こんにちは。 ようこです。
随分と秋が深まってきましたね。
先日新しくコートを買いました。
ふふふ 冬が楽しみです。
さて冬が近づく11月29日に
クエストでは「シニアアートワークセラピストコース」が始まります。
シニアのクラスで講師になって今年で7年目になります。まぁもうそんなに!(びっくり)
「ようこ先生、わたし職場でアートセラピーを絶対やりたいんです!」
もう3年前になるでしょうか?
まだあまり話しもしたこともなかった一人の当時受講生だったK子さんが私にそう伝えてくれました。
彼女は介護職員としてデイケアサービスに勤務しています。
様々な業務があって忙しいけれども
でもアートセラピーを通して、もっともっとひとりひとりが輝いてもらいたいのだと・・
それからしばらくして彼女は私のコースで学び、現場のサポートに入ってセラピストとして研鑽を積んでいきました。
そしてもちろん 施設でアートセラピークラブを作って1年前から始めたのですよ!
あれがいいか?これはどうだろう? 試行錯誤しながら一生懸命に・・・
その彼女の施設で作品展が行われたのでおじゃましてきました。
ロビーいっぱいに アートセラピーの作品 いろいろなクラブ活動の作品などなど
沢山沢山飾られていました。
この準備中に利用者のみなさんがうれしそうに眺めていたのだとか・・・
そして振り向いたら全員が眺めていたのだそうです。
恥ずかしいけれど うれしいですよね。 自分の作品が飾られるのって・・
「尊厳」
[名・形動]とうとくおごそかなこと。気高く犯しがたいこと。また、そのさま。「人間の―を守る」(大辞林より)
この施設の作品展で一番私が感じたことです。
ロビーに入ってすぐにとても気持ちがよい事が伝わってきました。
お一人 お一人と丁寧に関わっている 大切に触れ合っているやさしい施設。
それは作品の展示の仕方などで十分に受け取れました。
いつだったでしょうか?
以前高齢者施設に見学に言った時に、ピカチューのぬり絵が壁に飾ってありました。
高齢者の方がピカチューが世界的に有名なことをしていたかは知りませんが、綺麗に塗ったピカチューです。
そのA4コピー用紙の塗り絵の上をセロハンテープでピロッと止めて
そのピカチューが斜めに飾られていました。 ぴろーーんと。
なんだか、私はとっても悲しい気持ちになりました。
アートは心の表現です。
その人が「今」生きている自分の力、感性を使って「今」を描いています。
それはぬり絵であっても。ピカチューであっても・・
心の表現を「命」と捉えてもらうとわかりやすいと思います。
K子さんの施設にはそれが十分に満ちていました。
あたたかい空間だったのです。
私にはそう感じました。
泣いちゃいました。
作品を見ていたら、聞き慣れた明るい声が聞こえてきました。
そう、いつもどおりに勤務している彼女の「◯◯さーん あちらに一緒にいきましょうか?」
K子さんでした。
そしたらまた泣けてきちゃって・・・うれしくて・・
K子さん 夢叶ったね!おめでとう!
*****
先日ニュースで制度外のホームで体固定や施錠というものがありました。
一方で見ればそれは「なんてヒドイ!」 でも一方で見れば「しかたない」
アートセラピーは、その方がもうとうに忘れてしまったことなども
素材の色や形、感触 匂いなどを通して ふっと引き出しくれる
そしてそのことを表現することで、 関わる者がまだまだしらないその人の内側が見えてくる。
言語が難しい方との関わりをやめるのではなく、分かり合えるものになる。
ただ黙って座っていただけの人は何もできない人ではないし、好きで何もしないわけでもないのです。
物静かで車いすだった方がおいしそうなどら焼きの写真を見た途端に
「わたし これが好き!」と大きな声を出して、車いすから立ち上がったり
そんな様子をみた職員さんの驚いたことっていったら!!
そしてみんなで大笑いして いつも以上とってもあたたかい時間を過ごせたことか
毛糸をよって首飾りに見立てた男性は 「生きている間に母にプレゼントしてあげたかった」と・・
アートはその人らしさ、その人だけが持つ素敵な部分をたくさんたくさん 引き出してくれるのです。
適した材料やプログラムを提供し、関わり 引き出されたものをどーんと受けとめる 安心の場を作り出す
それが「シニアアートワークセラピスト」
そんなセラピストさんが 介護の現場に 職場に 自宅に いたら素敵!
