ひょっこり猫が我が道を行く!

カオスなオリジナル小説が増殖中。
雪ウサギが活躍しつつある、ファンタジー色は濃い目。亀スピードで更新中です。

ニコタ近況その2

2011年08月20日 22時55分20秒 | ☆ニコッとタウン

gooブログでは、大画面で画像がアップ出来ると最近知りました(爆)
ついでにこれも載せときます♪



一番最後の画像が一番のお気に入り。
これは確か…自然広場でイベントが出来たものだったと思います(※注意※これは4月のエイプリルフールでのイベントだったと思います。過去のイベントな上に、記憶が不確かなので申し訳ない;)

自分のペットとRPGもどきが出来たのが嬉しかったのです。
音楽もないしアイテム欄があっても中身はないわでかなり残念なイベントですが、今年のは回復魔法が使えたのでまだ良しとします(昨年のエイプリルフールは回復魔法は使えませんでしたよ;;)

今の海ではくじらちゃんに会えたかなぁ…確か、夜の浜辺では花火がありましたよ。
金魚すくいの夜店も置かれてましたね。私はミニゲームで点数を稼いでいないので、金魚鉢はゲット出来ないかもです。。


最近のニコタ近況でっす

2011年08月20日 22時41分28秒 | ☆ニコッとタウン





アバターコミュニティサイト、ニコットタウン(略すとニコタ)での近況その1
~ザ・メガ花~

昨年の4月に移住した雪ウサギラクト(注:向こうでの名前は変えてあります)
既に1年経過して、ニコタからお部屋アイテムの、お祝いのぬいぐるみまで頂きました。

何故ニコタに入ったのかというと…gooブログの編集画面に、でかでかと載ってたからですね。暇だったし、興味もあって覗く事にしたら、見事に自分に合ってました。今では、毎日の日課にステプ訪問に繰り出してゲーム三昧な日々を送っております。

パズルゲーム、カノンの宝石箱(フラッシュプレイヤー)は好きだし、フリマもそこそこ使える様になって、段々とニコタの中級者くらいにはなれたんじゃないでしょうか。とりあえず、ゲームのお話は今回無しの方向でメガ花の話をしましょう。

ニコタではメガ花が咲く確率は未知数だと書かれてました。
それでも、自分以外の誰かのお水やりによってもメガ化するとも言われてますね。
だけど、咲きやすい時は本当に咲きやすいし、咲かない時は全然咲かなかったです。私の場合は、7、8セット(合計80個の種)でおよそ4本メガってくれれば御の字でした(……蓮の花の時はメガりにくかった。あまりにメガりにくかったので、9セット買った記憶があります)【※注意※プレミアムショップにある、手持ち花にさせたいお花は有料で1セット70~90円くらいの値段がします。70円のを8セットだと、560円も…! 大人で、課金しないと出来ない遊びですね】

私のニコタでのお友達や、訪問してくれるニコタ住民の方々が殆ど夜に訪れてお水やりしてくれる為、夜にメガ化する確率が高いんじゃないかと考える様になりました(確定は出来ませんがねー;) 多い時では30人越えてました。今では、私の行動範囲が狭いので平均10人~くらいだと思います。

それと、ニコタのスタッフさんであるニコットさんのお庭はメガ花が多いじゃないですか。
ニコットさんトコは訪問者数が半端ないので(連日100人くらい行くのでは?)、メガ化するのも早いと思うのです。ですから、本当にメガ化させたいなら、訪問者の方を増やし、お水やりをして貰った方が確率は上がると思います♪

足跡を高速で残すか、伝言板に挨拶を残していくか――
興味のある人は、お返し訪問してくれます(私のように(爆))
というわけで、私のニコタ近況~ザ・メガ花~でした☆







真夏の夜の夢③

2011年08月15日 10時03分36秒 | 小説作業編集用カテゴリ



 真夏の夜の夢 ③


「私を喚(よ)んだ? ラクト」 

 にょ、呼びましたとも! 
 このままではガウラに冷凍蚊にされてしまうにょ。恥を忍んで言わせて貰います、マジ助けて

「ダメ」

 え

「私をほったらかしにした罰よ。そうねぇ、以前にも地獄に行った事があるんだし、もう一度逝ってみたら?」

 どうして私が地獄へ行くにょ
 酷いよ、ルビリアニャちゃん

「私の気も知らないで批判なんて、よくもそんな事が言えるわね。可愛さ余って憎さ百倍って、この事を言うのかしら」

 ル、ルビリアニャちゃん?

