一時
昨夜も早く床に就き、たびたび目を覚ましながらも、さほど寝坊せず起きられました。
雨が降るとの予報が出ていたため、洗濯物はベランダでも雨が当たらない場所に外干ししました。
【題名のない音楽会】を観た後、以前から行きたかったSOMPO美術館の山下清展へ今日こそ行こうと思い立ちました。
電車に乗って新宿へ向かい、まずお昼を食べることに。駅構内にもレストラン街がありますが、ルミネの地下にイートインが幾つかあることを思い出し、韓国惣菜の《カンナムデリ》に寄りました。イートインと言っても、ちゃんと奥まった場所に飲食スペースがあり、他のお店より落ち着いた雰囲気でした。今更ながらチョ・ナムジュの『82年生まれ、キム・ジヨン』を読み始めたこともあり、良いタイミングとも思ったのです。
いただいたのはトップ画像のビビンバセット。コムタンスープにチヂミを添えたミニサラダも付いて美味しかったです。冷麺&キンパも美味しそうでした。やはり「困ったときの韓国料理」ですね(一部例外もあり)。
と、そこまでは良かったのですが——
新宿西口の京王線側からSOMPOビルは見えているのに意外と遠く、思ったより歩かされ、湿度の高さもあって汗だくになりました。
ようやくコクーンタワーのエレベーターに乗って外に出た瞬間、雨が降り始めました。晴雨兼用傘を持っていましたが、ほぼ土砂降りです。それでも美術館前に行ってみたところ、外からでも館内が既に混み合っているのが見え、更に前の歩道にも長蛇の列が……さすがにこの雨の中に並ぶのは嫌だと思い、早々に諦めました。会期終了が近く、まして夏休み最後の週末ですから、この混雑は予想してしかるべきでしたね。行く予定が立たなくとも前売りチケットを買っておけば良かったです。
雨に打たれながら、とりあえず看板の写真だけは撮りました。
というわけで、今日の自分はただ「新宿へ行ってお昼を食べただけの人」になってしまいました。デパートなどでお茶菓子でも買おうかと、ちょっとだけ考えましたが、それより早く帰りたいと、京王線のホームへ急いだのですが——
下り階段の最後の一段で足を踏み外して転倒、右膝を強打しました。
人が行き交うそんな場所で転んだ老女に「大丈夫ですか?」と声を掛けてくれる人もいましたが、杖にすがり、手すりを掴んで、どうにか自力で立ち上がることができました。
杖を持っていたのにこのありさま。展覧会が見られず気が抜けていたのか、早く帰ろうと逆に気がせいていたのか……
よろめきながらもホームに辿り着いてから娘に電話して、念のため娘の最寄駅まで迎えに来てもらうことにしました。ついてはそこから別ホームへ移動する必要ができましたが、それにはさすがにエスカレーターを使いました。
折りよく来ていた特急に座ることもできて、まずは一安心。膝が痛むとは言っても歩くことができるのだから、骨折などはしていないようです。
以前から新宿駅のバリアフリー不備(JRも京王線も)をdisってきた自分、駅に逆襲されてしまったのか、その不備を身を以って証明することとなったのか……
そう言えば、数年前のクリスマスシーズンに京王プラザホテルの前でも盛大に転んだことがありました。新宿西口は自分にとって鬼門なのでしょうか。その時は娘が一緒でしたが、このたびは黙って一人で遠出などするからだと怒られました。なお、自分たちの住む地域では雨など降らなかったそうです。
ともあれ乗り換えもなく駅に着き、ショッピングセンターで娘と待ち合わせました。まずはどこかで休みたいと思い《Afternoon Tea》へ。打ち付けた所も痛むけれど、それにも増して精神的ショックも大きく、いつもよりちょっと良いお店で厄落とししたかったのです。
スコーンとミルクティーのクリームティーセット。娘はアイスチャイを頼みました。母娘ともにヤケ酒ならぬヤケ紅茶をキメ、少しは気持ちも落ち着きました。
その後は娘の買い物にちょっとつきあい、自分はドラッグストアでロキソニンテープと膝用サポーターその他を買いました。更にスーパーで食料品も買い、パン屋さんにも回り、帰途は娘の勧めもあってタクシーを使いました。娘には余計な心配をかけてしまい、申し訳ないです。