*****
最近は介護職員さんが学びにいらっしゃる事が増えてきました。
そしてK子さんも学んだ「シニアアートワークセラピストコース」
ぜひ体験レッスンにお越しくださいませ。
あなたの想いを形にしていきましょう。
お待ちしております。
そして月曜日は新しい高齢者施設でアートセラピーの講演とワークを千桂子先生と一緒に届けてきました。
また後日ご報告しますね。
随分と秋が深まってきましたね。
先日新しくコートを買いました。
ふふふ 冬が楽しみです。
さて冬が近づく11月29日に
クエストでは「シニアアートワークセラピストコース」が始まります。
シニアのクラスで講師になって今年で7年目になります。まぁもうそんなに!(びっくり)
「ようこ先生、わたし職場でアートセラピーを絶対やりたいんです!」
もう3年前になるでしょうか?
まだあまり話しもしたこともなかった一人の当時受講生だったK子さんが私にそう伝えてくれました。
彼女は介護職員としてデイケアサービスに勤務しています。
様々な業務があって忙しいけれども
でもアートセラピーを通して、もっともっとひとりひとりが輝いてもらいたいのだと・・
それからしばらくして彼女は私のコースで学び、現場のサポートに入ってセラピストとして研鑽を積んでいきました。
そしてもちろん 施設でアートセラピークラブを作って1年前から始めたのですよ!
あれがいいか?これはどうだろう? 試行錯誤しながら一生懸命に・・・
その彼女の施設で作品展が行われたのでおじゃましてきました。
ロビーいっぱいに アートセラピーの作品 いろいろなクラブ活動の作品などなど
沢山沢山飾られていました。
この準備中に利用者のみなさんがうれしそうに眺めていたのだとか・・・
そして振り向いたら全員が眺めていたのだそうです。
恥ずかしいけれど うれしいですよね。 自分の作品が飾られるのって・・
「尊厳」
[名・形動]とうとくおごそかなこと。気高く犯しがたいこと。また、そのさま。「人間の―を守る」(大辞林より)
この施設の作品展で一番私が感じたことです。
ロビーに入ってすぐにとても気持ちがよい事が伝わってきました。
お一人 お一人と丁寧に関わっている 大切に触れ合っているやさしい施設。
それは作品の展示の仕方などで十分に受け取れました。
いつだったでしょうか?
以前高齢者施設に見学に言った時に、ピカチューのぬり絵が壁に飾ってありました。
高齢者の方がピカチューが世界的に有名なことをしていたかは知りませんが、綺麗に塗ったピカチューです。
そのA4コピー用紙の塗り絵の上をセロハンテープでピロッと止めて
そのピカチューが斜めに飾られていました。 ぴろーーんと。
なんだか、私はとっても悲しい気持ちになりました。
アートは心の表現です。
その人が「今」生きている自分の力、感性を使って「今」を描いています。
それはぬり絵であっても。ピカチューであっても・・
心の表現を「命」と捉えてもらうとわかりやすいと思います。
K子さんの施設にはそれが十分に満ちていました。
あたたかい空間だったのです。
私にはそう感じました。
泣いちゃいました。
作品を見ていたら、聞き慣れた明るい声が聞こえてきました。
そう、いつもどおりに勤務している彼女の「◯◯さーん あちらに一緒にいきましょうか?」
K子さんでした。
そしたらまた泣けてきちゃって・・・うれしくて・・
K子さん 夢叶ったね!おめでとう!
*****
先日ニュースで制度外のホームで体固定や施錠というものがありました。
一方で見ればそれは「なんてヒドイ!」 でも一方で見れば「しかたない」
アートセラピーは、その方がもうとうに忘れてしまったことなども
素材の色や形、感触 匂いなどを通して ふっと引き出しくれる
そしてそのことを表現することで、 関わる者がまだまだしらないその人の内側が見えてくる。
言語が難しい方との関わりをやめるのではなく、分かり合えるものになる。
ただ黙って座っていただけの人は何もできない人ではないし、好きで何もしないわけでもないのです。
物静かで車いすだった方がおいしそうなどら焼きの写真を見た途端に
「わたし これが好き!」と大きな声を出して、車いすから立ち上がったり
そんな様子をみた職員さんの驚いたことっていったら!!
そしてみんなで大笑いして いつも以上とってもあたたかい時間を過ごせたことか
毛糸をよって首飾りに見立てた男性は 「生きている間に母にプレゼントしてあげたかった」と・・
アートはその人らしさ、その人だけが持つ素敵な部分をたくさんたくさん 引き出してくれるのです。
適した材料やプログラムを提供し、関わり 引き出されたものをどーんと受けとめる 安心の場を作り出す
それが「シニアアートワークセラピスト」
そんなセラピストさんが 介護の現場に 職場に 自宅に いたら素敵!
*****
最近は介護職員さんが学びにいらっしゃる事が増えてきました。
そしてK子さんも学んだ「シニアアートワークセラピストコース」
ぜひ体験レッスンにお越しくださいませ。
あなたの想いを形にしていきましょう。
お待ちしております。
そして月曜日は新しい高齢者施設でアートセラピーの講演とワークを千桂子先生と一緒に届けてきました。
また後日ご報告しますね。
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