(前回からの続きです)
さて『八幡屋』さん!とっても大きな高級旅館です。
さぶは前の日、一人でここの支配人に会いに来ています。
私でも腰がひけそう・・・。
さぶ、すごい。
支配人の方と、さぶとしばしばとのりんこと・・・みんなで話をしていたとき、
大きな地震がありました。
すごい音。地響きが鳴ります。
そして、大きなガラス窓や調度品がガタガタガタガタと結構な音をたてています。
支配人の方が言います。
「早く落ち着いてほしいですねぇ」
「これじゃぁ、直しても直しても壊れてしまう」
瓦や壁や壊れたところを直しても、何度も続く大きな余震でまた壊れてしまうみたいです。
そういったことでも、ストレスはたまっていきます・・・。
部屋にいたみなさんもロビーに避難に出てきていました。
あ、いた!
そこには、さぶからきいていた「お花ちゃん」と「お花ちゃんのお母さん」の姿も!
「さぶちゃーーーん!」
お花ちゃんが、さぶに手を振って近づいてきます。
さぶも、とても優しい笑顔で近づいていきます。
とても、とてもやさしい場面でした。
そして、そこから、お花ちゃんの新しいお友達や、今日八幡屋さんに避難してきた
子たちや・・・たくさんの子どもたちとの時間がはじまります。
なんと、支配人の方が机と椅子を出してくれました。
子どもたちに「あっちに机と椅子があるから、あっちで絵を描こう!」
そう言うと、みんな走っていきました。
お花ちゃんは、机を見て、「わーーー。うれしい!」と、本当にうれしそうな笑い声をあげました。
さぶが言っていた通り。
さぶは、「ずっと地べたや段ボールで描いていたから、子ども達は机を喜ぶと思う」と
言っていたました。
その日に突然行った私にはなかなかわからないことです。
子どもたちはいろんな絵を描いていました。
いろんな話をしてくれました。
地震に関係あることも、関係ないことも。
(直接的には関係ないことの方が多いです)
「ねぇ、そっちは何階?」
「あ、5階なんだ。うちは、6階だよ」
そんな会話が子どもたちのなかでもありました。
旅館の、自分たちが泊まっている部屋の階についてです。
普通だったら、されなくていい会話ですね。
それでも、今、ここにいて、やっていくしかないのです。
さぶの方をふと見ると、膝に子どもが乗っていたり、
まわりできゃーーーっと笑い声が生まれていたり、
本当に自然にさぶという人がいます。
さぶなりに、当然、いろんな気持ちがあるはず。
子どもたちはミラクルな分、時に怪獣になるし、
こっちは「疲れたなぁ、眠いなぁ」なんて思ってしまう普通の人間。
それに、非常時であることには変わりなく、緊張状態が続くなかで、いろんな気遣いもあったはず。
いっつも笑顔で、やさしい気持ちで、堂々としていられるわけでは決してない。
でも、わかる気がする。
それを超えるものがどうしてもある。
見つめ合って笑った瞬間とか、帰り際の一瞬の顔とか、
そういうものがつないでくれているんだと思います。
そして、帰る前に、もうひとつ宿をまわり、チューリップ君ご家族にも会ってきました。
ここでもきこえてくるのは、「さぶちゃーーーん」。
今回さぶのそばにいて、たくさんさぶのすごいところを発見しました。
それは、私が見つけた宝物です。
実際に現場に行ってみて、当然のことながら、さぶがレポートしていない
いろんなことがあったことも、なんとなく伝わってきました。
東北の血をひく彼女が決して手放しでよろこばないことは想像できますが(笑)、
それでも私はさぶのサポートをしていきたいと思います。
子どもたちにも会いたいし!
そして帰りは、レンタカーを返し、走って駅まで行き、なんとか日帰りで帰ってきました!
