平日のお昼時に烏丸御池を通る機会がやっとできたので、ずっと前から入りたいと思っていた純喫茶、
COFFEEユニオンへ。うぉ~ぅ♪相変わらずそそられる店構え。
町家の軒に並んでこのゲームセンターみたいな(笑)緑色のテントがいいでしょ!
深い軒の下の奥まった入口。横縞のモールガラスにコカコーラのロゴが60年代アメリカンな雰囲気!?
メタリックな入口のロゴ、アクリル板の切り文字もまた魅力的だね。
さぁ、中へ・・・・ぉぉぉ、渋い!!
外観の印象よりも内部はあったかい山小屋風のインテリアだ。かなり広いな。
柱や梁は削り目をつけてあり、一部にチューリップ(と言われていた)の模様の透かしが入っている。
どこに座ろうか・・・ちょっと迷ったが、壁画の前の席に腰を下ろし、カフェオレを飲みながら
店内を惚れ惚れと眺める。
この壁画はコーヒー豆の収穫の図だろうか。1953.1.15の日付が入っていた。お店ができたときに
描かれたもとするとその年が開業年だろう。しかし昭和28年って、戦後ほどない時期じゃないの!?
お勘定をするときにマスターに聞いてみたら、やはり1953年にお店を始められたという。
ママさんも出てこられて少しおしゃべり。この店の内装は京都の画家で片山さんと言う人が手がけて
くれたもので、最初白い壁だったが寂しいからと言って絵を書いてくれたのだとか。
画家でも、絵だけでは食べていけないから喫茶店の内装を手がけたりすることがよくあったらしい。
片山さんという人は京都の方で、他にも裏窓、ソワレなど、京都の多くの喫茶店を手がけられたという。
へぇ~!!
壁の絵のほか、柱の彫刻や、表の「香り高い珈琲の店」という味わいのある看板も手作り。
小さな工房を持っておられて何でも自分で作られたそうだ。
お店の中ほどにある吹抜けみたいな空間は、増築するときに元々中庭だったのをふさいで天窓にした部分。
自然光がやさしく差し込み、その下はスポットライトに照らされた舞台のよう。
やはりその明かりがいいといって俳優さんや女優さんの撮影をされたこともあったとか。
当初はだるまストーブがあり、煙突を中庭へ抜いていたのだそうだ。
カウンター前のクリンカータイル。これの正方形のパターンは時々見かけるが、長方形バージョンが
あったのか!第一、長方形のクリンカータイルなんて見たことない気がする。しかもこの微妙な比率。。。
古くからの商業地ではよく聞く話だが、染織産業華やかなりし頃は周辺の会社の人が仕事中に休憩や打合せに
使って大変賑わい増床もしたが、今ではお客は減り、土日は人がほとんど通らないので閉めているそうだ。
ライオンの壁泉のエプロン状の池は撤去され、今はもう水が出ない。
ただ月に一回歌声喫茶をやっていて、その時だけは50人ほどのお客で店はいっぱいになるのだとか。
60年以上もの間、オリジナルの雰囲気を大事に残して続けておられる。華やかではないが隠れ家のように
落ち着ける純喫茶はほんとに貴重。気さくなマスターとママさんからお話を伺いながらいろんな光景を
思い浮かべ、とっても素敵な時間をすごすことができた。また行きたいなぁ。
COFFEEユニオンへ。うぉ~ぅ♪相変わらずそそられる店構え。
町家の軒に並んでこのゲームセンターみたいな(笑)緑色のテントがいいでしょ!
深い軒の下の奥まった入口。横縞のモールガラスにコカコーラのロゴが60年代アメリカンな雰囲気!?
メタリックな入口のロゴ、アクリル板の切り文字もまた魅力的だね。
さぁ、中へ・・・・ぉぉぉ、渋い!!
外観の印象よりも内部はあったかい山小屋風のインテリアだ。かなり広いな。
柱や梁は削り目をつけてあり、一部にチューリップ(と言われていた)の模様の透かしが入っている。
どこに座ろうか・・・ちょっと迷ったが、壁画の前の席に腰を下ろし、カフェオレを飲みながら
店内を惚れ惚れと眺める。
この壁画はコーヒー豆の収穫の図だろうか。1953.1.15の日付が入っていた。お店ができたときに
描かれたもとするとその年が開業年だろう。しかし昭和28年って、戦後ほどない時期じゃないの!?
お勘定をするときにマスターに聞いてみたら、やはり1953年にお店を始められたという。
ママさんも出てこられて少しおしゃべり。この店の内装は京都の画家で片山さんと言う人が手がけて
くれたもので、最初白い壁だったが寂しいからと言って絵を書いてくれたのだとか。
画家でも、絵だけでは食べていけないから喫茶店の内装を手がけたりすることがよくあったらしい。
片山さんという人は京都の方で、他にも裏窓、ソワレなど、京都の多くの喫茶店を手がけられたという。
へぇ~!!
壁の絵のほか、柱の彫刻や、表の「香り高い珈琲の店」という味わいのある看板も手作り。
小さな工房を持っておられて何でも自分で作られたそうだ。
お店の中ほどにある吹抜けみたいな空間は、増築するときに元々中庭だったのをふさいで天窓にした部分。
自然光がやさしく差し込み、その下はスポットライトに照らされた舞台のよう。
やはりその明かりがいいといって俳優さんや女優さんの撮影をされたこともあったとか。
当初はだるまストーブがあり、煙突を中庭へ抜いていたのだそうだ。
カウンター前のクリンカータイル。これの正方形のパターンは時々見かけるが、長方形バージョンが
あったのか!第一、長方形のクリンカータイルなんて見たことない気がする。しかもこの微妙な比率。。。
古くからの商業地ではよく聞く話だが、染織産業華やかなりし頃は周辺の会社の人が仕事中に休憩や打合せに
使って大変賑わい増床もしたが、今ではお客は減り、土日は人がほとんど通らないので閉めているそうだ。
ライオンの壁泉のエプロン状の池は撤去され、今はもう水が出ない。
ただ月に一回歌声喫茶をやっていて、その時だけは50人ほどのお客で店はいっぱいになるのだとか。
60年以上もの間、オリジナルの雰囲気を大事に残して続けておられる。華やかではないが隠れ家のように
落ち着ける純喫茶はほんとに貴重。気さくなマスターとママさんからお話を伺いながらいろんな光景を
思い浮かべ、とっても素敵な時間をすごすことができた。また行きたいなぁ。
これで年号が変わればまた遠くになったと思われるんだろうな
ショックを受けてしまわれましたか・・・(汗)
戦後の復興期~昭和40年代って世の中が目に見えて
進化していく時代で活気があって楽しかっただろうなぁ~って
その時代に生きてみたかったなぁ~って思うんですよ。
仁さんは昭和29年生まれでいらっしゃるならちょうど青春時代じゃないですか?
今どんどんなくなっていくのを必死で追いかけているものたちが
その頃バリバリ現役で・・・うらやましいですよ~~!!