のち
早朝から雨が降って、昼頃には雨足がかなり強くなりました。千葉県や東京23区西部では一時、洪水警報が出たくらいです。台風シーズンよりひどい爆弾低気圧も襲来したそうで、そのせいか一日中眠くて仕方ありませんでした。
洗濯も外出もせず、出来るだけ体を休めるようにしましたが、眠りかけると息子や妹から電話がかかって来て、結局、体も気分もあまり安まりませんでした。
読書を少しして、午後は『おかしな刑事』再放送を視聴。「明智伝説がつなぐ転落したい！光秀は生きていた？」などというサブタイトルのせいです
しかし、今これを再放送するのは、やはり「狙って」のことですよね。以前にも観た記憶がかすかにあるのですが……事件そのものは光秀生存説とは何の関係もありませんでしたが（このシリーズにありがち）、東照宮前の天海像や陽明門の桔梗紋に明智平のロケ映像も見られたのは、ちょっと得した気分です。
しかし父娘刑事のお気楽観光もの、と思わせて事件そのものは悲惨だったり救いがなかったり後味悪かったりするのも、このシリーズの特色かもしれません。今回も被害者が酷いヤツ過ぎて、殺人の罪を犯してしまった人たちがむしろ気の毒でした。
続けて『相棒』再放送の「パスワード」。こちらは何回か観たエピソードですが、何とも切ない話です。
夜は夜でEテレ【グレーテルのかまど】に続けて観た【100分de名著】の『黒い皮膚、白い仮面』が、今週も面白かったです。「面白い」と言うと語弊がありますが。
差別の内面化、「外」からの視線により自らを規定すること。一方、それらによる自己否定に陥らないための「ネグリチュード」もまた、新たな分断にきっかけを与えてしまう——この堂々巡りがどこへ向かうのか、いろいろなことを考えさせられます。
