『アートと暮らす』~アートセラピストブログ

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帰る場所があるという幸せ。

2008-09-03 11:46:40 | Weblog
先週の荒れた空とは、まったく違う表情を見せてくれています。



今日の朝の空です。(品川区目黒川添い)
同じ空なんですけどね。

8月後半、故郷の仙台に帰省しました。
久しぶりのさわやかで清い空気も、
遠くに見える青々とした蔵王連峰も、
広瀬川も変わらずそこにありました。

しかし父と母は、
この前会ったときよりもずっと年老いていました。
時間の流れに抗うことなく、
穏やかに漂っているかのようです。
もちろん私の久しぶりの帰郷に大喜び。

帰るところがあるという幸せ。
無条件で、自分を受け容れてくれるところ。
内側にエネルギーが充電されていきます。
本当にありがたい。

今回は、親友のR子さんに
感動のイタリアンレストランに連れて行ってもらいました。
そこはできる限り完全無農薬の野菜を使い、
素材の良さを引き出すために、調理もシンプル。
レンコンやカボチャ、だだっちゃ豆などをグリルして
岩塩や手作りのアンチョビーを添えただけの前菜とか。
梅と白ワインベースのソースを絡めた手打ちパスタとか。
宮城県産とうもろこしの冷たいスープとか。
書き始めたら、止まらないのでやめます。

シェフは30歳を少し過ぎたくらいの小柄で素朴な方です。
でも彼にはすごい情熱がありました。
(ちょっぴり訛りもありました。それも魅力!)

仙台には白菜やちぢみ雪菜など特産の野菜があります。
5カ年計画で無農薬、無肥料、無耕転の田畑で、自ら野菜を育て
自然のあるがままに・・・
「仙台の伝統野菜でイタリアンを皆さんに楽しんでもらいたいんですよ!」

私は直接、こんな情熱に出会ったことがなかったのと、
我が故郷にこんな燃える青年がいたのだ、という感動でいっぱい。
ましてや、次々に出てくる品々はどれも身体に優しく、お腹もいっぱい。
心身共に満たされた時間でした。

もし仙台に行く機会がありましたら、ぜひ訪れてみて下さいね。
AL FIOLE

by Hiropy

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