まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

タイル旅マラッカ(4) ブキッチナ通りとLOCAHOUZ

2018-06-05 22:49:43 | 建物・まちなみ
マラッカの続き。

ブキッチナ通り(JL Bukit Cina)はオランダ広場からポーサンテン寺院へ向かう道。こちらにもかなりまとまった数の
タイルがあるのを前回来た時にたまたま見つけたのだが、mayumamaさんが見ていないというので案内する。

モダニズムな建築。

市場も寄っていこう。ヒーレンストリートであちこち寄り道していたためもう店じまいしかけていたが
マンゴーを安値でゲット♪シンガポールでは高くて手が出なかったがマレーシアは安くてうれしいな!


モザイクタイルや豆タイルも時々あるが比較的おとなしめであまり変わったものはない。
その中でここはかなりカワイイ。ちょっと四角っぽい柱の形もかわいいし、足元についた段のふちどりもいいね~


そしてブキッチナ通り。あった!5年前とほとんど変わらない様子なのを見てほっとした。。。


ここでは左右の窓下の壁全面に鮮やかな色のタイルが貼られている。シンガポールのショップハウスに近い
ゴージャス仕様だ。


中央のは日本のダントー製だろうか。そのまわりにモスグリーンのモールディングタイル、銅版転写タイルが
ふんだんに使われている。


ブキッチナ通りにあったイースタンヘリテージゲストハウスは、前回内部をちらりと見せてもらったのだが、
今回はじっくり見せてもらいたいと思って行ってみると、あら、LOCAHOUZと言うカフェに変わったのか。
しかしまだ開いていないな。ピンポンして出てきたお兄ちゃんに聞くと10時半からだと言うのでそれまで他をうろつこう。

このカフェのあるショップハウスは4軒長屋なのだが、揃いも揃ってタイルがしっかりと残っている。










う~ん、素晴らしい!!




お昼前にLOCAHOUZに戻って来て、休憩がてら見学させてもらう。


ゲストハウスだったときはシガーバーみたいな(?)渋い雰囲気のカウンターや壁面装飾があり
無口なおっちゃんが黙々と仕事をしていた記憶がある。今はいかにも若者がやっているライトな雰囲気が漂う。


立体的な人形などが並ぶ伝統装飾は貴重なものらしく、ガラスケースに覆われ今も保存されていた。


おぉ~~!
入口を入って一番手前の部屋は、カウンターなどが取り払われ広々した空間にテーブルセットがポツポツと。
壁ぎわの調度品がなくなったことでタイルがよく見える!!銅版転写タイルがぐるりの壁の腰までびっしりと。




ここまでは前回チラッとではあるが見せてもらったのだった。


案内されて光庭の奥のカフェスペースへ入ると、この仕切り壁の裏側を見ることができた。


うおぉ~~っ!アール・ヌーヴォー的曲線の優雅なデザインのタイルは淡陶のものだな。
このタイルは単体で見るのとずらりと並べて貼った状態で見るのとでかなり印象が違うなぁ。




そして螺旋階段。ダークブラウンに金色、これは以前のゲストハウス時代の色が残っているな。




こんな心地よい中庭でタイルを見ながらタピオカミルクティーを飲めばもうマッタリ。。。あぁ沈没。




トイレは裏庭のいちばん奥にあった。もともと完全に生活空間だっただろう裏庭の外階段もこんな素敵な螺旋階段。

カフェになって宿の時よりも入りやすくなってよかったが、あの無愛想なおっちゃんはどうしたのだろう。
カフェのお姉ちゃんに尋ねると、オーナー(あのおっちゃんか・・・)が亡くなってホテルが廃業したらしい。
このカフェは3年前にオープンしたのだとか。

続く

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