「…まぁ、半死になったようなもんだし、そろそろ許してあげようかな」

 うっ、うっ、ギャグなお話のハズなのに、どうしてこんな涙もろくなってるにょ
 お目めから、お水が止まらんにょ…

「…ラクト、私の血を飲んでみる?」

 にょ?

「ニャ、ニャアァ…ルビリアナさん、この蚊はラクトなの? 一体どうしてそんな事に…」
「おい、ルビリアナ。何でこの蚊がラクトなんだ。一人で話を進めるんじゃない」
「この蚊は正真正銘、雪ウサギラクトよ。この蚊から、ラクトの波動を感じる」

 は、波動てそりゃまたどこのジャンルのお話…って、大げさでも何でも、ルビリアニャちゃんが分かってるからそうなんかなぁ

「実は、こっそりラクトの部屋にデルモントの世界の蚊を一匹忍ばせたのよ。ラクトの血を吸ったらどうなるか、ちょっと見てみたくてw」

 にょ~~~!
 ルビリアニャちゃんが仕組んだにょ? やっぱり酷いにょ!

「でも大丈夫よ。我が魔族の世界・デルモントに生息する蚊なら、クロウ家の当主で上級魔族でもある私の血が勝るはず。毒の耐性もあるし、ラクトに血を吸われても体が変わるなんて事はないから」
「おい、リオはさっき吸われたぞ。大丈夫なんだろうな?」
「大丈夫よ。それにこの蚊は…まぁ、それはさておき、雹土の監獄(グラウンドサークル)を解除してくれない? これではラクトに近づけないわ」
「…分かった」

 ピシ、ピシ…パキィィィン…



 ……っ、うっうっ

「さ、早く私の腕の血を吸って」

 分かったにょ 
 では、頂きます…










******



「にょ! はっはっ、こ、怖かったにょ…」

 猫型のベッドの上で目を覚ます。
 ミンミンゼミが鳴き、白いレースのカーテンからはオレンジ色が溢れだしていた。時は夕刻を告げている。

「……悪い夢だったにょ、本当に怖かったぁ。ゾンビに追いかけられるより怖かったにょ」
「長いお昼寝ね、ラクト」
「あ、ルビリアニャちゃん…」

 自室の入り口で、黒い翼を広げたルビリアナが佇んでいた。
 今日の服装はセーラー服に似せたワンピースを着ている。

「ガウラが晩御飯出来たって。私も頂いていくわ♪」
「そ、そう。ね、ルビリアニャちゃん…」
「ん?」



 ベッドの上に腰かけ、雪ウサギラクトを膝の上に乗せるルビリアナ。
 頭を撫でてくれる彼女は、いつもと変わらずに優しく接してくれる。

「何でもないにょ…さ、ご飯食べよう」
「変なラクトね。じゃぁ、行きましょうか」

 一階のリビングルームに入ると、木材使用のテーブルには猫のリオが座っていた。
 皆で一緒に食べれるように、ガウラが赤ちゃん用の椅子を改造したのである。リオの丁度良い高さでもある。
 それぞれの指定席に座ると、丁度良いタイミングでガウラがお鍋を持ってきた。

「このスープ、リオやラクトも好きだったよな。いっぱい作ったから飲んでくれ」
「ニャオォ~ンw さっすがガウラ。いっただっきまーす」
「頂きます、にょ…?」
 
 ガウラがお鍋の蓋を取って中が見えた。中身は真っ赤な色をした、トマトスープだった。
 匂いも文句なし、カリスマレベルの出来にリオは大喜び。それぞれのお皿に盛り、皆が口付けた。

「リオ用のはこっちな」
「ちょっと薄味にしてくれたのかぁ。面倒だったでしょ?」
「リオが飲み食いする食べ物なんだ。厭わぬ事など万に一つもないさ」
「凄く美味しいわね…あら、ラクトは飲まないの?」
「にょ、あ、赤いスープはちょっと…うぇっぷ…」 

 口元に手を当てて、吐き出しそうな雪うさぎラクト。
 ガウラはそれを見て憤怒したが、リオとルビリアナに抑えられて落ち着いていた。だが、それ以上は追及しないらしい。何故なら、彼らは先ほどの珍事を目の当たりにしていたからだ。

(夢の中で蚊になって、リオやルビリアニャちゃんの血を吸ってたなんて皆に言えないしなぁ…)

「このトマトスープと私の血、どっちが美味しいのかしらね」
「!」
「気絶するほど美味だったのかしら、私の血は」
 
 ラクトの口元に付いたスープを指で拭き、そのままペロリと舐めて妖艶に微笑むルビリアナ。
 紫色の瞳が爛々と輝きに満ち、瞬き一つ出来ぬまま唾を飲み込んでしまった。 
 私の表情を面白げに眺めながら、彼女はスープの変わりにパンを差し出して食卓を共にする。
 