帰宅後、ぶつけた所を見るとすごく腫れていました。実は帰る前も、スパッツの上からでも判るくらい突出していたのですが、脱いでみると変色もしていました。つまり内出血です。ネットを見ると、打撲による腫れはいわゆる「たんこぶ」と同じで、とりあえず冷やして安静にするくらいしかなすすべはないようでした。内出血があるということは、むしろ安心して良いのかもしれませんが。
というわけで、買って帰ったロキソニンテープを貼り、その上に小さい保冷剤を当ててサポーターで固定し、足を高くしてしばらく横になりました。夜になってシャワーをする前にサポーターを外してみたところ、腫れはかなり引いていました。週末は各病院・診療所とも休診ですし、当面はこれで様子見ですね。痛みが増すようだったら、ロキソニンの錠剤も使った方が良いかもしれません。
夜のTVは土曜日恒例【世界ふしぎ発見】と【新美の巨人たち】。ふしぎ発見はK-POPアイドルを「花郎(ファラン)」の末裔と見立てての取材。韓国の小説を読み、お昼に韓国料理を食べ、夜も韓国関連番組を観る——と、予期せず韓国尽くしの日となりました。美の巨人たちは群馬・四万温泉の積善館。『千と千尋の神隠し』の油屋のモデルの一つとなったと言われる旅館ですね。ここも憧れの場所の一つです。
実は夕方、DVDで『古畑任三郎』のスピンオフ作品『古畑中学生』も観ました。デアゴスティーニ分冊シリーズがアマゾンでも分冊として売られるようになっていたことを知り、購入したものです。再放送されたことのないエピソードなので、本放送以来の視聴となりましたが、けっこう憶えているものですね。それだけ印象深かったということです。古畑少年の「シャーロック・ホームズかぶれ」の言動が、単なるパロディや本歌取りではなく、犯人の企みの一部となっているという構成が見事。そして初っ端からミスディレクションされる「あの人」が、やはりカッコいいです。
昨夜も早く床に就き、たびたび目を覚ましながらも、さほど寝坊せず起きられました。
雨が降るとの予報が出ていたため、洗濯物はベランダでも雨が当たらない場所に外干ししました。
【題名のない音楽会】を観た後、以前から行きたかったSOMPO美術館の山下清展へ今日こそ行こうと思い立ちました。
電車に乗って新宿へ向かい、まずお昼を食べることに。駅構内にもレストラン街がありますが、ルミネの地下にイートインが幾つかあることを思い出し、韓国惣菜の《カンナムデリ》に寄りました。イートインと言っても、ちゃんと奥まった場所に飲食スペースがあり、他のお店より落ち着いた雰囲気でした。今更ながらチョ・ナムジュの『82年生まれ、キム・ジヨン』を読み始めたこともあり、良いタイミングとも思ったのです。
いただいたのはトップ画像のビビンバセット。コムタンスープにチヂミを添えたミニサラダも付いて美味しかったです。冷麺&キンパも美味しそうでした。やはり「困ったときの韓国料理」ですね(一部例外もあり)。
と、そこまでは良かったのですが——
新宿西口の京王線側からSOMPOビルは見えているのに意外と遠く、思ったより歩かされ、湿度の高さもあって汗だくになりました。
ようやくコクーンタワーのエレベーターに乗って外に出た瞬間、雨が降り始めました。晴雨兼用傘を持っていましたが、ほぼ土砂降りです。それでも美術館前に行ってみたところ、外からでも館内が既に混み合っているのが見え、更に前の歩道にも長蛇の列が……さすがにこの雨の中に並ぶのは嫌だと思い、早々に諦めました。会期終了が近く、まして夏休み最後の週末ですから、この混雑は予想してしかるべきでしたね。行く予定が立たなくとも前売りチケットを買っておけば良かったです。
雨に打たれながら、とりあえず看板の写真だけは撮りました。
というわけで、今日の自分はただ「新宿へ行ってお昼を食べただけの人」になってしまいました。デパートなどでお茶菓子でも買おうかと、ちょっとだけ考えましたが、それより早く帰りたいと、京王線のホームへ急いだのですが——
