありがちの表面的な薄っぺらさはない。
塀の石や瓦やしっくい、タイル、レンガなどを見るとこだわりがうかがえる。
加えて、玄関に花を飾るなど丁寧に暮らされている様子から、この家に対する
住み手の変わらぬ愛情が伝わってくる。
塀にくりぬかれた窓からお庭をちょっと覗くと、こんな素敵なタイルが!!
ランダムなタイルのかけらをモザイク状に集めて、さらにそれを市松状に配置するとは。。。
唐橋前から京阪石山坂本線に乗り、膳所へ向かおう。
さてどうしようかと考えて、滋賀方面へ行くことにした。例のごとく遅い出発(汗)
まずは石山まで行き、唐橋前にあるというヴォーリズ建築を見に行こう。
駅を降りてそっち方面を目指しつつうろうろ・・・していたら、なんだかどんどん遠ざかっていく。。。
唐破風の風格たっぷりのお風呂屋を発見。容輝湯。
あれ、山の上に洋館が。何だろ。山一つ丸ごと敷地のようで、建物は見えそうで見えない。
ぐるっとまわると新幹線沿いに入口が。「住友活機園」。ははぁ~、聞いたことあるな。
携帯で検索すると、住友2代目総理事伊庭貞剛氏の別邸として明治37年に建てられ、
今は住友林業の所有となり、住友グループ会社の研修等に使われているという。
一般公開は特別公開以外してないらしい。
一度内部を見てみたいが、公開日の競争率は高いようだ。
周辺は落ち着いた住宅地。新幹線が旧伊庭邸の山の一部を削りつつ住宅地を分断している。
時折新幹線が通る時には、ガガーッという大きな音が静かな住宅地に響く。
さて唐橋を渡ってまっすぐ歩いていくと、その建物はすぐ見つかった。
間口は狭く、中央の両開きの扉は小さな医院を思わせる。
2階正面の2連アーチ窓や、狭い玄関先にとられた半円形のポーチがヴォーリズ建築らしい。
特にポーチは、周囲に台形のレンガを放射状に並べてありとても美しい。
しかしこの建物今は使われていないようで、人の気配がない。木部はかなり傷んで痛々しい。。。
唐橋前から京阪線に乗ろうと思ったら、手前になんかすごい建物が。。。お寺?
禅寺のような楼門があり塀・窓まわり・屋根の上、、、すごく凝った装飾だらけ。
なんじゃこれは!?
帰って本を見るとN邸と載っていた。純粋な住宅らしく、中国帰りの主人が中国風の
趣向を凝らして昭和13年に建てたものだそうだ。それにしてもこの密度の濃さ。。。
日本のお寺のようでもあり中国の廟建築のようでもあり、数寄屋のようでもあり、
いったいなに風かわからないのだが、奇抜な建築にありがちの表面的な薄っぺらさはない。
塀の石や瓦やしっくい、タイル、レンガなどを見るとこだわりがうかがえる。
加えて、玄関に花を飾るなど丁寧に暮らされている様子から、この家に対する
住み手の変わらぬ愛情が伝わってくる。
塀にくりぬかれた窓からお庭をちょっと覗くと、こんな素敵なタイルが!!
ランダムなタイルのかけらをモザイク状に集めて、さらにそれを市松状に配置するとは。。。
唐橋前から京阪石山坂本線に乗り、膳所へ向かおう。
唐橋前近辺も面白いですね。
ブログにアップしたつもりでいたら未アップでした。
小さな医院風建築はヴォーリズでしたっけ?
素晴らしい建物ですが傷みが気になりますね。
N邸は私も”なんじゃこれは”と思いましたが、モザイク風・市松状タイルにまでは気が付きませんでした。さすがぷにょさんですね。
今回は電車に乗りましたが、今度歩いてみたいと思います。
N邸は最初、もとお寺だったのかと思いました。
あのこだわりぶりには驚くばかりですね~。
タイル、思わず覗きこんでしまいましたよ!
中国風のお寺もありますし、疑いなくお寺と思いました。
いくら気に入ったからといって、そこまでするとは、昔の人の道楽はすごい。
ヴォーリズ建築も美しいプロポーションですね。
東海道のあたりは歩いてみたいと思っています。
私の住んでいる所は、さらに瀬田川を南へと下ったところにあります。
N邸はNHKでも紹介された事がありましたが、個人の趣味であそこまですると言うのはすごいものです。
私は最初、旅館?料亭?と思っていました。
でもさすが ぷにょさん しっかりとタイルまで見てこられたのですね。
私なんぞ さぁ~と自転車で通り抜けるだけです。
容輝湯はずっと気になっています。
汗ばむ季節になってきたので、今度一度入ってこようと思います。
ぷにょさんの目で見た、大津の近代建築。。
これからの記事が楽しみです。
ひろ009さん、ぷにょさん。。 みなさんが滋賀に注目してくださっているので嬉しいです。
滋賀もまだまだ知らないところがいっぱいです。
また行かねば。
容輝湯も、風格ありますねぇ~!中がどんなか気になります。
唐橋前~京阪膳所の間でも車窓から煙突がいくつか見えました。
まだ古いところが残っていそうですね。
一方、石山では「光陽温泉」という廃業されたお風呂屋を見つけました。