ひょっこり猫が我が道を行く!

カオスなオリジナル小説が増殖中。
雪ウサギが活躍しつつある、ファンタジー色は濃い目。亀スピードで更新中です。

今日も平和なひょっこり猫島☆

2010年07月31日 22時03分00秒 | 日記

雪ウサギで、ひょっこり猫島のブログ管理人ラクト
元人間、大泉理緒
元獣のガウラ

「ルンタッタ、ルンタッタ☆ 今日もひょっこり猫島は平和だなーーっと…」
「ホギャーーッ!!」
「ん? 今の声はリオの声だ、ちょっくら行ってみるか!」

ひょっこり猫島にある、猫の形に象(かたど)られた、白く大きな家が広い草原に不自然に建っている。家の周りには色とりどりの芳しい花に、玄関の横には強く立派な桃の木と、木々との間に上手く挟まれた洗濯物が風にゆらゆらと揺れていた。

「リオ――ッ、どうしたの?」
「あっ、リャクトッ!!」
「リオッ、あぁ、そんなお前も可愛いな」

困った彼女とは裏腹なKY(空気読めない)ガウラの言葉をスル―して自分の方に泣き顔を見せる女の子リオ。うあーーん、と大泣きしながら、自らの丸い体に突進してきた。ふげっと一瞬ひっくり返りそうになりながら、一体どうしたのかと彼女に理由を尋ねてみた。

「ニャ、ニャオッ、どうしたんじゃないよ。人間状態なのに、猫耳ついてんだよぉ」
「うん? あ、ああ、これね」
「? もしかして、リャクトは、何か知ってるの?」

鼻水をズルズルと出しながら雪ウサギの体にくっつくリオは、不思議そうに見つめ返してきた。横にいるガウラも、生みの親の作者の答えを待っているようだ。

「実は…ニコ○のブログパーツが貼れないから、リオに猫耳付けちゃ…ゲフッ!!」
「ニャ、ニャ、こ、これはラクトのせいだっての!?」

全身を激しく揺さぶるリオは、血走った目をしながら雪ウサギの体をバウンドし始めた。

「ニコ○じゃ猫耳は貴重でなかなか手に入らないし、gooブログじゃニコ○のブログバーツ貼れないはで、面白くなかったからこれでもいっかなって…おもっ…」
「このっ、このっ、とうとう人間じゃなくなってきたじゃないか!! 今度という今度は怒ったよ! ルビリアナさーーん!!!!!!!」
「ほっ? やだやだやだ! あんた生みの親に対して、また拷問なんて事を」

黒い靄が当たり周辺に噴き出る中、紫色の鋭い眼光を放つ一人の女性が出て来た。背中の黒い翼を一振りさせ、長く艶の良い黒い髪をなびかせれば、甘い誘惑の危険な香りがこちらまで漂ってくる。

「フフッ、私を呼んでくれてありがと、リオちゃん♪」
「ニャ! ラクトには私の言う事なんか聞いてくれないもんね。ルビリアナさんしか止める人が居ないんだよ」
「オレは人間や猫のリオでもどっちでも構わないよ
「ほっ、ほら、ガウラがそう言ってるしーー…ぐえっ!」

雪ウサギの長いお耳を束ねられたラクトは、そのまま魔族のルビリアナに連れ去られた。クロウ家がだけが独占するダークゲートの呪文を唱え、再び黒い靄の中へと二人は吸い込まれる。


次の日――…


やつれたラクトがひょっこり猫島に帰っていたそうな。


【後書き】

ラストは力不足のため、あっけなく終わってしまいました。
無念ですが、ブログを放置しない為にも書いて良かったと思います。
…こんなの小説ではないと思いますが、文章を上達させる為には良いんじゃないかとこれも思ってたりします。
ラクガキ描いて小説の練習…こんな形もあって良いですよね;