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"300" 原作を読んだ(見た)ら次はこれだ!
原題は "300 Spartans"。
実はAmazonじゃなくて新☆堂店頭で購入しました。FOXの「スタジオ・クラシック」シリーズを置いてあるお店なら、普通に入手できると思います。
冒頭、現代のギリシャからはいって紀元前5世紀の世界へ。
まず、延々と続くペルシャの大軍に度肝を抜かれます(後に「全部通り過ぎるのに六日かかった」との台詞あり)。各軍団や隊ごとにコスチュームも全部違うし、この頃(1962)のハリウッドはまだまだ元気だったのねえ…
そして、フランク・ミラー描くペルシャの近衛兵(?)のコスチュームがこの映画のまんまだということも判りました。
スパルタ側が真っ赤なマントに丸い大盾と槍を携えているというところも共通していますが(マントの「中」がどうなっているかはさておき)、これは史実通りということなのでしょうか。
レオニダス王のリチャード・イーガン、初めはいわゆる「脳筋」タイプに見えたのですが(すみません)、次第にカッコよく思えて来ます。情理わきまえて、名誉と誇りを重んずる、いい王様じゃないですか。
彼を始め出演者はよく知らない人たちなのですが、アテナイのテミストクレス役で、この時既に「サー」を冠していたラルフ・リチャードソンが出て、箔をつけています。
デイヴィッド・ファーラーのクセルクセス大王は、見た目はなかなか格調高いのですが、言動がバカ殿です…。専制君主なんてそんなもの、ということを表したいのかも知れませんが。
そして、この史劇が現代に何を訴えたかったかということは、ラストのナレーションで明らかになります。
そんな種明かしは興ざめなことが多いのですが、これについては、割と素直に納得できました。
その他、新作映画でデイヴィッドがやるんじゃないかな?と言われている「あの役」について、ああいう出方をするのか!と思ったり、『総攻撃』で副主人公とも言える「彼」は、"300" で言うとアレとあっちを兼ねたような感じなのかも、と感じたり、あれこれ比較してみるのもなかなか楽しかったです。
余談ですが、この映画を観て驚いたのが「英語が聴き取り易い」ということ。いや別に驚くことはないのかも知れません。史劇だから、固有名詞をはっきり伝えるためにも、格調を持たせるためにも尚更わかり易く発音してくれているのでしょう。
でも、現代のオーストラリア英語が聴き取れないからと言って、別に恥じゃないよと思い、ちょっと安心したり(笑)。
ヒアリングの勉強には、1960年代くらいまでの映画を観る(聴く)というのも有効だと、昔言われたことを思い出しました。
えええっ!?「総攻撃」には、300でデイヴィッドがやるんじゃないかなといわれている役に相当するヒトも出てくるんですか?それはやっぱり見たい・・・
コメントお寄せ下さいましてありがとうございます。
そうそう、この時点ではDWの役ってEさんじゃないの?いやまさか…などと言われていたんですよね。
Diliosでよかった…と思います。