今日も晴天でしたが風が強く、昨日とは打って変わって寒かったですね。
さて、かねてより一部レミゼファンの間で話題になっていたBBCドラマ版『レ・ミゼラブル』ですが、このたび主要キャストが発表になりました。
BBC NEWS
Broadway.com
第一報はツイッターから。明日にはこのブログの「ツイッターまとめ」でリツイート元も上がって来ると思います。
とりあえず主な出演者として
ジャン・ヴァルジャン:ドミニク・ウェスト
ジャヴェール:デヴィッド・オイェロウォ
ファンティーヌ:リリー・コリンズ
等の名前が上がっています。その他のキャスティングについては、既に IMDb に作品ページがありますので、そちらをご覧ください。マリウス役ももう決まっているようです。
このドラマ化については、2016年には日本の映画情報サイトでも記事が出ていました。
シネマトゥデイ
映画.com
その後どうなったのか気がかりでしたが、ちゃんと企画進行していたんですね。
それにしてもドミニク・ウェストさんのヴァルジャン……想像できるようなできないような。
ジャヴェール警部がオイェロウォさんというのも英断と言えるかもしれません。ミュージカル舞台では、25周年記念コンサートにも抜擢されたノーム・ルイス氏など、アフリカ系俳優さんが出演した例もありますが……
しかしオイェロウォさんも実績ある役者さんだし、原作ジャヴェールの「徒刑囚とジプシー女の間の子」というマイノリティ設定をこういう形に改変したのかもしれません。また、アレクサンドル・デュマ(大デュマ)の父、デュマ将軍(ハイチのクレオール出身)の例もあるように、同時期の北米よりは社会的地位のある黒人設定もあり得るのではないでしょうか。
そう言えば、1998年のリーアム・ニーソン主演映画『レ・ミゼラブル』では、アンジョルラスがアフリカ系でした。もっともあの映画では、マリウスがほぼアンジョの役割も兼ねていましたが。そのアンジョルラス及びABCの仲間たちが新ドラマでどう描かれるかも気になるところです。
『レ・ミゼラブル』は世界各国で戦前から何十回も映画化されていますが、ドラマ化作品もこれが初めてではなく、かつて話題になり人気も高いジェラール・ドパルデュー&ジョン・マルコヴィッチ主演の英仏合作版(2000)の他、英・仏、またイタリア等に於いて、過去何度も企画されています。
2000年版ドラマも全長版は6時間あったけれど、それでもなお「ダイジェスト感」が拭えないという……まったくおそるべき原作ですが、『戦争と平和』の実績もあるBBCのお手並みに期待します。そして、日本でもまたNHKで放映してくれると信じて、続報を待ちたいと思います。
※追記:1/11になって、シネマトゥデイにも記事が出ました。
BBCドラマ版「レ・ミゼラブル」キャスト発表!
それにしても、キング牧師も演じているオイェロウォさんはともかく、ドミニクさんの出演作としては何をお薦めすればいいのか……シネマトゥデイ記事では『300』が挙げられていますが