『アートと暮らす』~アートセラピストブログ

アートセラピストとして活動するクエストSTAFFが現場の声をお伝えします。アートセラピー情報もタイムリーにお届けします!

「医師でも、心理療法家でも補えないものがアートセラピーにはある」

2015-12-17 16:34:10 | Weblog
こんにちは。
東京は今日からさらに少しずつ寒くなるようですね。

どんな師走をお過ごしでしょうか。

さて、クエストでは、国際資格が取得できる『JIPATT』というプログラムがあり、
来春3期生を迎えます。

改めて、その意義や役割など、クエスト校長の柴崎よりメッセージが届きましたので、お伝えいたします。

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こんにちは、柴崎千桂子です。

卒業生たちがクエストの学びを活かし活動している様子を聞く度に、
いつも感動し、皆さんを誇りに思っています。

同時に、私自身もまだまだ学ばなければと、
海外でもアートセラピストとして活動していくための資格取得に向け、新しい挑戦を始めました。

もうひとつ新しい挑戦といえば、
今秋から大学院で講師としてアートセラピーを教えることになり、
専門分野での広がりに驚きつつ、楽しい時間を過ごしています。

そして、来年はJIPATTが始まって3年目を迎えようとしています。

今、改めて、なぜJIPATTを始めたのかを少し皆さんにお話しします。

クエストでアートセラピーのプログラムを始めて18年が経ちました。
アートセラピーという言葉を、ほとんど知る人がいない頃から、
様々な場所において、その普及につとめてきました。

・予防医療としての子ども未来研究所の設立

・行政からの依頼による子ども向けプログラムの実施

・福祉施設での「生きがい」を目的としたシニア向けの活動

・教育機関や企業への技術提供や人材育成

など、地道な活動の年月とともに、アートセラピーという言葉を知る人もずいぶん多くなってきました。

アートセラピーを体験された方たちからも満足度が高く、
「自己成長」や「予防医療」を目的とした技術提供や人材育成に、
多くの実績を作ってきたと自負しています。

ところが、最近は精神的疾患患者や発達に問題のある子ども、
あるいはグレーゾーン(健常者ともいえない)の子どもや大人、
そういった人たちへの対応(治療的側面)を求められることが増えてきました。

いよいよ医療現場でも活かせる専門的な知識や技術の必要性を感じるようになりました。

カナダのCiiATと提携したJIPATTのプログラムは、
国際的なアートセラピーの知識、技術を提供できる人材育成と
さらなるアートセラピーの普及につとめるために自信をもって提供できるものです。

実際に、一期生がすでに実習を始めている現場は、
クリニック、小児病棟、精神科病棟、障害者施設、ターミナルケア病院、高齢者施設、フリースクール…、

対象者も、ダウン症、自閉症、また発達に障がいを持つ子ども、不登校児、
さらには、うつ病患者など、精神的疾患をもつ方、
それに加え、DVなどによって傷ついた心を抱えている人たちもいます。

JIPATTのプログラムには、医療の場で活かせる具体的な知識と学びがたくさんあります。

私自身、数年ぶりに医療機関でのアートセラピーの場に復帰しましたが、
実際に医療に携わり、
「医師でも、心理療法家でも補えないものがアートセラピーにはある」
ということを何度も感じています。

しかし、医療や教育の場で活動するには、多くの経験、そして資格が重要視されます。

そのことを越えていくためにも、JIPATTは大きな可能性を持っています。

世界基準の学び、たくさんの現場実習、そして国際資格・・・。
私は、このプログラムが間違いなく、皆さんの今後の活動を助けてくれると確信しています。

そして、医療の場のみならず、現代は心を病んでいる人が本当にたくさんいます。
深く心傷つく体験をしたことがない人はいないでしょう。

すぐ隣にいるかもしれない「その人」に向き合っていくための
心構え、知識、経験をぜひJIPATTで身につけ、役立てていきませんか。

説明会があと1回あるようです。

ご興味がある方は、ぜひご参加ください。
直接のお問い合わせもお気軽にしてみてくださいね。




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JIPATT説明会 ※要予約

1/23(土)18時半~19時半
クエストにて(JR目黒駅徒歩12分/東急不動前駅徒歩5分)

このページ下部からお申込みいただけます。

もしくは、クエストまで直接お問い合わせください。




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