まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

タイル旅マラッカ(3) ヒーレンストリート再見2

2018-06-04 22:38:05 | ディテール
マラッカの続き。

ヒーレンストリート(トゥン・タン・チェン・ロック通り)にはまだまだタイルがある。
工事中のババハウス、ファサードのタイルは健在。どんな風にリニューアルされるのか、楽しみだなぁ~


超高級ホテルになって手が届かなくなったりしたら寂しいけど(苦笑)


シンガポールでよく見かけたベルギーのタイル。




可憐な花綱のタイル。


元プラナカンレストランでは色違いの黄色を、また同色をシンガポールでも見かけた華やかなリボンのタイルだが、
山水画風の4枚組み絵タイルを合わせるという独特のセンス。




この大柄なタイルは一般的に床に貼られるセメントタイルじゃないの?白無地タイルと組み合わせて壁に貼る
というのはなかなか斬新な使い方。




通るたびに気になるこの建物。お寺?う~ん、宗教施設のようだが、新興宗教なのか???


建物の前に立つ4本の柱には豆タイルで龍が描かれている。豆タイルのモザイク画というのもこちらで
あまり見かけないが・・・最近のものなのだろうか?




開いていたので声をかけてちょっと中を見せてもらった。普通のショップハウスと同様、中央に吹き抜けの
光庭があり(ガラスでふさいであったけど)、奥に祭壇のようなものがあった。


さまざまな宗教を表すと見られる絵が描かれている。皆で共存しようということなのだろうか??・・・不明。


ここのタイルは特別感があるなぁ。拡大して見るとチューブライニング状にはなっていなくて絵タイルのようだ。
その下に横一列に並べられているのもタイルのようだが、変わった形、寸法で、どういうシロモノか不明・・・




ヒーレンストリートはまちの中心部から街道のように郊外へ伸びている。ちょっと先まで歩いてみたら、
こんな美容院を発見。日本にありそうなレトロ美容院!そしてその壁いちめんにモザイクタイルが!!


うわぁ~~、かわいい!!こういうパズルタイプのモザイクタイルは台湾にはすごくたくさんあったけど、
シンガポールやマラッカではそれほど多くなく、美容院のファサードにこんなふうにオシャレに使ってあるのを
見たのはここだけだった。


アール部分の処理も丁寧な仕事をしているなぁ!


この庭付きのお宅はなかなか美しいな。壁の足元と、柱の足元にタイルも残っている。




このボタンの花のタイルは日本製だろう。一枚だけ逆さ向いているのがご愛嬌。わざとかな??


柱の方はグリーンのモールディングタイル付き。


こちらの3連のショップハウスもタイルがたくさんあるな!!


中央の住戸のオレンジ色の壁、あれは何だ!?近寄ってみると、1枚の中にグラデーションのついたタイルだった。


2階の壁にもきれいな緑色のタイル。この色好きだなぁ~


柱の足元には銅版転写タイルも。

右端の住戸はかなり新しいタイルが使われていたが、やはり使う場所は足元や窓下という昔ながらの装飾ポイントと
いうのが面白い。

他にもいっぱいあるのだが、傷みや汚れが激しいものも多く、みすぼらしくなっているのが残念。。。
やはりそういうタイルを部分的に取り替えて建物を維持していくためには、レプリカタイルも必要だなぁ。。。

続く

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