 嗚呼、彼女はどこまで私を翻弄するのだろう。 
 
 離されたと見せかけて、自由と勘違いした蝶は、自らの足で再び蜘蛛の元へ向かうのだ。

 蜘蛛が獲物を離すその時まで。

 異常な執着と共に今生を過ごす事となる。
 
 



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++++

あとがき

あれ、これギャグ…ギャ…グ…?
途中から怖くなってしまった。。ラクトが考える小説ってこんなもんです;



真夏の夜の夢②

2011年08月07日 21時26分37秒 | 小説作業編集用カテゴリ

 …にょ? なんだか、いつもと違うのは何でにょ。
 エル○、くまの○ーさん、特大化してませんか。





 む、この景色は…私の家の階段ではないか。てか、フワフワ飛んでるみたいってこれ夢じゃね? ちょっくら下まで行ってみよう!

「ガウラァ、ラクトここにも居なかったね」
「そうだな、ご飯食べたら後で一緒に探すか」
「ありがとガウラッ、大好き! じゃあ、頂きまっす♪」

 美味しそうな匂い。あぁ、私もお腹ぺこぺこにょ。
 よっしゃ、私もご飯にありつくぞ…って事であの白い体にw これも夢なんだし、いっただっきまーす!!
 
 カプ!
 チュー、チューw

 …おー、マイウー! 
 とろけるような血の味にょ。喉ごしも良い、最高…!
 え、最高? 美味? もっと飲んでみたいって、私、何を言ってるにょ? 

「…うぅ」
「リオ?」
「か、痒い…」
「大丈夫か、リオッ」

 ぎゃっ、何、このデカい手は!!
 ガウラ、危ないじゃん。私がここに居るのにぃ!

「リオ、どこが痒いんだ」
「お、お腹…」
「どれ…あぁ、本当だ。赤く膨れてきた。でもダニではないな…きっと蚊に刺されたんだろう」

 え、蚊? 蚊って、あの蚊だよね? 
 どこ、どこに居るにょ? 昨日退治したと思ったのに…

「ウニャアァァァ…!」
「リオ、頼むから掻き毟るな、肌が傷付く…そうだ、これを使ってくれ」

 あ、あれは…ルビリアニャちゃんがくれた鉱物にょ。治癒回復を促進する、優れ物のアクアマリンだったような…ガウラの氷を司る魔法で、鉱物自体を冷やしてるんだね。リオのお腹の赤く膨れた個所がみるみる内に治ってるにょ! 即効でリオの痒みを引かせるなんて、さすが守護獣と言われるだけあるにょ。

「ガウラ…ありがと…」
「ちょっと持っててくれ、大丈夫だ、蚊はオレが退治するから――」
「う、うん」

 ほぉ、ガウラ頼もしいにょ…って、もし今の吸血行為が私の所為なら…私が退治されるんじゃ――!

「……そこか」
「ガウラ、頑張って!」

 はぁ? …蚊だよ、蚊をもう見つけたの?
 ガウラの動体視力ってどうなってんの、てか、元々こいつは野生の獣だったにょ。だから視力自体は良かっ――

「そこを動くんじゃないぞ、一撃で仕留めてやる」
「ガッ、ガウラ凄いね! 私もドキドキしてきた」
「惚れ直してくれると嬉しい…さぁ、行くぞ」

 あんたら何アホな事言ってるにょ。
 てか、氷と包丁を同時にぶつけてくるってどうよ?
 蚊だよ? てか、私いつまで蚊なの。夢なら覚めて――ッ

「チッ、耳障りだ…弱い犬は黙って地に伏せろ、雹土の監獄・グラウンドサークルッ!」

 ギャアアアアアッ、上から雹が降ってきた! 
 当たるにょ、当たってしまうにょ! このままでは私がお陀仏になっちゃうにょ!!
 ヒエェェッ、今度は地面からツララが出て来やがった! てめっ、マジで私を潰す気にょ?

「悪いな、リオとオレの平穏の為に逝ってくれ」
「ニャ、蚊は嫌い…」
「リオ、大丈夫だ。あのサークル内からは出られない様にしてるから」

 ガ~ウ~ラ~、覚えておけにょ!
 てめっ、私をこんな所にっ、閉じ込めてっ、この先どうすんだにょっ、おバカめっ!
 うわーん、助けて、ルビリアニャちゃ~~ん!!

「私を喚んだ? ラクト♪」

 !