下り階段の最後の一段で足を踏み外して転倒、右膝を強打しました。
人が行き交うそんな場所で転んだ老女に「大丈夫ですか?」と声を掛けてくれる人もいましたが、杖にすがり、手すりを掴んで、どうにか自力で立ち上がることができました。
杖を持っていたのにこのありさま。展覧会が見られず気が抜けていたのか、早く帰ろうと逆に気がせいていたのか……
よろめきながらもホームに辿り着いてから娘に電話して、念のため娘の最寄駅まで迎えに来てもらうことにしました。ついてはそこから別ホームへ移動する必要ができましたが、それにはさすがにエスカレーターを使いました。
折りよく来ていた特急に座ることもできて、まずは一安心。膝が痛むとは言っても歩くことができるのだから、骨折などはしていないようです。
以前から新宿駅のバリアフリー不備(JRも京王線も)をdisってきた自分、駅に逆襲されてしまったのか、その不備を身を以って証明することとなったのか……
そう言えば、数年前のクリスマスシーズンに京王プラザホテルの前でも盛大に転んだことがありました。新宿西口は自分にとって鬼門なのでしょうか。その時は娘が一緒でしたが、このたびは黙って一人で遠出などするからだと怒られました。なお、自分たちの住む地域では雨など降らなかったそうです。
ともあれ乗り換えもなく駅に着き、ショッピングセンターで娘と待ち合わせました。まずはどこかで休みたいと思い《Afternoon Tea》へ。打ち付けた所も痛むけれど、それにも増して精神的ショックも大きく、いつもよりちょっと良いお店で厄落とししたかったのです。
スコーンとミルクティーのクリームティーセット。娘はアイスチャイを頼みました。母娘ともにヤケ酒ならぬヤケ紅茶をキメ、少しは気持ちも落ち着きました。
その後は娘の買い物にちょっとつきあい、自分はドラッグストアでロキソニンテープと膝用サポーターその他を買いました。更にスーパーで食料品も買い、パン屋さんにも回り、帰途は娘の勧めもあってタクシーを使いました。娘には余計な心配をかけてしまい、申し訳ないです。
帰宅後、ぶつけた所を見るとすごく腫れていました。実は帰る前も、スパッツの上からでも判るくらい突出していたのですが、脱いでみると変色もしていました。つまり内出血です。ネットを見ると、打撲による腫れはいわゆる「たんこぶ」と同じで、とりあえず冷やして安静にするくらいしかなすすべはないようでした。内出血があるということは、むしろ安心して良いのかもしれませんが。
というわけで、買って帰ったロキソニンテープを貼り、その上に小さい保冷剤を当ててサポーターで固定し、足を高くしてしばらく横になりました。夜になってシャワーをする前にサポーターを外してみたところ、腫れはかなり引いていました。週末は各病院・診療所とも休診ですし、当面はこれで様子見ですね。痛みが増すようだったら、ロキソニンの錠剤も使った方が良いかもしれません。
夜のTVは土曜日恒例【世界ふしぎ発見】と【新美の巨人たち】。ふしぎ発見はK-POPアイドルを「花郎(ファラン)」の末裔と見立てての取材。韓国の小説を読み、お昼に韓国料理を食べ、夜も韓国関連番組を観る——と、予期せず韓国尽くしの日となりました。美の巨人たちは群馬・四万温泉の積善館。『千と千尋の神隠し』の油屋のモデルの一つとなったと言われる旅館ですね。ここも憧れの場所の一つです。
実は夕方、DVDで『古畑任三郎』のスピンオフ作品『古畑中学生』も観ました。デアゴスティーニ分冊シリーズがアマゾンでも分冊として売られるようになっていたことを知り、購入したものです。再放送されたことのないエピソードなので、本放送以来の視聴となりましたが、けっこう憶えているものですね。それだけ印象深かったということです。古畑少年の「シャーロック・ホームズかぶれ」の言動が、単なるパロディや本歌取りではなく、犯人の企みの一部となっているという構成が見事。そして初っ端からミスディレクションされる「あの人」が、やはりカッコいいです。