近いぞ、福島。
福島の空も青かった!
mackey
……………………………………………
これからもNPO法人子ども未来研究所では、八幡屋さんでのケアをスタートします。
平日はさぶが、週末にかけては他のセラピストも宿に宿泊しながらセッションをします。
寄付金、そしてクレヨンや色鉛筆の画材提供など、ご協力いただける方がいましたら、
子ども未来研究所までお願いいたします。
→こちらをクリック
さて『八幡屋』さん!とっても大きな高級旅館です。
さぶは前の日、一人でここの支配人に会いに来ています。
私でも腰がひけそう・・・。
さぶ、すごい。
支配人の方と、さぶとしばしばとのりんこと・・・みんなで話をしていたとき、
大きな地震がありました。
すごい音。地響きが鳴ります。
そして、大きなガラス窓や調度品がガタガタガタガタと結構な音をたてています。
支配人の方が言います。
「早く落ち着いてほしいですねぇ」
「これじゃぁ、直しても直しても壊れてしまう」
瓦や壁や壊れたところを直しても、何度も続く大きな余震でまた壊れてしまうみたいです。
そういったことでも、ストレスはたまっていきます・・・。
部屋にいたみなさんもロビーに避難に出てきていました。
あ、いた!
そこには、さぶからきいていた「お花ちゃん」と「お花ちゃんのお母さん」の姿も!
「さぶちゃーーーん!」
お花ちゃんが、さぶに手を振って近づいてきます。
さぶも、とても優しい笑顔で近づいていきます。
とても、とてもやさしい場面でした。
そして、そこから、お花ちゃんの新しいお友達や、今日八幡屋さんに避難してきた
子たちや・・・たくさんの子どもたちとの時間がはじまります。
なんと、支配人の方が机と椅子を出してくれました。
子どもたちに「あっちに机と椅子があるから、あっちで絵を描こう!」
そう言うと、みんな走っていきました。
お花ちゃんは、机を見て、「わーーー。うれしい!」と、本当にうれしそうな笑い声をあげました。
さぶが言っていた通り。
さぶは、「ずっと地べたや段ボールで描いていたから、子ども達は机を喜ぶと思う」と
言っていたました。
その日に突然行った私にはなかなかわからないことです。
子どもたちはいろんな絵を描いていました。
いろんな話をしてくれました。
地震に関係あることも、関係ないことも。
(直接的には関係ないことの方が多いです)
「ねぇ、そっちは何階?」
「あ、5階なんだ。うちは、6階だよ」
そんな会話が子どもたちのなかでもありました。
旅館の、自分たちが泊まっている部屋の階についてです。
普通だったら、されなくていい会話ですね。
それでも、今、ここにいて、やっていくしかないのです。
さぶの方をふと見ると、膝に子どもが乗っていたり、
まわりできゃーーーっと笑い声が生まれていたり、
本当に自然にさぶという人がいます。
さぶなりに、当然、いろんな気持ちがあるはず。
子どもたちはミラクルな分、時に怪獣になるし、
こっちは「疲れたなぁ、眠いなぁ」なんて思ってしまう普通の人間。
それに、非常時であることには変わりなく、緊張状態が続くなかで、いろんな気遣いもあったはず。
いっつも笑顔で、やさしい気持ちで、堂々としていられるわけでは決してない。
でも、わかる気がする。
それを超えるものがどうしてもある。
見つめ合って笑った瞬間とか、帰り際の一瞬の顔とか、
そういうものがつないでくれているんだと思います。
そして、帰る前に、もうひとつ宿をまわり、チューリップ君ご家族にも会ってきました。
ここでもきこえてくるのは、「さぶちゃーーーん」。
今回さぶのそばにいて、たくさんさぶのすごいところを発見しました。
それは、私が見つけた宝物です。
実際に現場に行ってみて、当然のことながら、さぶがレポートしていない
いろんなことがあったことも、なんとなく伝わってきました。
東北の血をひく彼女が決して手放しでよろこばないことは想像できますが(笑)、
それでも私はさぶのサポートをしていきたいと思います。
子どもたちにも会いたいし!
そして帰りは、レンタカーを返し、走って駅まで行き、なんとか日帰りで帰ってきました!
近いぞ、福島。
福島の空も青かった!
mackey
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これからもNPO法人子ども未来研究所では、八幡屋さんでのケアをスタートします。
平日はさぶが、週末にかけては他のセラピストも宿に宿泊しながらセッションをします。
寄付金、そしてクレヨンや色鉛筆の画材提供など、ご協力いただける方がいましたら、
子ども未来研究所までお願いいたします。
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