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真夏の夜の夢①

2011年08月07日 18時00分10秒 | 小説作業編集用カテゴリ

 真夏の蒸し暑い夜。
 ひょっこり猫島の雪ウサギラクト家にて猫型ベッドで就寝中に、耳障りな羽音が聴こえた。

 プーン…
「う…」

 プーン、プーン…
「うぅん…このっ、このっ」

 短い手で体中をはたき回すが、倒れる気配のない彼奴(きゃつ)。
 まだ血を吸い足りないのか、己の体の周りをうろついてくる。体力がなくなった隙を狙って、更なる食事にありつこうというのか。すでに二か所ほど血を吸われた頬と腕は、ぷくりと赤く膨れて熱を持つ。
 我慢出来ない痒さまで伴って、脳みそが沸点にまで達したその時、口から零れたのは侮蔑を含んだ嘲笑(あざわら)い。くまの○ーさんとエル○、猫のリオ似なぬいぐるみが窓辺にちょこんと並ぶ、ファンシーな部屋に不気味に木霊した。

「あっはっはっ、私の血を食事に選ぶなんてマヌケな蚊にょ。そんなマヌケな蚊には、あれがお似合いにょ!」

 怒髪天ならぬ、雪ウサギのお耳が天高くそそり立った時――ボリボリと頬を掻きながら、流星の如き素早さで一階の洗面所まで駆け下りていった。
 洗面台の下に取り付けられた収納庫から取り出したのは、蚊を抹殺する蚊取り線香。専用の台とライターを手に持ち、雪ウサギラクトは階段をびょんびょんと駆け登った。

 ジュボッ!

 自分の部屋に入るなり、ライターを手に持つ。アルミ製の台に乗せてうずまき型の蚊取り線香に火を点けた。
 今度こそ安らかな眠りを得られるだろう。そして、次の日の朝は奴がお陀仏になっているに違いない――ほくそ笑みながら、目蓋(まぶた)をゆるゆると閉じた。

***

【ラクト家二階、別室にて】

「コケッ、コケッ、コケコッコー!」

「ふあぁぁ、よく寝た…」
「リオ、まだ眠い…」
「ニャ、もう起きよう? 私、お腹減ったよぉ」
「よし、任せろ。リオにミルクと猫まっしぐらなご飯を用意するからな」 

 ガウラァと、甘えるような猫鳴き声で一鳴きすれば、守護獣ガウラは覚醒した。
 野性味溢れる琥珀色の瞳がリオを捕らえ、軽いキスと頬ずりをしばらく繰り返した後、木目調の洋服ダンスの取っ手にハンガーで引っかけられたエプロンを素早く装備、頭に三角巾まで括りつけた。
 別世界で作られた地上のテレビ番組やドラマを見て、主夫とやらを研究していたらしい。女が喜び、自慢したくなるような男性ぶりを愛しいリオに見せつける為だった。

 美形な青年が白いフリフリのエプロンを惜しげもなくさらし、主夫と化す守護獣ガウラ。今にも戦いに行きそうな面持ちで顔を引き締め、猫のリオを優しく抱き上げて寝室を後にする。向かった先はこの家の主で、自分たちの生みの親でもある雪ウサギラクトの部屋だった。
 
「おい、ラクト。朝だぞ。もう起きろ」
「ニャー、ラクトッ、朝だよ、起きてっ。一緒にガウラのご飯食べよう♪」
「リ、リオ…」
「ガウラが作ってくれたご飯は美味しいよっ」
「…ラクトに作るご飯は無いが、優しいリオがこう言ってるんだ。さっさと起きろ、雪団子」

 白い扉に猫の肉球まで再現したドアノブは、完全に雪ウサギラクトの趣味だった。
 異世界人であるリオを猫の姿にするほどの猫好き、その上ひょっこり猫島や猫型の家まで作る始末。呆れを通し、一撃でも喰らわそうとしたが、リオからの説得もあり共に居座る事にした――
 
「…起きないな、いつもならすぐに飛び起きるんだが?」
「ちょっと中を覗いてみようよ」

 びょんっと、猫のリオはドアノブ目掛けて飛びかかる。両手でガチャリと器用に開け、部屋のど真ん中まで移動した。猫型のベッドによじ登り、主不在のシーツと枕しか確認出来なかった。

「あれー? 居ないね」
「珍しいな、奴がオレ達より早起きするなんて」
「きっと、ラクトもお腹が減ってたんだよ。もう食べてるんじゃないかな」
「そうだな、奴はよく腹をすかせてるし、既に食べ終えてるかもしれない」
「ニャ、私達も一階に降りよう」

 二人はラクトの部屋のドアを開けたまま、一階まで下りて行った。


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